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ガレージキット樋口楓を作る【軸打ち編】

 wf2023wで購入したハリギリさん原型の樋口楓を作って行きます。この記事では軸打ち作業をする際、部分ごとにどのように処理したかを纏めていきます。

テーブル

テーブルは8パーツ構成です。グレーのパーツのみ3Dプリンタ出力品で残りはレジン製。


足パーツ① 0.5mm真鍮線で軸打ちしました。右の1本は仮組み時に天板パーツに残ってしまってます。
足パーツ②  中心の円形パーツは0.3×1のネオジウム磁石で固定します。
足パーツ③  こちらも0.3×1のネオジウム磁石を埋め込みました。
組み立て後、グレーのパーツは塗装後に接着剤で固定します。多少歪みがあるので表面処理の時に修正します。

細かいパーツを組み合わせる構成のため歪みが出やすいです。この辺りは熱を加えて調節する必要があります。足部分の丸いパーツは真鍮線だと塗装後の組み立てがやりにくいので磁石の方が良さそうです。0.3mmの磁石で保持力は問題なしですね。

椅子

椅子は全3パーツです。


2本の横棒の間のレジンは破損防止のサポートのようなので切り取って大丈夫です。
塗り分けもないパーツなので整面して接着しておきました。
座面パーツ裏面の溝にはめ込めば完成。合う向きがあるので無理にはめないよう注意。

脚の部分を接着した際、パーツの接着部に隙間ができるのでシアノンで埋めてます。塗装後に接着すると隙間が埋めにくいですし、座面パーツとの嵌合調整もしやすいので先に接着する方が良いと思います。

髪の毛

髪の毛は全9パーツです。写っていませんが前髪は3Dプリンタ出力品です。
大きいパーツは1mm真鍮線で軸打ち、毛先の細かいパーツは表面処理をして接着しました。
椅子に座らせる際には毛先はこのように収まります。

毛先のパーツを組み付ける位置は少し分かりづらいです。パーツの合いもそこまで良くなく隙間が目立つので塗装前に接着しました。椅子に座らせる際には先に髪の毛だけ位置を決めてから本体を座らせた後に頭部に髪の毛を固定する方がやりやすいです。

上半身

上半身は全7パーツです。この他3Dプリンタ製のバッグのファスナーが付きます上着と胴体の固定以外は1mm真鍮線で軸打ちしました。
上着は軸が打ちにくいので5mm×2mmのネオジウム磁石で固定します。左肩はパーツが薄く磁石も固定できないので、シアノンに砂鉄を混ぜて塗りつけています。
胴体は2つとも5mm×2mmのネオジウム磁石です。

上着と胴体の固定以外はそこまで難しくないです。左手とポケットは嵌合がキツめなので嵌め合いを調節しておかないと組み立て時に塗装が剥げる可能性がありそうです。

ズボン

全4パーツ、その他に靴紐パーツが2つあります。

ズボンは1mm真鍮線で軸打ちしてます。特に難しいところはないですが、股間辺りの接合部に隙間が出来るので埋める必要があります。椅子との固定にも1mm真鍮線を使用しました。

全体

本体が組み上がりました。パーツの歪みを取ったり嵌合を調整したりと思ったより時間がかかってしまいました。組み立ての難易度は難しめだと思います。隙間を埋める工程は表面処理の記事で書こうと思います。
 テーブルの上の小物類はテーブルと磁石で固定しようとも思いましたが、配置の自由度が無くなりそうなので辞めました。展示する際は両面テープ等で固定する予定です。

次は表面処理の工程を別記事で書いていきます。それでは!

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