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西九州ひとり旅2日目 軍艦島クルーズに千綿駅など

西九州へのひとり旅、いよいよ2日目ということで移動メインの昨日より観光を重点にする1日にしたいと思います。

朝から路面電車にて出島方面を目指していきます。通勤通学ラッシュということで首都圏なみの混雑でした。短編成列車にありがちな積み残しも出ていました。積み残しとは混みすぎて乗れないから次の列車を利用せざるを得ないことを言います。

途中の電停で高校生が大量に下車したため、目的駅に着く頃にはだいぶ空いて来ました。
地方といえどバスよりも路面電車の方が本数が多くて便利だったりしますから需要はめちゃくちゃあるんだと思われます。

長崎港 今日はくもり

目的地の大波止電停に着きまして、歩いて5分くらいで長崎港に到着しました。

これからやまさ海運の遊覧船に乗って軍艦島を目指していきます。事前にネット予約していたためだいぶ割引されていました。ただチケットを購入した際に係員から今日は波が高いので現場判断になりますが上陸出来ない可能性がありますとのことを伝えられました。

確か波高計の高さが0.5メートルを超えるときには上陸できないとの条例が長崎市にはあるようです。その判断は正しいと思います。知床遊覧船の事故の記憶も遠くなく、乗客を安心させてくれる要因だと思います。

やまさ海運のマルベージャ3号

良い席を取ろうと思い、早めに並ぶことにしました。すでに先客がけっこうおりましたが多分そんなにきつい椅子取りゲームでは無いだろうなと。そして右側の方が見どころが多いと情報を得ていたのでそこをゲット。

2階の右側の座席を危なげなく着席。これからかなり興味のあった軍艦島に行けるって思うとマジでワクワクしてきます。

軍艦島は大正時代から石炭がたくさん採れる炭鉱の島として島の大部分を人工島として増築して一時は東京23区よりも人口密度の高い町の島として栄えたのですがエネルギー革命により衰退し、現在は無人島となっています。
その島の様子が戦艦土佐という軍艦に似ていることからその名前になりました。

クルーズ遊覧船がいよいよ出航しましたが軍艦島に到着するまでも長崎の街や造船所、稲佐山の案内をしてくれて、聞いてて飽きないです。
やまさ海運の船員さんたちはいかにも船乗りって感じのごつい感じと爽やかさをブレンドしたみたいな良き兄ちゃんってかんじの案内や仕事ぶりが見ていて良い気分になりました。

軍艦島を目前にして、案内放送が。波高計の高さは0.7メートルのため上陸中止と。
ああ残念! ただなんとなくそんな予感もしていました。ここからは周遊クルーズに変更になるとのことです。 そのため、今回は気持ちを切り替えてそっちを存分に楽しむとしましよう。

見えてきた軍艦島
高層マンションの廃墟
さながら軍艦のようだ

軍艦島の周りをぐるりと回ってもらい、それぞれの場所や建物を解説してくれました。偉い人の住んでいた居住区や小さな港、現在稼働している無人の灯台、地下空間や学校、保育園など町が本当に昔あったんだなというのを実物で見て認識出来ました。
そして帰り際にガイドさんから少しずつ崩れてしまっているため今日見た軍艦島と同じ様子は2度と見ることは出来ません。特に30号棟は崩壊の一途を辿り、劣化がかなり進んでいます。
カメラにしっかりおさめることをオススメしますとのことを伝えられたのがめちゃ印象に残っています。

長崎港へ戻るときは室内の船室にて座りました。けっこう夏なのに風で寒かったので笑

長崎港に着いたら上陸出来なかった分の返金とポストカードと次回使える割引券を頂きました。こう言ったアフターケアがあるのが工夫されてるなあ。

長崎港の地げ丼

長崎港という海鮮料理屋さんの地げ丼というメニューを頼みました。長崎港の中ではけっこうリーズナブルなメニューで長崎産の地魚だけを使ったメニューだそうでタコ、エビ、キビナゴ他たくさんの豊富な刺身が載った海鮮丼です。
やっぱり地魚を出してくれる店が旅行者には本当に嬉しいですよね!

