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新卒内定者が配属希望を叶えたい・出世したいならやるべきこと

内々定が出て就活を終えた学生に対して

「時間がある大学生のうちにたくさん遊んでおけ」

社会人は言いがちですがこの言葉は罠です。

配属希望を叶えるための競争出世競争は内定者のうちからはじまっています。

今回はあなたが内定先企業でやりたい仕事に挑戦するために学生時代からやっておくべきことを解説しましょう。

【注意】
筆者(東証一部上場企業に内定して同期が100人以上いた)の個人的体験談がもとになっています。
現役人事担当者が読めば、物申したくなる内容もあるでしょう。
これが嘘だとか真実だとか断定せず「こういう会社もあるんだ」と参考程度に聞いていただけると幸いです。

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✅内定者は人事によって格付けされている

1)格付け上位から最終面接に進み内定が出る

プロ野球のように、内定者は人事(新卒採用担当)によってドラフト1位指名レベルから育成指名レベルまで格付けされています。

ドラフト1位指名クラスの人材はリクルーターとの面談やサマーインターンなどに呼ばれ、本選考では優先的に最終面接に進んで内定が出ます。

絶対に獲得したい人材は選考から内定までのスピードが早いですし、自社の志望度を高める面談を選考の合間に設けるなど熱心に口説きますね。

逆に育成指名レベルだと選考通過の連絡や次回面接日の設定が遅く、ドラフト上位人材が最終面接で落ちたり選考・内定辞退した後で最終面接に呼ばれ始めます。

(私の場合、三次面接から最終面接まで約2週間放置されました)

あなたに覚えておいてほしいのは、内定した時点で同期とは横一線でのスタートではないということ。

プロ野球のドラフト1位指名選手がオープン戦などでチャンスをもらいやすいように、ドラフト1位指名クラスの内定者の方が人事から優遇されやすいです。

2)格付け上位ほど内定者フォローが手厚い

内定者は格の違いによって、その後の待遇に差が出始めます。

✔内定者懇親会に優先的に呼ばれる
✔内定者アルバイトやインターンの案内が優先的にくる

この背景にはドラフト1位レベル人材の内定辞退防止(不安払しょく・帰属意識向上etc)や入社後のギャップをなくして早期離職を防止する内定者フォローが目的だと考えられます。

逆に、育成指名レベル人材だと内定者全員に一律で行われる対応(内定式までに課題を提出させるなど)しか行われません。

人事の評価が高い内定者ほどフォローが手厚くなり、その結果、社内人脈形成業務内容の理解の面で入社前から差がつきます

3)格付け上位ほど配属活動(ハイカツ)で有利になる

人事は内定者をどこに配属させるか、全社的な視点から考える必要があります。

社内各部署へ割り振るべき人数や現場の要望と、内定者の配属希望・適正を加味した上で、調整を図らなければいけません。

その結果、会社側から見れば最適解だけど、あなたの希望とはかけ離れた事業部・職種・勤務地への配属になる可能性があります(俗にいう配属ガチャ)。

最初の配属先がどこになるかはキャリア形成上かなり重要ですし、将来の出世にも大きくかかわってきます。

万が一ミスマッチが起きたらその後の人生を棒に振りかねません。

そのため、内定者のうちから配属活動(あなたの希望通りの部署で働けるよう企業に働きかけること)を行う学生が近年増えています。

その配属活動(通称ハイカツ)が格付け上位の学生ほどやりやすく、有利に立てます。

前述の通り、ドラフト1位クラス人材ほど内定者バイトやインターンに挑戦しやすいので入社前から希望職種のスキル経験を積む機会に恵まれます

また、人事にお願いすると(内定者フォローの観点から)配属希望部署の先輩社員を積極的に紹介してもらえるので、直接話してコネを作ることも可能。

優秀だと評判の人材は会社内での覚えがめでたいので、新卒配属者が少数で狭き門の部署や花形の事業部など希望が通りにくい場合でも、そこの偉い人から望まれて迎え入れられる可能性が高くなります。

その一方、会社からの期待値が高くない育成指名レベル人材は配属希望が通りづらく、不人気な部署や万年人員不足の部署に回される(辞めても惜しくないので)など不遇な扱いをされる可能性が高くなります。

