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往復6時間掛けて映画「D&D」観に行ったらバカ面白かったので皆も見ろのレビュー日記

【この記事のまとめ】

「100点満点の娯楽映画」が好きなら見ろ!!!!!!!
極限まで詰め込まれた「楽しさ」「気持ちよさ」の連続でハッピーになれる映画だぞ!!!!
D&D知識はマジック・ザ・ギャザリング経由しかない俺でもめちゃくちゃ楽しめたぞ!!!!

【この記事を書いた理由】


「なんか映画見てえな~、それかちょっと遠出してえな~」ってタイミングで「D&Dの映画、死ぬほど面白いけど全然広まってない!」って評判が目に飛び込んできました。
自分は「頭を使わなくて面白いだけの映画」がめちゃくちゃ好きなので、せっかくだしと片道3時間掛けて博多まで行って観ることを決意。(なんと長崎のど田舎では上映してないぞ!)ヘトヘトになりながらキャナルシティ博多のユナイテッド・シネマに駆け込み、実際にその目で見てみたところ、マジで死ぬほど面白かったので、皆も見ろ!!!!!!!!というメッセージを伝えたいと思い、今帰ってきたその足でPCの前に座ってこれを書いています。

映画「ダンジョンズアンドドラゴンズ/アウトローたちの誇り」なんですが、日本人に馴染みのない原作の映画なせいで、声優やギャグをプッシュしためちゃくちゃピンボケ気味のプロモーションが為されてます。

そのせいで「これはダメそう……」ってなってる人多いみたいで、実際かなり苦戦しているっぽいので、この記事で1人でも観に行く人が増えるといいなと思ってます。

いや実際、平日昼の4DXってのはあったけど自分込みで4人しか居なかった辛さ……。公開5日めだぞ……。

プロモーションの例はこんな感じ。

これで「濃密なファンタジー世界から繰り出される超おもしろ冒険映画」って判断するの無理だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

【どこが面白かったの】

全部。

「いや全部ってなんやねん、感極まったオタクのふせったーとちゃうねんぞ」って言われそうなんですが、とにかくスクリーンに映るあらゆるものが「お前らこういうの好きだろ!!!!!!!」で作られているため、とにかく2時間ノンストップで楽しめる凄い映画でした。
クソデカいポップコーン買ったのに食べる暇が無かったくらい。

最新技術で描かれるフォーゴトン・レルムの世界。
落ちこぼれで社会の負け犬、だけど冒険を通して大きく成長する主人公パーティのメンツ。
小気味のいいユーモア全開のキャラ同士の会話。
これまた最新技術でダイナミックに描かれる剣と魔法のバトルシーン。
知恵とマジックアイテムを駆使して作戦を立てて目的を遂行する展開。

どれも一言で言えば「王道」なんですが、とにかく2時間余すところなく使ってスクリーンの前の人間を徹底的に気持ちよくするように作られていて、「最高!!!!」と叫びました。

Twitterで言ってる人が居たのですが、まさに「子供の頃金曜ロードショーでやってたワクワクとドキドキをかきたてられるタイプの映画」という感じなんですよね。

「ファンタジー冒険映画」の期待に十全に答えて、予想を上回るハッピーエンド……というお手本のような「誰が観ても楽しくなる映画」だと思います。UFOに乗ってやってきた宇宙人に「映画というのはこういうものだ」と教えるのにピッタリの一本。

【面白そうだけどD&DとかTRPGの知識一切無いんだよね】

大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!

シナリオ進行に理解が必要な単語は全部作中キャラが説明してくれるし、そうでない世界観を匂わす地名なんかの単語はサラッと流されるので、前提知識が無くて困るパートは全く無いです。

脚本の練り込みが素晴らしく、主人公たちの会話のやり取りを通して的確に必要な情報を提示してくれるので「これ今何やってんの?/何しようとしてんの?」と疑問が挟まる余地が発生しない作劇になってます。超えらい。

それはそれとして、各種作中のイベントや小ネタでD&Dの知識があるとさらに楽しめる作りになっている……らしいです(俺は知識がない側なので断言できない)。

(4/5追記)

【ここ好きポイント(ネタバレなし)】

・開幕からめちゃくちゃ仲が良い主人公エドガンとホルガ。
そして、開幕~タイトルロゴまでに描かれるのがほぼ全て犯罪行為

・毎回ひたすら近接攻撃で相手をボコボコするホルガ姐さん。
それでいて、夫と上手く行かなくてしょんもりしたりする一面も。

・これはみんな言ってるけど、ドルイドのドリックがとにかく可愛いし超チート。
「吹き替えが素人の人で気になる」という感想を事前に観てたけど、忌み子として捨てられて森でエルフと育った……という出自にはうまくハマってて全然気にならなかった。
アウルベアのぬいぐるみ出してください。

ドラゴンが可愛い。
何がどうなってドラゴンが「可愛い」になるのかはネタバレなので伏せますがめちゃくちゃ可愛いです。
ぬいぐるみ出してください

・序盤中盤ボロクソ言われながらも、アクの強いマジックアイテムを「えっそんな使い方すんのそれ!?」で窮地を切り抜けまくるエドガン。
ドラえもん映画でみんなが総立ちするアレが何度も見れる神映画。

・イケメンでマッチョで意味わからんぐらい強いパラディンのゼンク。
まっすぐ歩いて帰っていくシーンがドツボ。

【ここ好きポイント(ちょっとネタバレあり)】

・「絶対これ終盤回収されるんだろうな~~~~」ってセリフの予想を上回る使い方での回収。これが嫌いなオタクは居ねえ!!!!!って劇場で感動しました。

・ラスボスが囲んで袋叩きにされるところ。
「通常攻撃で削る」って映像化するとこうなるよなあ!!!ってゲラゲラ笑ってしまった。

【最後に】

そんなわけで、雑記みたいになりましたが映画「D&D」めちゃくちゃ面白かったの記事でした。
自分は「関心はあるけど……」ぐらいの温度感の映画に関しては、他人のネタバレあり感想を観て観に行くのが好きなので、同じタイプの人がこの記事を読んで映画を観に行ってくれればなと思います。

この上映規模的に、明らかにめちゃくちゃ早く終わる気配があるので、興味がある人は早めに観に行くのをおすすめします。

それでは!


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