全然堂歳時記 新年【初日】

葉書俳句

テキスト

初日の出までを眠るか眠らぬか　ハードエッジ
静かさや初日を待てる富士の山　ハードエッジ
待たされて待たされて初日の出かな　ハードエッジ
はるかなる地球可愛や初日差す　ハードエッジ
頭が見えてやがて大きく初日の出　ハードエッジ

ぬれてある目の玉ふたつ初日の出　ハードエッジ
神々は陸海空に初日の出　ハードエッジ
日の丸の赤の全き初日かな　ハードエッジ
初日の出しりぞく闇も潔し　ハードエッジ
藍すがし茜めでたし初日の出　ハードエッジ

紙吹雪ふらせてみたき初日の出　ハードエッジ
宿の湯の永久にあふるる初日かな　ハードエッジ
大いなる赤子のあくび初日の出　ハードエッジ
人の世に幸多かれと初日の出　ハードエッジ
松が枝に初日の翼ひろげけり　ハードエッジ

陸橋の上の合掌初日の出　ハードエッジ
近所にも分け隔てなく初日差す　ハードエッジ
初日の出中継エデンの東より　ハードエッジ
老骨の節々に差す初日かな　ハードエッジ
牛の如く初日の如くゆつくりと　ハードエッジ

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以上です