母だし、女だ。

今日、子どもたちと買い物がてらドライブをしている時、或る道を走っていたら、上の娘が

「あの時も、こうして3人で、この道をドライブしていたね」

と言った。

「なんの時に?」

私が尋ねると、娘は

「お母さんが急に、『3人でアパートに引っ越すって言ったらどうする?』って言いだした時」

と答えた。



酔った元夫が娘を押さえつけて無理やりキスをしようとして、正当防衛した娘に逆ギレの蹴りを食らわせた夜。

「先に手を出したのは◯◯だ!
やられたからやりかえしただけだ!
◯◯が悪い!」

酒を飲むと、こんなに頭が馬鹿になってしまうのかと落胆して。

私へのモラハラやDVは10年我慢してきたけれど、酔って子どもに暴力を振るうようでは、もう一緒にいさせてはダメだと思った夜。

私はすぐにアパートを探し、内見し、入居を申し込み、審査に通り、そのアパートへ引っ越すことを決めた。

だから子どもたちには事後報告みたいになってしまって、『どうする?』も何も、拒否することはできない段階だったんだけれども。。。


「いいんじゃない?
あんなやつ、一緒にいたくない!」

「転校しないなら、いいよ!」

承諾してくれた娘たちには感謝している。



シングルマザーとして、子どもたちがなるべく不自由することのないように、行政から受けられるひとり親家庭支援にも助けていただきながら、私自身も頑張って働いて稼いでいかないといけない。

だけど私は、「自分を犠牲にして…」とか「すべてを投げ売って…」みたいな気持ちにはならないし、なれない。

私は、私のしたいことも大事にしたいと思っている。

だから来週の日曜日、子どもたちに留守番をしてもらい、セフレに会う1日の予定をいれた。



子どもを置いて、男と会うなんて。
それも、再婚を見据えた真剣交際ならともかく、セフレだぁ?
母性の欠如だ!
保護責任者遺棄だ!
なら最初から産むな!


そう言われたなら、それはそうなんだろうと思う。

でも、休日をすべて子どもたちのために使うことはないんじゃないかと思っている。

自分の欲求のために使う日が、月に1回くらいあってもいいんじゃないかと思う。

他の29日間は、『母』から反れないように、家で頑張るから。

ほんの1日、女でいさせてほしい。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?