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日本で成功する外国人起業家! キッチンカーから27店舗のドイツ料理チェーン、インド人元インテル社員による物流革命。その戦略は?

経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、『がっちりスクール!!』お金やビジネスについて、一緒に学んでいきましょう!

『がっちりスク―ル!!』では、"読むがっちりマンデー!!”ということで、放送した番組の‟書き起こし”をすぐにお届け。前日の放送を見ていただいた方も見逃した方も、最新の儲かりビジネスやアイデア情報を、仕事のヒントにして活かしてもらえるとうれしいです! 

今回のがっちりマンデーは…「日本で旗揚げ!小さな会社の外国人社長」

日本で働く外国人社長といえば、
外資系企業のエリートが乗り込んできて…というイメージもありますが、
実はそんな人ばかりじゃない!
日本で一から旗揚げして、
思いもつかないやり方でがっちりな外国人社長も結構いるんです。
いったいどんなビジネスをしているのか?
そもそもなんで日本で起業したのか?を探っていきます!

一台のフードトラックから、27店舗のレストランチェーンに!
二人の若きドイツ人社長の緻密な作戦とは?

日本人もびっくり!日本の物流を変える、スゴイ保冷剤を開発したのはインド人社長だった!

外国人社長ならではの儲かり戦略を大公開です!

※以下、2/2に放送した内容の書き起こしです。

一台のフードトラックから、27店舗のレストランチェーンに!ドイツ人社長の緻密な作戦!

まず最初にやってきたのは…

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中目黒にある「シュマッツ」というお店。
店内は結構な混み具合。
何の店かというと…

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テーブルの上には、ソーセージが!
そう、「シュマッツ」はドイツ料理の専門店。
ソーセージだけじゃなく…

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ドイツの定番料理「シュニッツェル」なども頼める
本格レストランなんです。

現在、東京を中心に27店舗を展開中!
ということは相当儲かってるに違いない。
このお店の社長が外国人らしい。
その方が…

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ドイツからやってきた二人の外国人社長。
クリストファーさん32歳、マークさん28歳。

早速ですが、儲かってますか?

クリストファー社長:がっちり!
マーク
社長:がっちり!

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「シュマッツ」は、2015年に1号店をオープンしてから、
たった5年で27店舗に急拡大。
なんでそんなにぐいぐい行けたのでしょうか。
そこには、ドイツ人社長二人の緻密な儲かり戦略があったのです。

シュマッツ儲かり戦略その1「あえて東京でドイツ料理」

クリストファー社長:フレンチ、イタリアン、スペインのレストランは東京のどこにでもあるけど、ドイツ料理はほとんどないんです。

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実際、東京のイタリアンレストランは6400店。
フレンチは3100店もあるのに、なぜかドイツ料理は70店もない。
そこで二人は考えた。

「日本はドイツ料理の空白地帯。美味しいドイツ料理を出せば、
チャンスはある!」
そして本格的なドイツ料理店にするため、「ビール」にもこだわりました。

マーク社長:ドイツからビールを輸入すると、どうしても鮮度が落ちるから
ドイツ産の原料で、日本のブルワリーで作っています。

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麦芽もホップも酵母も、すべてドイツ産の原料を輸入し、
あえて日本のビール工場で作っているんです。
ヴァルドリングにプリンツィンガーなど
ドイツの生ビールを8種類用意。

シュマッツ儲かり戦略その2「スタートは小さく始める」

日本でドイツ料理の店を始めることを決めた二人。
でも、いきなりお店を出すのではなく、

クリストファー社長:6年前はフードトラックでソーセージを売っていました

日本人に、ドイツ料理は受け入れられるのか、
それを確かめるため…

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2014年、中古のバンを買ってキッチンカーに改造。
駐車場やイベント会場などでソーセージやビールを売るという
テスト販売を繰り返したのです。

日本人に合わせて、ソーセージを食べやすいサイズにしたり、
微妙に塩加減を調節したり。するとこれが結構、売れたんです。
       
その年のフジロックフェスティバルでは、
3日間で4000本のソーセージを完売。

クリストファー社長:これならいける!とお店を作りました

ビジネスは小さくスタートして、改良を繰り返す。
慎重で真面目なドイツ人ならではの戦略かも。

シュマッツ儲かり戦略その3「味は日本人向けにアレンジ」

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この日は、新作料理の試食会。
二人の社長のGOサインで新メニューが決まるのですが…

商品開発の方:今日はゴマのシュニッツエルとゆずのザワークラウトを用意してます。

ゴマとゆず。
全くドイツっぽくない組み合わせですが…

クリストファー社長:「シュマッツ」のコンセプトはドイツ料理に和のテイストを融合させることなんです。

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例えば、ジャーマンタルタルからあげは、
ドイツの漬物ザワークラウトでタルタルソースを作った、
まさにドイツと日本が融合した人気メニューなのです。

