見出し画像

元気を取り戻す朝

昨日の天気とはうって変わって朝から清々しいほどの快晴。
窓から見える桜は満開を迎えている。
古びた瓦屋根もキラキラとまぶしく光り、カーテンを開け放つと目をくらませるほど。

今朝は久しぶりに心がすっきりする予感がしている。
こんなことを書くと毎日真っ暗な気持ちで生活しているみたいだけど、そういうことじゃなくて、天気とともにモヤモヤしたり頭痛に襲われたりするってこと。今日はそんな気持ちを吹き飛ばしてくれるような朝!

私は病気というほどでもないなんとなく不調が長いこと続いていて、それはたぶん自分でも不調として認識していたわけでもなく、毎日なんとなく体がつらいけど、毎日のことだから慣れてしまっていて、それこそひどい頭痛や吐き気や腹痛があったりした時に具合が悪いと認識する程度だった。

夜なかなか寝付けないこと。寝ても、眠りが浅く常に半分起きているような感覚でいること。朝起きても、しばらくうずくまって動けないことは日常。でも、まったく眠れないわけじゃないし、朝も落ち着けば動き出せる。生活に支障をきたしてはいないので、そんなもんだと思って過ごしていた。

7年位前に心療内科にお世話になったことがあって、たぶん育児からくるものだったんだけど、その状況では逃げ場がないから、せめて自分の心に負荷をかけすぎないように過ごしてきた。そのころは元気がでないことが通常運転。気分がいい日は☆マークの日、という感じ。

子供が大きくなるにつれ落ち着いて過ごせるようになってきたけど、久しぶりに会った友人に、私の通常である眠りや朝の状態は普通ではないと指摘された。そうなるとなんとなく不調が気になりだした。
毎年、人間ドックには行っていて貧血気味ではあるけど治療が必要なほどではない。消化器系は定期的にクリニックで調べてもらっているけど経過観察で治療は必要なところはない。
それを話すと友人に漢方をすすめられ、漢方内科に通いはじめた。精神的な症状も完全に治まっているわけではなかったし、それこそ広場恐怖症のような症状に悩まされていたからそれも相談しながら。

簡単に言うと虚弱体質なんだそうだ。貧血症状だと思っていたけど、全然体力がなかったのだ。
漢方を飲んでもしばらくは良くなっていく実感はつかめなかったけど、やっと年が明けた頃から自分でも動けるようになってきたと感じている。およそ1年かかった。自律神経はまだ同年代と比べると良くないらしいけど、脈を診るとだいぶ良くなっているとのこと。
確かに、一時期は20分の散歩で体がしびれてめまいがしていたから、のんびりでも1時間近く散歩ができる今は立派な進歩だ。

体調が上向いてきていたのに、春休みに入り生活リズムがガラッと変わってしまって、それにうまく対応できなかったみたいだ。医師にも「春は気をつけてね」と言われていたけど、順調に回復していたから大丈夫だと思い込んでいた。反省。

新学期も始まってこんなに天気がいい朝!
また散歩に行く。
体調を取り戻しに。元気を取り戻しに。
のんびりと桜を眺めながら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?