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実は、お弁当は陰の功労者だった

私の一日のスタートは次女と夫のお弁当作りから。
数年前まで長女の分も作っていたけれど
今は一人暮らしをしているためお役御免に。

お弁当作り無縁の方々からは
「大変だね~」「私は無理~」なんて
言われることもあるけれど
必要に迫られている私が
そう思ってしまったら・・・辛いよね

早起きして朝一番に苦痛なことするって
それを毎日しなきゃいけないって
しかも何年も続けなければならないって
考えただけで辛い、、、辛すぎる、、、

次女は幼稚園から小学校、中学校、
高校の今もずっとお弁当
食物アレルギーがあるから。
アナフィラキシーも

彼女は給食を知らない

「給食に負けないお弁当を作ろう!」

と、奮闘してきた・・・特に小学生の頃は。

給食は・・・

・栄養バランスもプロが考えてくれて
・毎日献立が違っていて
      (今どきは多国籍料理も!)
・温かいものや麺類も食べられる 
       (ソフト麺懐かしい~)
・お出汁もちゃんととってくれる
       (地元の小学校)
・しかも低価格

給食おそるべし・・・


私自身、子どもの頃は給食が好きだったので
何となく次女に対しての
後ろめたさのようなものもあり
給食を意識していたのだと思う

奮闘と書いたけれど、それを心から楽しんだ


何かを長く続ける過程で
必ずその中から絶対的な学びがある

気づきがある

だからこそ続けられるのだと思う


小さな箱に
めいいっぱいの愛を詰める
おかずがメッセンジャーになって
細胞の隅々まで届けてくれる

そしてそのメッセンジャーは
言葉で足りない部分を
補ってくれている気がする
、きっと。
いや、絶対。

長年コツコツと。

お弁当のお陰で・・・
家族は私に何か物申したい言葉を
グッと飲み込んでくれたことが
幾度となくあったに違いない

だから本当は私自身が
救われているんだと思う


そこのとこ見えないからね…
こちらから歩み寄って
気付くしかないのよね。

「ランチタイムに
しっかり癒しといたよ」
「嬉しそうに食べてたよ」

戻ってきたお弁当箱のふたをそっと開けると
空っぽの中からそんなささやきが
聴こえてくる

【今日の気づき】

見えないものからの囁きは
心に届く 
歩み寄って心で聴く


#主婦 #お弁当 #家事 #言葉 #家庭料理 #楽しく生きる #気づき
#エッセイ  




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