お客さんも…

お客さん:全体的に味付けがしっかりしてて、美味しいです。
お客さん:カレーが入ってたり、ソーセージにチーズが入ってたり、
日本の家庭料理感がちゃんとあるよね。

本場の味にこだわり過ぎず、日本人に対応する。
この柔軟性も大事なんですね。

ところで、「シュマッツ」にはドイツ人社長ならではの
ちょっとしたルールが。

試食会で、クリストファー社長が…
従業員の女性におすそ分けした時…

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スタッフ:従業員の人にも優しいんですね
クリストファー
社長:「従業員」はダメ!「チーム」って言葉使ってください。

「シュマッツ」では「従業員」というワードは禁句。
上下関係のない、フラットな組織にする!というのが目標なのです。

だから月に2回、二人の社長が各店舗を訪れて、
チームの声を聴くんです。

今年中に40店舗を目指す、という「シュマッツ」

売上げは内緒ですが、
去年は一昨年の3倍になったというから…

シュマッツは、チームの力でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤さん:6年前に2人で100万円ずつ出し合って、中古車を買って始められたそうです。
森永さん:これはリーンスタートアップっていうんですけど、小さく始めて、試行錯誤を繰り返して大きく育てる。これは、ドイツ人らしいですよね。手堅いなと思いますね。


日本の物流に革命を起こす!インド人社長が考えたアイスバッテリー!

次にやってきたのは…

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東京駅丸の内、新丸ビルの10階にある、
アイ・ティ・イーという会社。
早速。中へ…

い

従業員8人という小さな会社の社長が…

インドからやってきたパンカジ・ガルグ社長52歳。

この会社が作っているのが…

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パンカジ・ガルグ社長:アイスバッテリーです。

全然、聞いたことないですが、
要するに「保冷剤」ということでしょうか?

パンカジ・ガルグ社長:そうですね、保冷剤ですけどね…わからないですか?うちの営業もまだまだ足らないな~

なんでもアイスバッテリーは、
いままでとは全然違う保冷剤らしい…

すでに年間数億円を売り上げていて、
日本の物流に革命を起こすかも、といわれる商品なのです。

アイスバッテリーの何がすごいのでしょうか?

パンカジ・ガルグ社長:これは「充電」して、その後は24時間か3日間か、一週間持つ。

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「充電」というのは、普通の保冷剤と一緒で、
「冷凍庫で凍らせる」ってことなんですが、
その保冷するパワーが半端ないらしい。

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ソフトクリームを箱に入れて、
片方は普通の保冷剤、もう片方には
アイスバッテリーを入れて箱を閉じて、
二つの箱を気温35度に設定した装置に入れます。

3時間後…
同時に開けてみると…

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普通の保冷材のソフトクリームはドロドロ、
に対して、アイスバッテリーは、ちゃんと形が残っています。

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温度変化を見てみると、
普通の保冷材はどんどん上昇していくのに、
アイスバッテリーの方は、
12時間経ってもほとんど変わらないんです。

スタッフ:すごいですね、アイスバッテリー!
パンカジ・ガルグ社長:我々としては当たり前のことですけどね。

そう!この冷却力のスゴさはまだ序の口。
一番のすごさは、冷やす温度を変えられるということ。

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7種類あるアイスバッテリーを使い分ければ、
0度からマイナス35度まで、
運ぶものに合わせて設定温度が変えられるんです。

パンカジ・ガルグ社長:農産物なら2度~5度。冷凍食品は-18度から-20度。アイスクリームなら-25度。バラバラの商品で温度も違うから、そうすると設定温度が違わないといけない。

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日本の食品物流は、今どんどん、温度管理に細かくなってきているんです。
冷凍食品はマイナス20度くらい、
肉や魚はマイナス2度、野菜や果物は0度と、
一番美味しい温度で運びたい。

例えば…

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焼肉大手のトラジでは…

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各店舗に配送する生のお肉を保冷ボックスに詰めたら…

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アイスバッテリーが登場。
マイナス2度設定のもので、
箱の中の温度は1、2度くらいに保たれるんだとか。

トラジセントラルキッチン部のチェスヨンセンター長に話を伺いました。

チェスヨンさん:以前は冷凍の状態でカルビを店舗に送っていました。でも生の状態で流通させようと、それが一番美味しい状態で食べてもらえる。ということでアイスバッテリーを使ってみたら、理想の状態でカルビが店舗に届けられたので即導入しました。

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保冷車の電気代も一切かからないし、
普通のトラックに、冷凍、冷蔵、常温の荷物を
同時に積み込むことも出来る!
これはすごいことなんです。

スタッフ:社長が1人で作ったんですか?
パンカジ・ガルグ社長:そうですね

設定温度は、中の溶液の配合を、
細かく変えるのがポイントなんですが、もちろん最重要な企業秘密。
でもガルグ社長、
なんで保冷剤を開発しようと思ったんでしょうか?