長崎駅のアミュプラザにて少し時間をつぶしたあとは、乗り鉄タイムです笑

YC01系 通称やさしくて力持ち💪
ミドリブという花屋さんが併設
木造駅舎

長崎本線に乗り、YC01系に初乗車。ボックスシートが少なくロングシート主体の車両です。床にはQRコードの模様という珍しくも斬新なデザインとなっています。

1時間ほどで今回の乗り鉄の一つ目の目的地、千綿駅に到着しました。ここは海が近く景観の良さもさることながら駅舎から見たホームと海のコントラストが映える駅として有名で青春18きっぷのポスターにも使用されたこともあります。やっぱり海が綺麗ですね!

写真や動画撮影をしているとお花屋さんから綺麗な女性スタッフがいらっしゃり店内にお邪魔させてもらいました笑
聞けば今年の春に旧駅務室を使い、ミドリブという名でオープンし、特定の曜日にお花屋さんを子育て中のママさんスタッフで運営しているそうです。
ここはかつてカフェが入ってたそうですが閉店してしまい、しばらく空いていたそうです。

無人駅舎にカフェはわりとありますがお花屋さんというのは初めてです。げこふりの母が昔、フラワーアレンジメント講師をしていたので大量のお花はなんだか懐かしい感じがしました。

少しお姉さんと世間話をして、きっぷ販売の簡易委託も受けているとのことで佐世保までのきっぷを買わせてもらいました。何も買わずに出て行くことにならずに良かった笑

再びやさしくて力持ちに乗り、今度は佐世保を目指していきます。途中ハウステンボスが見えてそこから大量の外国人観光客が乗り込んで車内は賑やかに。 そういえばハウステンボスも中国人経営者がやっているんでしたっけ?
日本人大丈夫か! と余計な心配をしているうちに佐世保到着です。

そこからは松浦鉄道に乗り換え、たびら平戸口駅を目指していきます。今度はボックスシートを確保出来て、快適に乗ることが出来ました。のんびりと住宅地や野原、森などを走ります。各駅には子どもたちが書いた図工や美術の作品が展示されており、なかなか良いアイデアだなと感じました。

駅前
今でも日本最西端を謳う
ネコちゃん 駅長候補?

かつての日本最西端の駅、沖縄のゆいレール開通後は本土最西端の駅として有名な駅です。駅内には小さな鉄道博物館もあります笑

多くの有名人も訪れている


他の最南端、最東端、最北端の駅なども紹介しており端っこの駅として駅起こしが行われるのは良いことだなあと。日本と付くだけで全国から観光客や鉄道ファンが来てくれますからね笑

最南端の西大山駅、最北端の稚内駅、そして今回の最西端、たびら平戸口駅を訪れることが出来たので残すは東根室だけとなりました。
いつか行ってみます笑

そして可愛いネコちゃんの駅務員が業務の疲れにより堂々とホームにてくつろいでおりました笑 このネコも駅長候補でしょうか! おかげで良い写真撮れましたありがとう

松浦鉄道のMR600型

ここからまた佐世保にトンボがえりです笑
森の中から車両がやってきました。帰りは帰宅時間帯なので高校生らで混んでるかなと思いきや、まだここら辺ではガラガラでした。

そして暗くなり始めたくらいに佐世保に到着し、少し腹ごしらえをします。

ヒカリの佐世保バーガー

佐世保と言えば、佐世保バーガー!
これを食べないわけにはいかないということで駅から近い佐世保港近くのハンバーガーショップ ヒカリ にてバーガーを食べました。佐世保バーガーと一口に言っても味や具材、レシピはお店によりバラバラです。ここのヒカリさんはエッグが大きいのが特徴だそうです。なかなか美味しかったです。

そして夕暮れ時に港の灯りが綺麗に見えたのでシャッターチャンス! なかなか幻想的ですね! そしてこう言った場所にはつきものの、リア充たちが押し寄せそうな雰囲気を感じとり、早々に退散します笑 ひとり旅で夜景は意外と足が重くなる笑

そのまま長崎へ帰ります。やさしくて力持ちの数少ないボックスシートに座ることができました。途中、踏切の安全確認があり15分程遅れましたが無事に長崎へ到着です。

西九州新幹線開業間近

そして西九州新幹線の試運転列車が止まっていました。これはラッキー! 開業直前の今しかない場面です。現在は普通に開業して走っていますがこのときは長崎の人は新幹線が来ることをかなり待ち侘びていました。N700S系8000番台は6両編成という新幹線の中でも短い両数です。またこちらも乗ってみたいな。
明日は最終日です。

最後までご覧くださいましてありがとうございます。動画のご視聴もぜひよろしくお願いします。またチャンネル登録と高評価どうぞよろしくお願いします。

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