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【カードラッシュ 第2回環境禁止杯 優勝】ウガツホムラはいいぞ。【全文無料】


【挨拶】

こんにちは!ヒバりと申します。
この度カードラッシュ様主催の環境禁止杯に参加させて頂き、なんと優勝することができたのでウガツホムラexデッキを使った感想や各対戦の立ち回りを簡潔に記したいと思います。
ウガツホムラを使い始めて1週間しか経ってないのでまだまだ知識が浅い部分があると思いますが、構築の解答の一つとして参考にして頂けたら幸いです。
それではよろしくお願いいたします。

【デッキ選択の経緯】

前提として、本大会で禁止されているカードがこちらの通りです。

シャロン様 ポケモンカード「#環境禁止杯」概要 より引用

ミライドンなんで禁止じゃないんだ…?と思ったので最初はミライドン組もうかと思いましたがテツノカイナが使えない&エレキジェネレーターの出来に左右されすぎるということで見送り。
他に強そうなのはハピナスマシマシラ、草ポン軸と考えてましたがどちらも盤面の準備に時間がかかり、早いタイミングで相手に圧をかけることが難しいと感じたので見送り。
ウガツホムラexはパルキア、水テラスガブリアスといった相性不利対面にかち合う危険があるものの、1ターン目から相手に圧をかけることができる点に魅力を感じ、ウガツホムラexを使うことにしました。

ウガツホムラexデッキについて

ここで、ウガツホムラexデッキの強み、弱みをざっくり整理します。

強み
後攻1ターン目から比較的容易に相手のVポケモンを倒すことができる
・オーリム博士の気迫があまりにも強すぎる
・ベンチ狙撃で非ルールのたねポケモンを倒すプランもとれる
・アタッカーが複数準備できたときの盤面の圧力が凄まじい

弱み
・ウガツホムラexで毎ターン260ダメージを出すのに工夫がいる
・マグマの滝壺に依存する面が大きい
・水タイプポケモン主軸のデッキに滅法弱い

多少の弱みはあるものの、後攻1ターン目から相手のVポケモンを倒し、サイドレースを有利に進めることができる点がとても強く、このデッキの一番の魅力といっても過言ではないと思います。
基本的には先攻を選び、相手の後攻1ターン目での動きを見て対戦のプランを立てていきますが、後攻でも先攻に負けず劣らず強い動きができるのが良いですね。

【ウガツホムラex デッキレシピ】

実際に使用したウガツホムラexのデッキレシピは以下の通りです。

エンテイだけハイレアなのはRRが売り切れだったからです(白目)

各カードの採用枚数、その意図についてなるべく簡潔に記していきます。

ウガツホムラex 3枚
言わずもがなこのデッキのメインアタッカー。
4枚は流石に過剰と感じたので3枚に落ち着きました。
盤面に2体いればじゅうぶんなのでサイド落ち1枚までは許容できるのも現実的で良いと思います。

エンテイV 1枚
要求エネが軽いサブアタッカー。
特性しゅんそくとスターアルケミーへの架け橋になれるのも偉い。

マフォクシーV 1枚
対非ルールにてとても強いサブアタッカー。
このポケモンを置くだけで相手にマナフィを強要できる点が優秀。

テツノブジンex 1枚
260ダメージで倒せないポケモンに対して追い打ちをかける優秀なポケモン。
ブーストエナジー未来を採用していない場合、終盤バトル場に縛られる可能性が高い点に注意。

ミュウex 1枚
逃げエネ0のクッション枠。
特性リスタートがとにかく偉い。一応アタッカーとして活躍する場面もなくはない。

イキリンコex 2枚
デッキを勢いよく圧縮するために必要不可欠なポケモン。
1枚でも良かったですが自分の動きを良くすることに重点を置いたので2枚採用。

かがやくゲッコウガ 1枚
エネをトラッシュに送りつつ2枚ドローもできる優秀すぎるポケモン。
レギュ落ちしたらどうしたらいいか分からんくらい強いです。

ハイパーボール 4枚
ネストボール 4枚
なかよしポフィンが使えない関係上最大枚数の採用。
ポケモンの展開ができないと何も始まらないということを忘れてはいけない。
ハイパーボールのコストはなるべく炎エネルギーにすることを心がけたいです。

ヒスイのヘビーボール 1枚
サイド落ちケア&サイドのカード確認として優秀なグッズ。
引けたら即使用したいところ。

大地の器 3枚
このデッキはとにかく炎エネをトラッシュしないと始まらないので多めの3枚採用。
デッキからエネルギーを抜き出し、かくしふだに繋がって結果デッキの圧縮ができる点がゲーム後半のナンジャモやツツジに対しての耐性が上がります。

