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台湾発儲かりビジネス! 世界で人気の大型書店「誠品生活」4Kプロジェクターメーカー「BenQ」タピオカの次はタロイモスイーツ!

"読むがっちりマンデー!!”ということで、番組の‟書き起こし”をすぐにお届け。前日に放送した最新の儲かりアイデアや戦略を、ビジネスに活かしてもらえるとうれしいです!

今回のがっちりマンデーは…「儲かる台湾ビジネス」

今なぜか、いろんなところで「台湾」が熱い!
昨年は、街中であちらこちらでお店が大行列の
あのタピオカドリンクや…ふわっふわのかき氷など、
続々と台湾の飲食店が日本に上陸して、どのお店も儲かってる!

さらに、iPhoneやiPadなど、
アップル製品を作っているのも、台湾のメーカー。
パソコンやスマホなどのデジタル家電も安くて高性能と人気なのは、
実はけっこう台湾ブランド!

ついに日本進出!世界で最もイケてる本屋さん「誠品生活」。
その本場、台湾のお店に行ってみたら、本屋なのに、中は工場だった?

世界中でバカ売れのプロジェクターを作る会社!
バカ売れのヒミツは、色作りの職人・エリックさんの目!

タピオカの次は、これだ!
今、台湾や中国で大人気のスイーツ店!
売っているのは…「タロイモ」?

ということで 今回は
今、ノリにのってる 台湾発の儲かりビジネスを調査!
スイーツからデジタルまで、その人気のヒミツに迫ります。

※以下、3/1に放送した内容の書き起こしです。


世界50店、台湾発の人気書店・誠品生活の「時間を消費してもらう工夫」とは?


まずは台北に、世界から注目を集める
すごい儲かりショップがある、とのことで…

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街の中心部にあるこちらのビルへ

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「誠品生活」と書いてますが…
何のお店なのでしょうか?
広報担当のレスリーさんに話を伺いました。

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スタッフ:色んなジャンルの本がありますね。
レスリーさん:はい、ここでは人気の雑誌はもちろん、専門的な本も沢山置いてます。

そう、ここ「誠品生活」は、本屋さん!
最近、アマゾンなどの普及で、
リアルな本屋さんの経営が
世界的にもなかなか厳しい中…

スタッフ:売上げはどうですか?
雑貨担当者さん:今日は平日ですけど、かなり人は多いです。

売れ行きのほうは絶好調!

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今現在、「誠品生活」は、世界中に50店舗を展開。

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去年9月には東京・日本橋にも出店し、連日大盛況!
いまや年間売上げは650億円というから、スゴい!

さらに世界中のメディアからも注目されていて、
タイム誌のアジア版は“アジアで最も優れた書店”、
アメリカのCNNは“世界で最もクール”な店、とべた褒め!

一体「誠品生活」は、何が普通の本屋さんと違うのでしょうか?

誠品生活はここが違う その①「とにかく店内で読みやすい」

お店の中をうろうろみていると…

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とにかくあちこちに、ベンチや腰掛けが。
となると、どうしても、立ち読みならぬ
座り読みをしているお客さんがたくさん。
さらには…

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床に座りこんで本を読んでる人もちらほら。

これでは、本が売れませんよね?
いいんでしょうか!?

書籍担当者さん:座ってOKですよ。ここではお客さんに好きなように読んでもらっています。

なんと「誠品生活」は、立ち読み、座り読みOK!
というか、むしろ、それをしやすいような
お店の作りにしちゃってるんです。
なんでそうするかというと…?

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それは「誠品生活」の創業者のロバート・ウーさんが
大きな病気をしたときに 1冊の本に出会い
心が支えられたのがきっかけ。

「お客さんにも、そんな本に出会ってほしい」
とのことで…
なるべくいろんな本に長く触れられるよう、
立ち読み座り読みを推奨するお店にしたんだとか。

するとこのスタイルが、お客さんから大好評!

お客さん:自由な感じだし 雰囲気も良いよね。
お客さん:他の本屋よりリラックスできるよ。

リラックスしながら欲しい本を選べる。
結果、本の売れ行きもアップしたんです!

誠品生活はここが違うその②「本以外のモノも一緒に売ってる!」

「誠品生活」の
「たべもの・料理」のコーナーをみてみると…
レシピ本がずらりと並ぶ横に…

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なぜか食材や調味料が並んでいます!

スタッフ:なんで本屋に食材や調味料があるんですか?
書籍担当者さん:レシピ本を読んで、料理をしたい人のために置いておけば、本と一緒に買っていくことができますよね?これが 結構評判なんですよ。

さらに、子どもの本のコーナーに行くと?
その横には…

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子ども服!
さらには…

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おもちゃも売っています!
このように、置いてある本のジャンルに関係が深い、
本以外のモノを一緒に売っちゃうのが「誠品生活」のやり方。
これは賢い!