パンカジ・ガルグ社長:私もともとインテルで半導体責任者だったから。CPUは熱をいっぱい出すから。

10年以上前、半導体を冷却するために試行錯誤した経験が、アイスバッテリーの開発につながったんだとか。

日本の物流を変えること間違いなしのアイスバッテリー。
すでに国内で100社以上のお得意さんをゲットした、とのことですが、
つい最近、ガルク社長にとって嬉しいことが。

パンカジ・ガルグ社長:インドの国営鉄道が、アイスバッテリーを採用したから、今年からインドでアイスバッテリー見ることできます。

人口13億、地元インドの国鉄が、アイスバッテリーの採用を決定!
うまくいけば、売上げも急激に上がりそうってことで…

ITEはアイスバッテリーでがっちり!

ネパール人社長が日本の林業で大活躍!特殊伐採とは?

やってきたのは…

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奈良県の御所市にある一軒家。

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「カルマ フォレストケア」と書いてありますが…

そこにいたのは…

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日本人の奥さま。
ご主人の国の民族衣装でお出迎え。

スタッフ:ご自宅ってことですか?自宅兼会社?
奥さん:そうです。

上がらせてもらうと…
ご主人の姿が…

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ネパールからやってきたシェルパ・カルマ社長48歳。

従業員は奥様の安紀子さんだけ。
二人でやっている会社なんですが、

この二人、22年前にネパールのヒマラヤで出会ったんだとか。

今何のお仕事してるんですか?

シェルパ・カルマ社長:林業です。特殊な林業なんですけど。

その特殊な林業が、これから儲かりそうってことで、現場を見せてもらいました。

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カルマ社長、30キロの荷物を背負って、すいすいと山を登ります。
10分程歩いて現場に到着…

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樹齢約150年のこのヒノキを切り倒すらしいのですが…

シェルパ・カルマ社長:特殊伐採です。

「特殊伐採」とは、民家や電線の近くにある、
倒れると危険な木を上手に切り倒す、かなり難易度の高いお仕事。

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災害で倒れかけて、お寺の屋根の上に落ちそうな大木を…

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屋根を傷つけずに撤去する。なんてことも手掛けます。

カルマ社長、どんな作業を?

カルマ社長:上の方の枝、電線や道路側に向いてる枝を全部落としてから、軽くなったら、引っ張って倒します。

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よく見ると、ほとんどの枝は一方向に伸びていて…

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その方向には電線が張ってあります。

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このまま切ると枝の重みで電線の方に倒れてしまうので、
まず上の方の枝を落として、電線の方に倒れないようバランスをとります。
どうやって枝を落とすのかというと…

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そう、社長自ら木に登る!

特殊伐採が必要な場所は、
たいていは木が密集していたり、急斜面だったりと、
クレーンなどの重機は入れない。

カルマ社長、上の枝に引っ掛けたロープと、
幹に巻き付けたロープを使って、
すいすい登っていきます。

そして、小型のチェーンソーで枝を切り落とします。

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カルマ社長の目線で地上を見下ろすと、こんな感じに。

スタッフ:怖くないですか?
カルマ社長:大丈夫ですね。

実はカルマ社長、
ネパールにいたときは、ヒマラヤの山岳ガイドをしていて、
高い所での作業には慣れっこなんだとか。

日本でこの仕事についたのも、
自然の中で働きたいと思ったからなんだとか。

カルマ社長の特殊伐採のすごさを、
林業のお仲間に聞いてみると、

津本さん:身体能力が高いですよ。足腰にしろ肺活量にしろ、僕らの3倍くらい動けますよね

カルマ社長の作業は、とにかく速い。
他の人の半分の時間で木に登って、枝を落とす。
下に降りても、かなりの速さで山道を駆け上がれる48歳は少ないかも。

ヒノキの上の方の枝をある程度切り落としたら、
いよいよ木を切り倒す。
倒したい方向に向け、慎重にチェーンソーを入れれ…

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無事に電線側に倒さずに…任務完了。

この特殊伐採、いくらくらい儲かるんでしょうか?

奥さん:年収600万くらいです。
カルマ社長:1000万くらい行けたらいいな

なんでも、林業の後継者不足が深刻で、
手入れが行き届かない森の、危険な木を切り倒す特殊伐採のニーズは
徐々に高まっているらしい。だから…

カルマ社長:カルマフォレストケアは、がっちり!…目指します。

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:需要はどんどん高まっていくと思うんですよ。後継者不足で人材も調達できないってだけでなくて、去年、台風15号が千葉県を襲った時に、停電の普及に時間がかかった最大の原因ていうのは、電線に木が倒れかかって、それを電力会社の社員じゃ、なかなかできなかったんです。
加藤さん: そういうことなんですね。

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(おわり)

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