配属活動・出世のために内定者時代にやるべきこと5選

同期と出世競争しようとしても内定者時代から差がついており、そこから巻き返すのは大変です。

そこで、入社後の出世のために学生時代にやっておいた方がいいことを3つ紹介しましょう。

1)人事(新卒採用チーム)内での格付けを上げる

内々定時点の格付けが低くても、その後の対応で人事からの評価を高めて格付けを上げることができます。

その方法は以下の3点。

1. 人事からの連絡には即レス(遅くても24時間以内)
2. 必要な書類や課題は最短で提出
3. 翌年の新卒採用活動を全力サポートする

1と2についてはビジネスマナーについて勉強し、社会人として相応しい対応を学んだ上で行いましょう。

3については、例えばあなたが22卒なら、23卒向けの新卒採用を行う人事を出来る範囲でサポートしようという意味です。

具体的には、内定先企業が開催するサマーインターンや就活セミナーの集客を手伝う(後輩を送り込むなど)などが出来るでしょう。

2)実務で通用するスキル・経験を得る

プロを輩出するスクールに通い、配属先で即戦力になれるスキルを身につけておきましょう。

例:
✔広告会社の内定者(コピーライター志望)
 →宣伝会議のコピーライター養成講座を受講
✔IT企業の内定者(エンジニア志望)
 →プログラミングスクールを受講

入社直後からスキルを活かして圧倒的な成果を出すことで評価が高まり、仕事で様々なチャンスを与えてもらいやすくなります。

これは配属活動(ハイカツ)を行う上でも重要。

あなたが内々定後に身に付けたスキルを人事に対して積極的にアピールしていくことで、営業など希望と違う職種に配属されることを回避しましょう。

また、内定者アルバイトやインターンに挑戦できないのであれば、その代替として有給の長期インターン(新卒採用が主目的でないもの)で実務経験を積むのもあり。

キャリアバイトなどのサイトで探すことができます。

3)自力で社内人脈開拓をする

私はインカレのテニスサークルや学生団体に所属しており、OB・OGには内定先の社員がたくさんいます。

その人脈を利用して、配属希望部署で圧倒的成果を出している先輩社員にアポを取りまくってたくさん会っていました。

「今の私に足りていない点や克服すべき課題を教えてください」

「入社までに学んでおくべきことや経験しておくべきことがあれば教えてください」

このような質問をすることで、内定者のうちに取り組む目標が見えてくるでしょう。

4)職業上必要な資格を取得しておく

例えば不動産仲介会社で宅建が必須なように、仕事をする上で必要となる資格があります。

また、私の本業であるITエンジニア(インフラ)は、CCNAという資格を新入社員に取得させる企業が多いです。

独学でもいいですし、資格の学校に通うのでもいいので、時間がある学生のうちに必要な資格をすべて取得しておきましょう。

入社後に受験する場合、仕事の合間に勉強するのは大変ですし、落ちると仕事に支障が出て人事評価も下がるのでおすすめしません。

また、企業によっては一定以上のTOEICスコアが昇進・昇格で必要な要件になっている場合があります。

英語力が必要な企業・業界・職種の場合、学生のうちにまずはTOEIC600点(可能なら800点)を目指しましょう。

5)見込み客とコネを作っておく

例えばあなたが営業職志望の学生だとしましょう。

その場合、将来の見込み客とのコネを内定者のうちから作っておきます。

内定先が製薬会社なら医者、人材紹介会社なら人事部長などですね。

また、内定先企業のビジネスモデルがBtoCの場合、見込み客に接触できる手段を構築するのも有効です。

例えばあなたがゲーム会社に内定したなら、主力タイトルのファンが集まるコミュニティやYoutubeチャンネルを立ち上げるなどの方法が考えられるでしょう。

そのコネを強みとして人事にアピールし、配属活動や入社後の成果につなげてください。

✅まとめ

✅内定者は人事によって格付けされている
 1)格付け上位から最終面接に進み内定が出る
 2)格付け上位ほど内定者フォローが手厚い
 3)格付け上位ほど配属活動(ハイカツ)で有利になる
✅配属活動・出世のために内定者時代にやるべきこと5選
 1)人事(新卒採用チーム)内での格付けを上げる
 2)実務で通用するスキル・経験を得る
 3)自力で社内人脈開拓をする
 4)職業上必要な資格を取得しておく
 5)見込み客とコネを作っておく

以上、『新卒内定者が配属希望を叶えたい・出世したいならやるべきこと』でした。

内定はゴールではなくスタート。

どのように残りの学生生活を過ごすかで、その後の人生が決まります。

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