誠品生活はここが違うその③「街に合わせて、店を変える」

世界に50店舗展開する「誠品生活」ですが、
店ごとに、店内のつくりがけっこう違うらしい。

レスリーさん:出店地域の特徴や文化に合わせて店のテーマを変えています。

そう、お店のある街の特徴によって、お店を変えてるんです!

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例えば台北の松山店は、
もともと「タバコの工場」だったところに作ったお店なので…

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店内で「モノ作り体験」ができるんです。

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絵が描けるカフェや…

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革細工ができたり工房まで
「モノ作り体験」ができる店内にしていて、
本を起点に、色んな体験や発見が出来るんです!

「誠品生活」は、独特なスタイルでお客さんを集客し、
がっちり儲かっていました!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:長い時間いるので、スイーツとかも売れるし、家電も売れるし、
時間を消費してもらうという発想がすごいですよね。


次にくる台湾スイーツは、タロイモ? すでに世界に800店舗以上!


台湾でがっちり、といえば・・・
忘れちゃいけないのが、スイーツやドリンクのお店!
去年、大ブームとなったタピオカドリンクや
ふわっふわのかき氷などがブームになりましたが、
次なる儲かり台湾スイーツが、
すでに、日本にやってきてるらしい…

というわけで、やってきたのは東京・銀座。

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お店の名前は…「ミートフレッシュ」?

一体、どんなスイーツなのでしょうか?

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店員さん:芋園4号でございます。

こちらが、ミートフレッシュの看板メニュー
「芋園」!

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中には何やらお餅のようなものが入ってますが、
実は これ、タロイモのお団子なんです!
タロイモがごろんと入っています!

この芋圓、お客さんからも大好評!

お客さん:さっぱりと食べられるんですけどしっかり甘みはある。食感も好きです。
お客さん:台北でタロイモ食べて気に入って、日本でも食べに来ました。タロイモはこれから流行ると思います。

こちらのミートフレッシュ、2年前に日本に進出し…

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すでに日本でも、7店舗を展開中!
一体、なぜそんなに人気なのでしょうか?
その儲かりのヒミツをさぐるべく、台北へ。

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台北のお店にいたのは、社長のフゥさん。

フゥ社長:今日は私が案内するよ

では早速ですが、儲かってますか?

フゥ社長:年間売上げは、だいたい250億円です。

なんと、タロイモのスイーツで 250億円!

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実はこのミートフレッシュ、
今、世界に800店舗以上あって、
名物の「芋圓」だけで、世界中で月に480万食も売れてるんだとか!しかし社長、そもそもなんでタロイモなんでしょうか?

フゥ社長:タロイモは台湾の人達に昔から食べられている食材なんだよ。

そう、ミートフレッシュのスイーツ、タロイモが材料の芋圓は、
台湾では昔からおうちで食べられていました。

今から28年前、
タピオカドリンクの事業を展開していたフゥ社長。

するとある日、農業をしていたお兄さんとお姉さんから、「うちの芋圓おいしいって近所でも評判だから、屋台でも出して売ってみようと思うんだけど、どう進めたらいいのかね?」と相談されました。

だったら、ということで
試しに、小さな芋圓のお店をオープン。
するとこれが、懐かしくて美味しい、と結構売れたんです!
 
「これは、大きなビジネスになるかも!」
と思ったフゥ社長、

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1990年、新北市にミートフレッシュ第一号店を出店。
味の噂はじわじわと広がり、
今では世界に800店舗以上展開する
超ビッグなスイーツ店になったのです。

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芋圓の味は、もともとはお兄さんお姉さんの味、
ということで、お店のロゴにはちゃんと、
2人の顔が描かれているのです。

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取材中にそのお姉さんがいきなりの登場!
社長の23歳年上、御年78のフー・アシンさん。
かなりお元気そう!
せっかくなので、その味の原点を、教えてもらいました。 

お姉さん:9人兄弟でみんなを食べさせないといけなかった時、よく芋圓をつくって食べさせたのよ。昔は貧しかったから色々工夫してつくってたわ。

お姉さんの芋圓は、誰でも食べやすい、やさしい味。その食べやすさが、幅広い世代の人たちに受け入れられた、ということのようです。

お客さん:昔ながらのスイーツが食べられるからいいよね。
お客さん:自然食だから安心して子どもに食べさせられるのがいいわ。
子ども:好きです!

さて、そんなミートフレッシュの芋圓、
作っているのは…

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会社のセントラルキッチン。
ここでは、タロイモを加工したり、タロイモと芋でんぷんを混ぜて
芋圓をつくったら、冷凍して、世界中の店舗に送っているとのこと。

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驚くことに 社長のお姉さんは、
今でもこの工場で現役バリバリで働いてるんです!

