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【プロダクトマネージャー座談会】グロービスのプロダクトマネージャーが語る教育事業の現在と未来

こんにちは!グロービス採用広報です。

グロービスでは「GLOBIS 学び放題」や英語版の「GLOBIS Unlimited 」、実践につながる基礎スキルが習得できる「ナノ単科」など社会人学習を加速させるオンライン学習サービスを運営しています。

今回は、グロービスのオンラインサービスをリードするPdM4名にこれまでの経験や実際の業務範囲、これからのキャリアについて聞いてみました。

PdM4名のそれぞれの視点

ーーこれまでの経歴を教えてください。

神崎:もともとデザイナーからキャリアをスタートし、その延長でKPI設計やデザイン組織のマネジメントなど幅広く経験しました。

その後プロダクトマネージャーとなり、転職を考えていた際にグロービスに興味を持ちました。面接の中で話を聞いていくうちに、すでに社会人教育でシェアを獲得しているグロービスがオンライン領域に挑戦し、それをグロースさせるフェーズが面白いと感じ、入社を決めました。

現在は「GLOBIS 学び放題」の受講体験開発チームのプロダクトマネージャーとして、事業目標達成に向けてKPI設計と顧客インサイトの定義やロードマップや目標の設定、ステークホルダーとのプロジェクトマネジメントまで一気通貫で担当しています。

久津:僕はファーストキャリアで社内SEを経験した後、リクルートに転職しプロジェクトマネージャーを経てプロダクトマネージャーになりました。エンジニアリング経験を強みとしつつ、次第に事業側の戦略立案などに関わったり、新規事業の立ち上げなどを経験しました。

グロービスに入社を決めたのは社会人教育への課題に共感したからですね。社会人教育という領域でより事業をアップデートさせていきたいと思ったのがきっかけです。グロービスでは法人事業のプロダクトマネージャーとしてサービスを横断してどのように事業を推し進めていくのかの定義づけや全体のプロジェクト管理などを担当しています。

松尾:営業からキャリアをスタートし、前職のソフトバンクではマーケティングや人事、PMIやプロダクトマネージャーを経て、新規事業開発や技術戦略、PMP講師や社内スタートアップなどを経験しました。

コロナ禍で今後の働き方を考えた時にエージェントからグロービスを紹介してもらいました。面接の際に、グロービスの課題感や今後プロダクトをどうしていきたいのかということを正直ベースでお話しいただき面接でここまでぶっちゃけてもらえるのは面白いなと(笑)それで入社を決めました。

今は法人向けの企業研修管理システム「GLOPLA LMS」の開発と組織開発を中心に担当しています。開発チームだけではなく、BizDevチームやRevチームと共創しプラットフォーム事業立ち上げの仕組みづくりや、チーム間の連携をスムーズにするためのプロセスや役割の設計導入などに取り組んでいます。

染谷:僕は新卒でサイバーエージェントに入社し、広告商品の開発などに携わりました。新規事業の立ち上げや起業を経験した後、グロービスにまず業務委託として入社しました。海外に出ていくプロダクトを作りたいという想いや、学習や教育事業に興味があったので、グロービスがすでにMBAのシェアを国内で取れていること、海外にも進出できるという話を聞いてワクワクし入社を決めました。

現在はナノ単科の責任者として事業をリードしています。直近だと採用が加速していることもあり、プロダクト開発の部分から組織のマネジメントや事業戦略の策定などに注力しています。

社会人教育の領域でイノベーションを起こし続けていく

ーーみなさん多様なキャリアをお持ちなんですね。グロービスのPdMの役割について、何か特徴はありますか?

神崎:関わるステークホルダーが多いので、各ステークホルダーと目線を合わせることが重要になってくると思います。

より良い学習の体験を作ろうとして、すぐに何をするか決められるわけではありません。使いやすさの改善だけではなく、学習するという行動に対ししっかり動機づけをして、良質なインプットとアウトプットに向けての体験をいかにつくっていくかが必要になってくるので、考え続けなきゃいけないですね。

久津:社会人学習の領域はまだ「正解がわからない」ドメインだと思っています。どうすれば学習を継続してもらえるのか、どうすれば学習の成果を実感できるのかなど、まだまだ探求すべきことが多いです。その状況の中でどのように方向性を決めるかが、グロービスのPdMの難しさであり、楽しいところでもあると思います。

ゲームルールができ始めている業界もありますが、社会人学習の領域はゲームルールがまだまだ定まっていません。成果をどう実感してもらえるのか?売り上げをどう上げていくのか?などPdMとしてフォーカスポイントを決めていくのが難しいところではありますね。

