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02 外回り整備 糸島の自然を守る浄化槽<ホームセンターが福岡の人気エリア・糸島で、空き家をリノベしてみる>

 ホームセンターが本業である私たちにとって、初めての挑戦となる空き家の再生「GooDayHouseプロジェクト」。どうやって進めていくかも試行錯誤!まずは物件購入後の外回りの改修に着手しました。


生活環境と自然環境を守る、浄化槽の設置

 

 今回購入した物件は約450平米の庭付き物件。空き家になって3年の間に、庭の草木は伸び放題となっていました。

 空き家をリノベする際には、何を活かし、何を残すかの選別が必要になります。GooDayHouseでは、庭を広く活用するため、もともとあった庭木や、敷地境界の外構の一部は撤去することに。これらや基礎工事などは専門業者さんにお願いして整備を進めました。
そして、新たに敷地内に『浄化槽』を設置しました。

 糸島市は下水道処理人口普及率68.7%(R3年度末※)ですが、GooDayHouseは糸島の市街地、家の三方は畑に囲まれた場所にあり、下水道が未整備地域なのです。
(ちなみに下水道処理人口普及率は全国80.6%、福岡県は83.7%(※)一般的に人口が密集していない地域はコストの問題もあり下水道の普及率が低いそうです。)

 白く舗装されている箇所、地中に浄化槽が設置されています

公共下水道と浄化槽

浄化槽は汚水をきれいにしてから排水するための設備です。
公共下水道が整備されている地域では、水栓トイレの排水は下水管を経由して下水処理場で処理され、河川へ放流されます。
公共下水道のない地域は、汚水を流さない汲み取り式トイレ(汚水を便槽にためバキュームカーで処理する)とするか、各家庭の敷地に設置する浄化槽で浄化してから用水路や河川に流します。
浄化槽は生活環境、自然環境を守るための重要な役割を担っています。
(ちなみに糸島市では浄化槽設置の補助金制度もあるようです!)

 

 糸島の魅力の一つである豊かな自然。その環境下で便利で快適な暮らしをしていく上では、住まいや設備がその環境を壊す原因とならないように、地域や自然と共存していくように整えていくことも必要です。

最近は自然環境の良さを理由に地方移住を考える人も増えていますが、都心部に住んでいる人は「下水道があるのは当たり前」と思っている人の方が多いのではないでしょうか?こういったことを理解しておくと役立ちそうですね。

屋内の改修の方向性を決定

 外回りの整備を進めると並行して、社内で議論を進め、屋内の改修の方向性を定めていきました。

 

【1階】
社員研修などにも使える広いコミュニティスペースを作る。地域の方々も集えるように。
内装デザイン・工事を行う設計施工事務所<デザイン見聞録>さんに監督・アドバイザーに入ってもらう。
グッデイ社員はレクチャーを受けながら施工・改修に取り組む

【2階】
既存の間取りを活かし、取引先メーカーの協力を得て、販売する商品を試しながらリノベーションをしていく。
実際の生活空間のイメージの中で仕入れ商談を行うこともできるスペースに

(1階、2階のそれぞれの様子は今後お知らせしていきます!)

「めくってみたら…」”当たり”物件!

 1階を総監督してくれるのはデザイン見聞録の細川さん。
細川さんいわく、「家の柱や床の状態が非常に良く、木材が乾燥している。構造物の作りもしっかりしているので、ここは”当たり”の物件」とのこと。
中古物件は、床や壁、天井の裏などの見えないところは「正直、めくってみないとわからない」そう。
グッデイハウスはお向かいの住宅以外は家の三方が畑に囲まれており、風通しが良いことも”当たり”となった理由の一つと考えられます。

 

 今回は広い空間を作るために、ダイニングキッチンと隣接する2部屋の壁を解体・撤去することに。施工に入ったグッデイの社員も、壁をぶち抜くのは初めての経験!監督の”教え”に従い、大事な柱を残して着々と壁と天井を撤去していきました。

天井を剥がしてみてわかったことは、グッデイハウスは家の骨格となる梁(はり)がとても立派だということ。一本木を使っており状態が良いことからあえて、この梁を見せるスタイルでいくことにしました。

 

一通り解体を終えてコミュニティスペースとなる広い空間が生まれました。ここからいよいよ造作に入ります。

 次回は、その様子をお知らせ、、、、の前に、お世話になる糸島の地域の皆さんへのご挨拶の様子をお伝えします!お楽しみに♪
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日本下水道協会 令和3年度末 下水処理人口普及率データより


◆本シリーズはこちらからご覧いただけます





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