お姉さん:私は今、毎日この工場で、食材の品質が落ちないよう管理しています。これからも、ずっと皆さんに愛されるように、品質管理を徹底させていきますよ。
フゥ社長:私も姉に 生活の管理されてるよ。

仲良し兄弟がつくる芋圓。
今年は 日本でもタロイモブームが起きるかも!?


acer、Foxconnのほかにもデジタルメーカー!キレイな画面で差をつけるプロジェクター「BenQ」の秘密は?


実は台湾といえば…

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パソコンメーカーの「acer」や…

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アップルの発注でiPhoneをつくってる
「Foxconn」など、
パソコンやスマホなどを作る会社がたくさんあるデジタルの本場!
その中でも…

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今、グイグイきてる会社がある、とのことで行ってみると…

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大きなビルに…「BenQ」
社名は聞いたことないですが、なんだか儲かってそう!

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社長のジェフリーさん自らお出迎え!

失礼ながら
「BenQ」って聞いたことないんですけど、
何の会社なんでしょうか?

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ジェフリー社長:「BenQ」では、こちらのプロジェクターをつくっています。DLPという方式の4Kプロジェクターは世界シェア2位、実は日本では1位なんだ。世界で年間90万台売り上げてるよ。
スタッフ:年間売上げはどのくらいですか?
ジェフリー社長:グループ全体で…日本円にして7000億円くらいだね。

そう、こちらの「BenQ」さんの看板商品は「プロジェクター」!
世界中で90万台を売るトップメーカーで、
会社全体の売上げは7000億円というから、でかい! 
日本の家電量販店をみてみると・・・?
ありました、ありました!

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シアタープロジェクター、税込み33万1120円!

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さらに、こちらのモバイルプロジェクターは、税込み4万480円

ビックカメラの店員さん:「BenQ」のミドルクラスのプロジェクターも非常に問い合わせが多くなっておりまして、需要も増えてきていると
我々も感じています。

日本でもブレイクしそうな「BenQ」のプロジェクター。
社長いわく、とにかくウリは「画面のキレイさ」。
その「キレイさ」の秘密を教えてほしいんですが…

ジェフリー社長:工場は見せられないんだけど、せっかく来てくれたから、「BenQ」が一番こだわっている製作過程をお見せしましょう。そこは本当にトップシークレットだから、テレビ撮影は初めてだよ!

ということで、なんと テレビ初公開!
プロジェクターづくりの現場へ…。

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スタッフ:ここでどんな作業するんですか?
ジェフリー社長:ここでは、プロジェクターの色の開発をしてるんだ。「BenQ」は、プロジェクターから出る真実の色の追求をしてるんだよ。

すると奥から謎の男性が登場。

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ジェフリー社長:彼が「真実の色」を作り出す請負人です。

真実の色を作り出す?一体何者なのでしょうか?
その仕事ぶりを見せてもらうことに…

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プロジェクターは、
スクリーンに光を当てて映像を映すため
どうしても、液晶モニタに出ているもともとの色と比べて、
ズレが生じてしまいます。

そこで「BenQ」では、
プロジェクターでもモニタと同じような色が出るように
細かい調整をやっているんだとか。

その、微妙な色調整を一手に監修しているのが、エリックさん!

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なんでも この人、THXマスターという、世界で500人しかいない
「色を見分ける資格」を持ってる人。
その色調整、何をどうやるのかというと…?

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エリックさん、スクリーンに映し出された、
食べ物の映像を一時停止、
手元のパソコンを操作し始めました。

エリックさん:ほぼ感覚と経験で調整してます。

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すると…色がじわじわ変わっていく。
これ、スクリーンの画像の色合いが、
元の画像の色と同じになるように、
色の設定の数字を細かくいじっているんです。

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だんだん、同じになっていき…
そして…、ぴったり同じに!!

色の設定の数字をどれくらい変えたら
色がどれだけ変わるかは、
目で見ながら確かめていくしかないらしい。
そして、それがぴったりできるのが、
エリックさんのスゴイところなんです。

プロジェクターは、ひとつひとつ、
光の出方のくせが違うため、
エリックさんは、新商品が出るたびに、
この細かい調整をしているんです。

こうした丁寧な作業をしているから
「BenQ」のプロジェクターは、「色」が
人気になってるんですね。

皆さんも、「真実の色」をご家庭にいかがですか?

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:日本人と似てるんですけど、手先も器用ですし、感性も繊細なんですよね。
加藤さん:そうなんですね。
武井さん:「BenQ」は壁とかに小さいやつで映して、しかも綺麗で大きい。テレビ買うより安くて、場所も取らないから売れてるんじゃないですかね。
加藤さん:なるほど。スマホにしてもパソコンにしても全部繋いで出せるってことか。すごいね。


(おわり)
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