エネルギーつけかえ 2枚
オーリム博士の気迫と非常に相性が良いグッズ。
主にオーリム博士の気迫で加速したエネルギーをエンテイやマフォクシーにつけかえるために使います。

トレッキングシューズ 4枚
1ドローを甘くみてはいけないと実感させられる優秀なグッズ。
デッキの圧縮、炎エネのトラッシュ、手札干渉への対策と様々な場面で活躍してくれます。
最初は2枚に抑えてましたが使ってみたところ上記のように役に立つ場面が多く、4枚採用となりました。

ポケギア3.0 1枚
オーリム博士の気迫に依存するデッキのため、アクセスしやすいように1枚採用。
イキリンコex、大地の器、トレッキングシューズとデッキ圧縮の手段が多いため、使えば何かしらのサポートを手札に加えられる可能性が高いです。

ロストスイーパー 1枚
相手のポケモンがヒーローマントなどでHPを上げてきた場合に使いたい1枚。
あまり多くはないですがポケモンリーグ本部が厳しいためスタジアムを破壊するためのカードとしても重宝します。

いれかえカート 3枚
ウガツホムラexで毎ターン260ダメージを出すために必要不可欠なグッズ。
プライムキャッチャーを採用している関係上4枚は過剰と感じたので3枚採用。

プライムキャッチャー 1枚
面白いエーススペックのカードが追加され続けてますが無難に強いカード。
バトル場を離れないと260ダメージを連続で出すことができないウガツホムラexと非常に相性が良いのはもちろん、ジェットエネルギーと組み合わせることでテツノブジンexの特性タキオンビットを有効に使える点もgood!

勇気のおまもり 1枚
ウガツホムラexの場持ちを良くできたら良いなと思い1枚採用。
200前後の中打点を与えてくる対面ではイキリンコexにつけて簡単にサイド2枚を献上しない動きができると良いですね。

森の封印石 1枚
デッキから好きなカードを1枚加えられるインチキカード。絶対使いたい!ということはなく使えたら助かるなくらいの思いで1枚採用。
手札干渉への対策も兼ねているので、いつでも使えるよう盤面にエンテイVかマフォクシーVを出しておくよう心掛けたいです。

オーリム博士の気迫 4枚
このデッキにおいて最も重要であるといっても過言ではないサポート。当然4枚採用。
言うまでもないかもしれませんが、トラッシュに基本エネルギーがないと使えないので事前に大地の器やかくしふだ、ハイパーボールなどで基本エネルギーをトラッシュしましょう。

ナンジャモ 3枚
どの場面で使っても一定以上の強さを発揮する手札干渉サポート。イキリテイクで巻き込んでも良いように多めの3枚採用。
序盤はオーリム博士の気迫でガンガン盤面形成をしていくため、終盤に使うことが多いです。

ボスの指令 2枚
相手のベンチにいる倒したいポケモンを倒すために必要なサポート。イキリテイクでの巻き込みを考慮し2枚採用。
終盤の詰めで使えるのはもちろん、序盤から大ダメージを与えることができるこのデッキにおいては2ターン目で相手のベンチにいる準備中のポケモンを呼び出して倒すことができる点が非常に優秀です。

マグマの滝壺 3枚
本当は4枚採用したいところですが、水タイプのポケモン対面以外でのウガツホムラexの場持ちが良い点を考慮して3枚採用。
オーリム博士の気迫でも言えることですが、トラッシュに炎エネがないと効果を利用できないのでトラッシュの炎エネの枚数は常にチェックするようにしましょう。

基本炎エネルギー 8枚
ウガツホムラex2体に4~6枚の炎エネルギーがついていることが理想だと考えているのでサイド落ちを考慮して8枚採用。
少な目と感じる方もいるかもしれませんが、入れ替え手段を豊富に取り揃えていることもあり、逃げるためにエネルギーをあまりトラッシュしないのでこのくらいでもじゅうぶん回せます。

ジェットエネルギー 4枚
テツノブジンexを上手く使いたいので最大枚数の4枚採用。
いれかえカートでウガツホムラexを下げてテツノブジンexを出して特性タキオンビットを使う。その後ジェットエネルギーをウガツホムラに手貼りして合計280ダメージを与えるムーブが単純かつとても強力です。
炎エネが引けなかった場合でもかくしふだへの架け橋になれる点も優秀。

環境禁止杯ということで仮想敵を絞ることが難しく、それ故に与、被ダメージラインを定かにすることができなかったので、強い盤面形成や後攻1ターン目でのれっかばくしん、バーニングロンドを実現させるための構成にしてみました。振り返れば、このシンプルな構成が功を奏したのかなと感じています。

以下に、ウガツホムラexと相性が良いものの、採用を見送ったカードを少し紹介します。

ファイヤー(特性フレアシンボル)
炎タイプのたねポケモンの打点を10あげることができる優秀なポケモン。
ですが2枚以上採用しないとVSTARポケモンのHPラインとして有名な280に届かず、ベンチを圧縮してしまう点に不安を感じ不採用としました。

