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マウンテンランニングワールドカップへの挑戦と初めて日本代表になった時のこと。

昔話を少し…。
2012年7月スロヴェニアで開催されたワールドカップに出場。
9kmで2,000m登るとてもタフなレースであったが、
(何が楽しかったのかと聞かれると答えるのが難しいが)楽しかった。

前後して、マウンテンランニングにはワールドカップだけでなく、
世界選手権があることを知った僕は、日本代表として出場したいと強く思った。

ただ、世界選手権に出場するための道筋が全くわからなかった。
100mを〇〇秒で走れば、資格を得られるというような物差しがなかったからだ。
道がないなら、思いつくことはどんどんやろう!と決めた。

僕は2013年はワールドカップレースに全て出場することにした。
そして、自身のレース結果と「世界選手権に出場したい!」という
熱烈メッセージとともにレースに出るたびに日本陸連にメールを送りながら
転戦をした。

6月1週目のフランス78位。

フランス、Mont.Grand Balon 
12kmほどの一気登りレースフランス選手権も兼ねており、層がとても分厚かった。

一旦帰国して再渡航。
何がなんでもチャンスを掴みたかったので、ヨーロッパとアメリカを合わせて、
1ヶ月超ほぼ毎週転戦するハードスケジュールを組んでいた。

7月3週目イタリア42位。

イタリア、ArcoにてCastle Mountain Runningといって、
街の中央広場を起点に古城とその周辺を3周回。
出し切った、少額だけど賞金をゲット

7月4週目スロヴェニア17位。

2度目の挑戦。1回出ていたので前年のイメージで上手く走れた。
W杯10番台順位確保

出場する度に報告を送り続けた。
しかし、回答はなかった。

どうすれば答えに辿り着けるかはわからない。手探りでも僕は挑戦し続けることしかできない。けれども、すがる道はそこしかないので諦めなかった。

どうしても日本代表になり世界選手権に出場したかった僕は、ワールドカップだけでなく、スロヴェニアでのワールドカップ翌週はポーランドで開催されるWORLD LONG DISTANCE MOUNTAIN RUNNING CHALLENGEという国際大会にもエントリーした。

レース前日準備をしていた時のこと、日本陸連から初めて回答が来た。
「貴殿の成績を鑑みて、9月にポーランドで開催される世界選手権に日本代表として派遣します。」とあった。

一緒に転戦してくれた妻と喜びを分かち合った。
そして、ホッとした。
ポーランドでのレースはフルマラソンの距離の山を走る。
2週連続のレースの後にこれを走り、
アメリカに移動してさらにレースが控えていたので、
無茶を承知で組んだ予定だったからだ。

その後は忙しく日々が過ぎた。
世界選手権は、9月2週目の週末にかけて行われるので、
エアーの確保やエントリー手続き…。
8月のアメリカでのレースを終え、一旦帰国したのも束の間。

この年3回目のヨーロッパへの渡航となった。
再びポーランドへ。
今度は日本代表として。
世界選手権はワールドカップの第4戦としても開催された。
結果は86位。
何から何まで驚きで、レースだけでなくあっという間に時間が過ぎ去った。

スキーリゾートの周辺をアップダウンを繰り返しながら3周回するレース

翌週は第5戦、オーストリア、20位。

オーストリア、Leogangにて。こちらも一気登り。
MTBヒルクライムレースも同時開催と面白い趣向

最終戦は10月第1土曜に再びスロヴェニアにて開催、22位。

この年マウンテンランニング年間総合ランキングに名前を連ねたことが出来た。
総合23位、翌2014年には25位。
びっくりするくらいタフなスケジュールをこなしたこの年は
忘れ難い1年となった。


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