書くための練習日記-116

  最近、感じるコトがある。
 この日記、目的と手段が逆になっている。

 この日記を始めようと思ったきっかけは、タイトル通りに『書くための練習』、創作するための練習を目的したものだった。

 創作する上で大切なものは、インプットとアウトプットのバランスが大事だと思っている。一般的に言われているのは、黄金比と呼ばれているものはアウトプット3とインプット7の比率だ。
 学ぶことは大切なことではあるけれど、それよりも学んだものをどう出すかの方が効率良くスキルを学べるということになる。後は単純に多くの打席に立った方がチャンスを貰える確率が高くなるとうことだ。

 頭では理解しているが、行動に移せない。
 完璧主義の傾向がある私は多くの作品を読んだとしても、作品を出すときは間違いが少ないものを出したいと無意識のうちに思ってしまっている。
 そのせいで作品を作れない。作る気力がわかなくなってしまった。

 そのスランプを脱出するために考えたのが、日記と言う方法だった。
 日記なら、生きているだけで話のネタになるし、もしなかったとしても、考えてまとめる練習と文章という形にアウトプットの練習をすることができる。また、日記はイメージとして毎日、記録するものという刷り込みがあるから、継続しやすいのではないかと考えた。

 今抱えている問題点を克服するのに打ってつけだった。

 ただ、問題が発生している。
 それが冒頭で述べた通りに練習で始めた日記が、いつも間に練習ではなく、日記を書くことをメインにしてしまっている。はじめは日記を書くことが辛く、読んでいても話題が飛んでしまっていたりと習慣化するまでに時間が掛かってしまった。
 ある程度、慣れてくると書いていることがとても楽しい。また、書いた記事に反応をして下さる方がいらっしゃることが嬉しくなってしまった。
 結果、手段と目的が逆転してしまった。

 創作するためのエネルギーを日記に使ってしまっている。
 練習ばかりをしているのではなく、本番をしないと意味がないと言うのはどの世界でも一緒なのだなと思っている。
 なんだかんだ言って、成長するのは練習よりも本番での失敗だと思うのであった。

 これからは創作する時間を作って、継続的に発表していこうと思った。
 習慣化する条件で一番、新しいことを始めたときに出てくる違和感を排除することだと本当に思っている。

 日記でそれを証明することができたから、それを別な方向に活かしていきたい。

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