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通底縁劇・通底音劇dawn songの感想

千葉県内房総地域で開催中の百年後芸術祭
ライブパフォーマンス「通底縁劇・通底音劇」は
4/6から会場、出演者を変えて4回開催されます。
5/4(土)
君津市民文化ホールで開催された
dawn songに参加しました。

コンサートから丸一日が経とうとしていますが、
宮本さんの姿、歌の余韻を今も感じています。
こんな宮本さんはじめてじゃないか⁈
ってドキドキしっぱなしのコンサート2時間でした。
この宮本さんは今までと何か違う、どういうこと?
印象的な曲について、コンサート中やコンサート後に感じたこと、宮本浩次さんのパフォーマンスを中心に、コンサートの感想を書きます。



開演30分前
会場に音楽が流れてきました。
あまり聴いたことのない曲ばかり。
少し古い曲かな?
ここからもうdawn songは始まってるんだろう。

モノローグから浅沼圭さんのダンスパフォーマンスがスタート。
女性ユニット落花生ズの【夜明けのうた】が始まった。
岸洋子さんの【夜明けのうた】とても好きです。
宮本さんの【夜明けのうた】も、きっと聴けるんだろうなぁと思いながらステージを注目していた。

宮本さんがステージに登場。
現れた瞬間からオーラというかエネルギー、全身から強く放つものを感じた。
なんなんだ今日の宮本さん…心拍数上がる!

赤いスイートピー
木綿のハンカチーフ
春なのに

もう、声がすごい!

今までのコンサートでも披露されてきた曲たちなので何度も聴いているけど、迫力がすごい!
この日の宮本さんは何か違う!

ステージが近くて、私の席からはほぼ目線の高さ、直接宮本さんの姿に、歌声に射抜かれるよう…

ここで宮本さんのステージ衣装のことを。
ステージの構成上、宮本さんはステージに現れたり引き上げたりを繰り返されたため、バリエーションがありました。

登場時はベロア生地ジャケット
白シャツ
レジメンタルタイ(黒とシルバーかな)
※スキニーパンツとサイドゴアブーツは変わらず

黒ジャケット白シャツ

黒シャツ

アンコール白シャツ

歌が進むとシャツは汗をまとい、柔らかく体に動きに添う。たまらない…

体に添う衣装は動きとともに宮本さんの体と一体となり、全てがこのひとの表現になってるんだ。

落花生ズさんと宮本さんがコラボする曲がありました。
どの曲も宮本さんの歌唱でははじめて聴く曲。
しかも、どの曲もすごい歌が聴けた!と思わせられるパフォーマンスでした。

【夜明けのスキャット】
宮本さんが歌うルールールルルー♪
宮本さんの声で歌う夜明けのスキャット
わ!なんという表現なんだろう
声の美しさと迫力が、すごすぎるものを聴いてしまった。

そして【東京ブギウギ】
こちらも宮本さんの太い声でしかもリズミカルな表現がすごくて、胸のドキドキがおさまる時なく続いていく。ダンスもありました。

【花〜すべての人の心に花を】
今まで聴いたどの人が歌う花とも違う、聴いたことない素晴らしい花でした。とても心の中に響きました。

落花生ズさんとコラボしたのは今まで宮本さんが歌ってきた曲とはイメージが違う新しいタイプの曲と感じ、衝撃がありました。
そしてすべて多くの人に愛されてきた名曲。

宮本さんが歌うと、うまい!とかそつなく!なんてもんじゃない。
このひとの歌の表現はどこまでいくのか?というか、私がまだ知らなかった、聴いたことのなかった宮本さんなんだろうと思った。

今までコンサートで披露されてきた曲もたくさん披露してくれた。
今回のコンサートでは、歌詞が終わったあとの『アー』や『ウォー』などの声の表現が数多くの曲でみられた。
バックバンドの演奏と宮本さんの声が曲の最後まで響きあう大好きな瞬間です。

【夜明けのうた】
コンサート最後の曲
冒頭から宮本さんの声に嗚咽が混じり、涙しているよう。
歌はそのまま進んでいき、突然のシャツバリ!!
は?涙してシャツバリって…宮本さんの中で何が起きているの?こういうところに翻弄されてしまいます。

【冬の花】
盛大な手拍子から再登場、
アンコールの冬の花はもう圧巻でした。
わからないけどホール全体が宮本さんの歌に魅せられ、虜になってしまったような感じもしました。