マシマシラ(特性アドレナブレイン)
悪エネルギーを手貼りする必要があるものの、相手にダメカンを最大3個のせるどころか、自分のポケモンのHPも最大30回復できてしまうという非常に強力なカード。
個人的に決まれば強いと感じたのですが本大会においては盤面の再現性に重点を置いたので不採用。悪エネルギーを手貼りすることでウガツホムラexでれっかばくしんを使うことが少し難しくなることが懸念点でした。
環境禁止杯以外では、マグマの滝壺でダメージを負ったウガツホムラexやエンテイVがルギアVSTARのストームダイブを耐えることができないので、優先して採用したいカードなのかなと考えています。

スグリ
使用したターンに相手のex、Vポケモンに対する打点が30上がるという非常に強力なサポート。タキオンビットを絡めることでヒーローマントやゴージャスマントを装備していないハピナスexをワンパンすることができます。
もう一つのポケモンいれかえに相当する効果もウガツホムラexにおいて相性が良いのですが、ハピナスex対面以外で活かせなさそう、1ターンに1回しか使えないサポートをポケモンいれかえとして使うのは少し物足りないと感じたため不採用。

【第2回環境禁止杯 対戦概要】

本当はウガツホムラexデッキの立ち回りを解説できると良かったのですが、このデッキを使い始めて時間があまり経ってないために間違った知識を披露してしまうのが怖かったため、対戦概要としてこういうプレイングが強力だったといった具合でウガツホムラexの魅力を伝えることができたらなと思います。
合計10戦こなしたため、長文になりそうですができるだけ簡潔に読みやすくしていきます。

予選 スイスドロー形式 6回戦

× 2-6 ガブリアスex 先攻
先攻取れたのは良かったですが、1ターン目でオーリム博士の気迫を3枚抱えてしまい、イキリテイクも使えずに上手く展開できずそのまま負け。

〇 6-2 クエスパトラex 先攻
相性有利とウキウキになってしまい、クエスパトラexの特性を見逃して1ターン無駄にするというプレミをしてしまうも何とか勝利。
お相手がポケモンリーグ本部とクエスパトラexの特性を組み合わせてきたのが上手く、サイド差の結果にしてはかなり苦しみながら試合をしてましたがマグマの滝壺3枚採用が活きました。

〇 6-5 ウガツホムラex 先攻
ミラーはとにかく先に殴った方が勝ちだと思ったのでイキリテイクなど駆使してとにかくぶん回しました。
お相手がかがやくリザードンを採用していて、2-2-2のサイドプランが取れずに捲られそうになりましたが、ロストスイーパーで自身のマグマの滝壺を壊した上でナンジャモで手札干渉した結果何とか勝てました。

〇 6-4 オリジンパルキアVSTAR 後攻
あっこれもうトナメ無理やん…と半ば諦めながらゲームを進めてました。
サイド0-4かつ水エネを引かれたら負けの劣勢からナンジャモで手札干渉した結果、なんと相手が3ターンほど動けない事故に直面。まさかの大逆転勝ちを収めることができました。
この試合はテツノブジンexのタキオンビットが最も活きた試合だったと思います。パルキアVSTARを1ターンキルできるのは本当に偉い。

〇 4-0 ミライドンex 投了 先攻
相手の後攻1ターン目でレントラーVのスナイプファングによりオーリム博士の気迫がトラッシュされるもトップがオーリム博士の気迫という豪運を発揮し事故回避。プライムキャッチャーを使ってエレキジェネレーターで育ったアタッカーを呼び出してれっかばくしんで撃破。そのままテンポをとって有利に試合を進めていき、結果投了をいただきました。
ミライドンex対面は勇気のおまもりがつかなければほぼ全てのポケモンをワンパンできるので思ったよりもウガツホムラexが有利だなと感じました。

× 4-6 デカヌチャンex 後攻
最後はデカヌチャンexで詰めてくるだろうと読んでナンジャモを最後まで使わずにとっておいたのは良かったが、ボスの指令で呼び出すポケモンを間違えるプレミをしてしまい負け。そざいあつめのデカヌチャンも嫌だったのもありベンチの隅にいるナカヌチャンを失念してしまいました…。
それでも最終ターンにナンジャモで手札干渉し、ノココッチに繋がらなければ勝ちの盤面まで持ってこれたものの、悔やまれる試合となりました。

