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製造業のデジタル活用のために知っておきたい「経営層と製造現場でDXの考えが合わない」ワケ

皆さん、こんにちは。ゴール・システム・コンサルティング(GSC)の白須です。最近、DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉をよく聞くようになりました。ただ、全社一丸となって取り組めない悩みをちらほら耳にします。私のクライアント先でも、「最近、上層部からDXを検討するように言われました。具体的にどう進めれば良いか分からないです」といった相談を受けることが多くなりました。

もう少し具体的に話をしましょう。経営層は、厳しい競争環境で勝ち残っていくためには、新しい経営手法やソリューションを次々に取り入れていく必要があると考えます。一方で、製造部門が経営層から「DXを推進し、データをもっと活用してください」と言われると、どう受け止めるでしょうか?

製造部門としては、工場内には「生産指示」「原材料や仕掛品」「人員や機械などのリソース」「品質」関連のデータがあり、既に、これらのデータを業務に活用しているという認識です。これ以上データ活用をしようと思うと、抜本的なITシステムの再構築が必要と感じてしまいます。となればシステム部門の業務範囲になり、製造部門では手に余ると思われる方も少なくありません。

ここでTOCの考え方が役立ちます。ご存知の通り、TOCは「工場のスループットはボトルネックの能力で制限されている」と考えます。いきなりITシステムの再構築を考えるのではなく、ボトルネック工程を徹底的に活用することでスループットが増えることに着目し、現場にある既存のデータを、スループット向上のために活用することから始めれば良いのです。

弊社ゴール・システム・コンサルティングでも、DX推進のご支援をしています。ポイントは「TOC×デジタル×カイゼン」に集約できます。

私達のご支援では、デジタルの導入は手段であると明確に位置付けて推進します。自動車や家電といった組み立て関連のディスクリート型製造業において、DXで大きな価値を実現するにはTOCに基づくマネジメント実行管理のルールを情報システムに実装することが不可欠です。新しいルールに基づくオペレーションが確実に実行するように定着させるのです。つまり、TOCに基づくスマートファクトリーの実現に近づきます。

具体的な事例については、8月22日(火)にセミナーでお話させて頂きます。ご興味があるかたは、以下のURLからお申し込みください。

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