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全然堂歳時記 新年 【左義長】

葉書俳句

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青竹の誉れ左義長仕る ハードエッジ
左義長の青竹その他雪に組む ハードエッジ
高々とまだ火の点かぬどんどかな ハードエッジ
人の手を離れてよりのどんどかな ハードエッジ
身を以て青竹燃ゆるどんどかな ハードエッジ

透き通るどんどの中に見ゆるもの ハードエッジ
火もまた涼しとどんどの中の達磨さん ハードエッジ
どんど火に一升瓶の照らさるる ハードエッジ
火柱の赤きささくれどんど焼 ハードエッジ
左義長の火の粉ぱちぱち新しき ハードエッジ

夜空へと吸ひ上げられしどんどの火 ハードエッジ
火の中ががさりどさりとどんど焼 ハードエッジ
消防車真つ赤に映ゆるどんどかな ハードエッジ
左義長の松竹梅の煙かな ハードエッジ
どんど火の崩れむばかり崩れたり ハードエッジ

一の二の三のどんども燃え落る ハードエッジ
波音にどんどの灰の降ることよ ハードエッジ
火の鳥の大いなるかな吉書揚 ハードエッジ
正月も春も飛び立つ吉書揚 ハードエッジ
餅を焼き蜜柑を剥いて吉書揚 ハードエッジ

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以上です


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