予選結果 4-2 12位
まさかのオポネント上位により決勝トーナメントに進むことができました。
こればかりは戦ってきたお相手に感謝する他ありません。

決勝トーナメント 4回戦

〇 6-4 リファインハッサム 後攻
過去にパオジアンexを使っていたときにハッサム(パニッシュシザー)に苦しめられてきた経験があり、ストライクが見えた時点でベンチに置くポケモンを絞るようにし、結果有利に試合を進めることができました。1エネで最大310ダメージは脅威すぎる…。
エルレイド(特性バディキャッチ)も相当厄介であり、キルリア(特性リファイン)が進化したのを見たらボスの指令でエルレイドを呼び出して倒すという動きが良かったかなと思います。これもベンチに置くポケモンを絞ったからこそできた戦術かなと。

〇 6-4 デカヌチャンex 先攻(再戦)
先ほどとはうって変わってお相手の盤面展開が滞っていたので落ち着いて試合を進めて勝利できました。なんとなかよしポフィンがサイドに2枚落ちていたと。それはしんどすぎる…。
それでも最後までどうなるか分からない試合で、最後はノコッチのあなをほるでコインで表を出されたら逆転負けもあり得た展開となり、ここ最近で最も胃薬を欲することとなりました(?)。

〇 6-0 オリジンディアルガVSTAR 先攻
最終盤が近いこのタイミングで、待ちに待ちわびた有利対面となり心が躍りました。
相性もそうでしたがそれ以上にお相手の手札が酷いことになっていて、想像以上に気楽に試合を進めることができました。初手ザマゼンタで手札がネストボール以外全て鋼エネルギーだったらしい…恐ろしすぎる…。
ボスの指令でエネのついたディアルガVを倒してからテンポをとり、一度も攻撃を受けることなく勝利。

〇 6-4 ロストバレット 後攻
初手エンテイVだったのでミラー対面かなと思いましたがキュワワー(特性はなえらび)が出てきてびっくりしました。お相手の先攻1ターン目でエンテイVを逃がすことができずにターンが回ってきたので、何が何でも後攻1ターン目れっかばくしんを決めてやるという思いでいました。その思いが通じたのか、マグマの滝壺&オーリム博士の気迫&ジェットエネルギーで後攻1ターン目れっかばくしんを決めてサイドレースを有利に進めることができました。
それでもサイド5-2の状況からナンジャモによる手札干渉を喰らった上で、勇気のおまもり付きウガツホムラexがコライドンex(カイザータックル)にワンパンされてしまい、最後まで分からない試合展開となりました。ガチグマアカツキexの240ダメージは想定内だったけどこれは完全に想定外で面喰らいましたね…。
しかし、豪運(2回目)のおかげかナンジャモで引いた1枚がジェットエネルギーであり、コライドンに勇気のおまもりがつかなかったので返しのターンでベンチで育てておいたウガツホムラexにジェットエネルギーを手貼りし、れっかばくしんでコライドンexを倒し、サイドを取りきり勝利!優勝という流れになりました。
れっかばくしんに始まり、れっかばくしんに終わるというこの大会で最もウガツホムラexの良さが出た試合となりました!

【第2回環境禁止杯 総括】

正直ドラパルトもリザードンも見飽きた!いつもと違う環境でエンジョイするぞ!くらいの心意気だったので、まさか優勝できるとは思ってなくて自分自身一番驚いています。
それでも普段頻繁には見かけないポケモン達との対戦、そして普段は使っていなかったウガツホムラという新しい相棒を使った対戦というのが非常に新鮮で、非常に心地よく、非常に有意義な時間を過ごすことができました!
シャロンch様にて取り上げられることが濃厚な決勝戦に関してはプレミはなかったものの、それ以外の試合では思い出したくもないようなプレミもあったので、そこは反省しないといけないですね…。

【最後に】

優勝できたということで、気持ちに熱が入ったnoteとなりましたがいかがでしたでしょうか。
ウガツホムラexデッキ、ワザを使うためのエネルギーが多いとはいえ、思いの外エネルギーの要件は満たすことが容易にできますし、それが叶わない場合でもエンテイVで圧力をかけていくことができるのでとても強いデッキなんじゃないかなと思います。
ワザ宣言のれっかばくしん、語感も良いし宣言しててとても気持ちいいですよ。
もっとウガツホムラexについて知りたい!という方は他のnoteも読んでみることをお勧めします。私自身もとあるnoteに出会い、ウガツホムラexの魅力に一目惚れしてこのような大型大会で使う流れとなりました。
現環境でもタケルライコ&緑オーガポンに強めというのもあり、期待できるデッキなんじゃないかと思います。
意見、感想などありましたら以下にXのアカウントを載せておきますのでDMいただけたら嬉しいです。飛んで喜びます。
@h1b4r1_pokemon

最後にこのような素晴らしい大会を開催して下さったカードラッシュ大会運営の皆様、対戦して下さった皆様、その他会場で仲良くして下さった皆様に心より感謝申し上げます。

ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。


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