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かつて惚れ薬と呼ばれていた!?ルッコラの優れた効能と家庭菜園🌈

別名「ロケット」と呼ばれている『ルッコラ』。

イタリアやフランスで、サラダとして食べられているハーブ(野菜)です。

辛みと苦みが特徴で、ごまのような風味もあり、日本でも、ピザやパスタ、炒め物やスープなど、様々な用途で使われています。

カロテンも小松菜より多く、ビタミンC・Eも多いため、ハーブ界では『ビタミンのエース(ACE)』とも呼ばれています。

カルシウムは、ほうれん草の3.5倍。

その他にも、鉄分・葉酸・カリウム・ビタミンKが豊富に含まれています。

ルッコラは、『イソチオシアネート』と呼ばれる辛み成分(イオウ化合物)があるのが特徴。これは、キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の植物にも含まれている成分です。

イソチオシアネートは、発がんを抑制する効果があるとされており、人間の体内で、活性酸素を害の少ない物質(酵素や金属)に変える働きを持っています。

これらの働きは、『スカベンジャー』と呼ばれ、酵素には、細胞が酸化されるのを防ぐ『抗酸化作用』があります。

食品に含まれる栄養素の中にも、スカベンジャーと同じ機能を持つのが、カロテンやビタミンC・E。

これらの栄養素を同時に摂ることができるのが、ルッコラなんです。


そんな様々な効能のあるルッコラですが、ローマ帝国の時代、『惚れ薬』の効果があるとされ、話題になりました。

当時は、大規模な生産が行われていなかったため、非常に貴重な食材でした。

ルッコラには、抗酸化作用のほか、体内でビタミンAに変換されるため、粘膜・皮膚・免疫機能を正常に保つ働きや、視力を維持する働きもあります。

体内だけでなく肌や免疫力、視力まで維持出来る働きを持っているということです。

その効果から、当時、『惚れ薬』と呼ばれていたかもしれません。


どの環境でも比較的育てやすい『ルッコラ』。

ルッコラは1年草で、発芽率が高く、また病気もほとんどしないため比較的栽培しやすいハーブです。

唯一の難点としては、アブラムシやアオムシなどの虫がつきやすい点。

種を蒔いてから2ヵ月ほどで収穫できるため、プランターでも栽培でき、家庭菜園にも向いています。

栽培する場合は、水はけがよく、湿り気があり、有機質を多く含んだ栄養豊富な土で、かつ日当たりの良い場所を選んでください。

また、ルッコラの種は小さいので、あまり深い場所には埋めず、土を少し削って種を蒔いて、軽く土をかぶせてあげるだけでOKです。

ルッコラは、春と秋、二つの季節で種を蒔くことができます。

土がなくても育てられるので、苗から育ててすぐに収穫できるのも嬉しいポイントです。

ルッコラは、花が咲く前に収穫しなければ葉が固くなってしまいますので、出来るだけ早めに収穫するのをおすすめします😌

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