冬の花
この曲は宮本浩次ソロデビュー曲で、小林武史さんプロデュースです。

落花生ズ、宮本浩次
今回のコンサートで披露された曲は
昭和に広く親しまれた歌謡曲がほとんど。

「通底縁劇・通底音劇」のテーマで選ばれた曲。
[つながるはずのないものがつながる、つながっている]という「通底」

そう思うと、ラストの冬の花という曲は歌謡曲味あり、宮本浩次自身の来し方生き方を描いている、その歌詞がメロディが多くの人に伝わり響く歌、ということで今回のテーマにピッタリの曲か!と思いました。

コンサート終了後、バスツアー参加組でしたのでバスに乗り込み東京へ向かいます。
お隣のフォロワーさんと今日の宮本さんの話になりました。

興奮冷めやらずというか、胸に突き刺さる歌と姿が今回すごく強くて、登場した時から色気というのか発するものがビンビン伝わってきて惚れ直した!と思ったんですが、それはなぜだろうと思ったんですね。

フォロワーさんは「落花生ズさんとコラボしたからじゃないか」と。
今回バンドは小林さん、名越さん、玉田さん、須藤さんに加えてチェロ四家卯大さん、サックス・フルート竹内理恵さん。
バンドメンバーとも一期一会なところはもちろんあるかと思いますが、今回は女性ユニット落花生ズさん、ダンス浅沼圭さんと、はじめての方たちとのコラボがありました。

とても迫力あるダンスを披露してくれた浅沼圭さん。宮本さんとのコラボはありませんでしたが、
今回のステージでダンスパフォーマンスはかなり重要だと感じました。

落花生ズさんとのコラボ曲は新しい曲の挑戦となり、ステージ上で歌のコラボをするということはアーティスト同士の刺激がかなりあったのではないかと思います。
女性アーティストであるということも影響したのかもしれません。
その刺激が、宮本さん自身のパフォーマンスや、ひとりの男性としての色気、力強さが増し増しの歌や姿となり、それが客席の私に強く強く伝わったのではないかと。

今回の企画に沿って、新しい人たちとのコラボで宮本浩次の新たな魅力をプロデュースする。
小林さんは意図してコラボを企画したのかしら?
客観的に宮本さんを見ていて、まだ見せていない宮本の魅力を引き出せると思ったのかしら?

[つながるはずのないものがつながる、つながっている]という「通底」

幼少期からテレビやラジオから流れる歌謡曲に親しんできて、エレファントカシマシ、宮本浩次ではアルバム【ROMANCE】から多くの名曲のカバーを歌ってきた宮本さん。

落花生ズのお二人の歌は、美しく、時にはとても迫力を感じる歌声でした。
コラボ曲を歌う宮本さんの歌声は、とても強く迫力があり、『演歌も好きだった』とおっしゃっていたことを思い出しました。
これまでの宮本さんと新しいコラボで生まれた宮本さんの魅力、全く新しいようでいてどこかで「通底」するものがあるんだなと感じました。

一曲一曲の魅力もさることながら、宮本さんのステージはトータルで惹きつけられる大きな魅力があるとあらためて感じた、なんとも幸せな2時間でした。

[つながるはずのないものがつながる、つながっている]
ひとが生きている間はこの言葉のように、自分以外のひとや環境やさまざまなこととつながる、つながっているのではないかと思います。
アンドレ・ブルトンの本は読んでいません。
「通底」の解釈は間違っているかもしれません。

宮本浩次さんのこれからのコンサートも、楽しみでしかありません。

追記

男・女という言葉を積極的に使うことはあまりしたくないな、と常日頃思っています。

が、4日公演の宮本さんからは、大好きな歌声として届けられる振動と、強く大きな波動とでも言いたいエネルギーとともに、57歳宮本浩次の男の魅力をものすごく感じている自分がいました。

腕を上げたり拳を上げて楽しむというより、宮本さんの動き・カッコいい姿・素晴らしい歌声が体中に染み込んでくるのを、胸に手を当てながらドキドキしながら観ていました。
好きだーって思いました。

ホールで宮本さんとほぼ目線の高さが合う席だったのもあり、何度もこちらを見てくれてる!目が合った!!とうれしくなりました。
これがコンサートの[場]に参加して感じることなんだ、また会いたくなるんだって思いました。

5日公演に参加されたエビバデさんの感想をxで読み、私もまだ長い余韻に酔い、支配されているように感じています。
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ♡

素晴らしい宮本さんを体験し、フォロワーさんとお話していたことをきっかけに、このコンサートdawn song の宮本さんのこと、現時点の感想はぜひ書き留めておきたい!と思い、この文となりました。
フォロワーさんありがとう!

拙文を読んでいただき、
ありがとうございました。


#宮本浩次
#百年後芸術祭
#dawn song

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