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【雑記】過集中とポモドーロ・テクニック/原稿追い込み時のおとも

ポモドーロ・テクニックのすすめ

執筆中、スマホで流している作業用BGMの洋楽が、まったく耳に入らなくなる感覚。
脳みそをラップでくるまれているような、現実から隔絶された感覚。

創作活動をしているとしばしばこんな状態に陥ることがあり、ちなみに今現在もそんな状態でこの記事を書いている。
流している日本語の音楽の、歌詞が頭に入ってこない。音としてのみ認識しているので意味が理解できないのである。

あと、パソコン画面以外の周囲の景色が見えなくなる。ペン立てや時計に目を移しても、「……?」となる。「1時」「ペン」「青色」など、物や色が認識できない。なんかあるな~、みたいな感じ。

これが過集中状態である。
ちなみにADHDやASDの人はこの状態になることが多いのだそう。

この状態になるとめちゃめちゃ執筆が捗るのだけれど(若い頃は16時間ぶっ通しとかで執筆してた)、書き終えた後の反動、虚脱感が強く残り、仕事や日常生活に支障が出る。

なので私は、ポモドーロ・テクニックというものを導入して執筆している。
集中する時間(基本25分)と休憩する時間(5分)を決めて作業する方法である。
生産性向上の方法とか、勉強集中の方法とかで調べると出てくる。

無料通話アプリ「もくり」がまだ存命だったころ、タイマー機能には大変お世話になった。どうして逝っちゃったの、もくり……。
25分作業して5分休憩、というのを繰り返しながら、友人知人と「500文字進んだ!」「私1000文字!」「キエー!! その腕食わせろ!!」というのを毎月締め切り前にやっていた。限界原稿戦士なのである。

創作活動にいそしむ皆様、休憩は適宜とったほうが後々楽ですし健康的です。
身体をいたわって原稿しましょう。

原稿追い込み時に準備するもの(私の場合)

①執筆環境を整える

・部屋を掃除する
・室温を快適な温度に保つ
・椅子やデスクの高さを調節する
・シャワーを浴びる
・食事をあらかじめ準備する
・デスクの上から不要な物を退ける。特に耳かきは天敵。すぐ使っちゃう

②飲み物と食べ物

・グリーンガム×5個くらい
・スルメ(ガムとするめは集中モードになるまでひたすら噛み続ける)
・大量のカレー(基本ごはん、飽きたらうどんなどアレンジができるので重宝している。きのこ類も入れる。1日3食)、パン、カップラーメンなど
・緑茶、紅茶、コーヒー(ノンシュガーカフェオレ)、ハーブティーなどバリエーションを持たせる。飽きたら白湯
・栄養ドリンク(1日1本。私はアリナミンVが合ってるけど、高いのでリポビタンDが多い)
・成人向け(二次創作)の原稿をするときはビールも飲んでました。素面じゃ書けない……

③作業用BGM

小説執筆時は基本洋楽。
私がよく聞くのはメラニー・マルティネス、テイラー・スウィフト、ケルティック・ウーマン。最近はミリも。
ピアノクラシックやジャズも聞く。ジブリだったり、名曲がまとめられたベストアルバムだったり。
小説の雰囲気や展開にあうBPMのものを選ぶ。脳みそが過集中モードになったら消す。

④スケジュール

我を忘れて没入できる時間とクールダウンの時間を計算する。
平日は仕事なので、おおむね金曜夜~日曜朝までぶっ続けで作業して(寝たいときにはねるけど3~4時間の仮眠)、仮眠とって、日曜朝~日曜昼に喫茶店で推敲して、帰宅してシャワー浴びてご褒美昼寝(寝たいだけ寝る)とって、再度チェックして、日曜夕方には脱稿することが多い。日曜夜は月曜にそなえて10時には寝る。

2万字くらいなら金~日で一気に書く。執筆中の記憶はあまりない。
長編になると、これを毎週繰り返したり、有休取って作業する。
もちろん無理はせず、自分の体調と相談してスケジュール調整をすることも。あと、推敲はもっと時間をかけたほうがいい。

⑤飽きたり、疲れたら

・寝る
・徒歩で買い物に行く
・けん玉をする
・SNSは基本見ない
・洗い物や掃除洗濯をする


私はこんな感じです。
あと半年に1度くらい、ポイントを使って可能な限り安くビジホ(大浴場付き)に泊まって、孤独に原稿合宿をします。
ドーミーインが5000円前後で宿泊できていた頃は重宝してました。天然温泉だし、夜鳴きそば美味しかったなあ。

ちなみに今週の土曜日、取材がてらプチ観光&原稿合宿に行くつもりです。頑張ってきます。