松尾:久津さんのいう通り、教育事業は数値としての成果が見えにくいのでビジネス的に考えるのが難しいですね。

開発のことだけではなくプロダクトミッションやチーム方針を自ら定め、事業戦略との整合や検証状況により開発優先順を見直さなければいけないという状況の中、常に考え行動し続けることが求められますね。

染谷:グロービスのPdMは、営業やオペレーション、システムやUIの実装など事業活動全般が求められます。関わるステークホルダーが多い中で、各ポジションメンバーがそれぞれ持っている想いや取り組みによって、優先して考えるべき課題が違ってきます。

社会人教育という領域を30年間やっているということはグロービスの強みではありますが、今までと同じ取り組みをしていてもユーザーに適切なより良い学習体験を提供できるわけではありません。

その中で教育のイノベーションを起こすために、たくさんのステークホルダーと目線を合わせつつ、常に思考し続けるタフネスさが必要ですね。

最適な学習体験を提供していくために

ーー現在課題に感じている点があれば教えてください。

神崎:ゴールやニーズの異なる、複数のユーザーセグメントに対して価値提供しきれていないなと感じます。セグメントごとにパターンを出し、状況に応じてカバーできるようなライトな学習からヘビーな学習、それより上を目指す単科、大学院といったところまでスムーズな体験をつくりこみたいと思っています。

そのためには、ユーザー自身に課題を明確にしてもらうこと、学習目標を明確にしてもらうことが大事だと思っています。それらをサポートするために、ユーザーを動機づけしたり、テストを受けてもらって自分の足りないところがわかったり、同職種の人たちがどんな学習をしているのかがわかったりする仕組みを作れると良いなと思っています。

久津:圧倒的に「考える人」「決める人」が足りていない点です。教育事業では正解がわかりづらい領域なので、方向性やフォーカスポイントを決めるために企画・検討・調査に力をかける必要があるのですが、そこのパワーが足りていません。

我々はグローバル市場にも挑んでいてステークホルダーも多いし、複数のプロダクトも展開しているので、方針を考えるのが凄まじく難しいです。しかし考えやすくすることはできると思っていて、ボードメンバーと連携して注力するポイントを決め、組織として戦略の言語化レベルを上げて行きたいと思っています。そういう環境づくりをしながら、PdMの育成や採用もしていきたいです。

染谷:教育系のサービスはKPIがなかなか上がりにくいです。さらにテクノロジーの力だけでは解決できない部分もあると思います。

先日、普段はオンラインで学ばれているナノ単科の受講生を30人程度呼んで、オフ会をやったんですよ。すごく盛り上がったみたいで3次会まで開催されたみたいなんですよね。学ぶために必要なのはそういったリアルで熱量をあげる場だと感じました。それをどう全体の体験につなげていくかを今後は考えていきたいですね。

ーー今後どんなメンバーと一緒に働きたいですか?

神崎:学習系のサービスではユーザーの長期にわたる成長に寄り添うという特性があるため、ゴール定義が難しく、検証も困難という特徴があります。

ただ、その中でもユーザーに価値提供できている実感を感じる瞬間は多々ありますし、そこに大きなやりがいも感じます。ぜひ、一緒にユーザーの人生に深く、長く関わることのできるプロダクトをつくりましょう!

久津:教育事業は不確実性が高い領域なので、その中で楽しめる人が良いと思います。人間は決まっていないことに対し不安になりがちで、それをストレスに感じるケースも多いと思います。

その状況を楽しんでポジティブに捉え、変えていこうという人はすごく良いと思います。我々は学習が人や社会を豊かにすることを信じていますが、それを達成するためにはまだまだ壁があるので、その壁を一緒に乗り越えていきましょう!

松尾:新規事業は、実はアイデアの受容性を確認しながら可能性をつぶしていく作業の繰り返しです。それに耐えられないとなかなか成果に結びつかず自分のやっていることが無駄だと感じてしまいますが、事業全体で見ると顧客が使えないものを開発しなくてよかったということで、価値ある活動なんです。

そういったリスクへの耐性や不確実性を楽しめる人や、プロダクトだけでなく顧客や市場の未来を考えたい人は、グロービスにマッチすると思います。

染谷:みんなの言う通り不確実性が高いところを楽しめるかどうかはとても大事ですね。ユーザーの価値を考え続ける、そこを愚直にやり切れるのかが大事だと思います。

学習にはいろんなアプローチの仕方があります。さまざまな分野でエッジが立った人を集めているので、それぞれが自分の強みを発揮し、お互いに尊敬しあえる人と働きたいですね。ご自身の成功パターンをもとに挑戦し続けたい方、エントリーお待ちしております!

ーーありがとうございました!

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