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マウンテンランニングマスターズ世界選手権挑戦期③ ~マデイラ島のこと~

5日間滞在したマデイラ島のこと。
忘れないうちに書いておこうと思う。

僕たちは島の中心であるFunchal(フンシャル)ではなく、レース会場の街Ponta do Pargo(ポンタ・ド・パーゴ)の近くに滞在した。

レースのための渡航なので当たり前ではあるが、フンシャルへは買い出しのために1度訪れた程度で観光というほどのことはほとんど出来ていない。しかし滞在中はマデイラ島の皆さんが僕らを歓待してくださり僕らは滞在を楽しんだので、少しでもマデイラ島のことを知って欲しいと思う。


Ponta do Pargo(ポンタ・ド・パーゴ)

僕たちの旅の拠点。中心部から車で10分ほどのところにあるヴィラを借りてそこで生活をした。清潔で広々とした空間と快適さ、テラスからの景色は大西洋を一望できる素晴らしいロケーションで、フンシャルでのランチとレース関連での食事をのぞいてほとんどの時間をヴィラでゆったりと過ごした。

Lighthouse Viewpoint

訪れた数少ない観光地の1つ。
灯台の横にひらけたフィールドがあり、そこから大西洋を一望できる。
断崖絶壁で風があちらこちらに向きを変えながら吹いており、柵などは一切ないので高所恐怖症の僕は生きた心地がしなかったが、景色は素晴らしい。ちょうど遠くで雨が降っており、雨の境目を見ることもできた。

宿のこと

島の位置関係の話をする。空港から西へ15km行くとまずはフンシャルがある、そこからさらに50km近く西へ向かった島の西端に当たる街がPonta do Pargo(ポンタ・ド・パーゴ)だ。その少し手前に僕たちのヴィラはあった。

到着日の朝Whatsappで連絡があり、路地にある宿の入り方や駐車の際の注意事項などが送られてきた。現地に着くとなるほど確かに出入りも駐車も難解だ。宿の様子は後述するがこの駐車に関する悩みさえなければ、100点満点で200点をつけたいくらいに素晴らしい場所であった。*ちなみに僕は運転が苦手なので念の為国際免許を取ったが、出番なし。

1階に広々としたキッチンとリビング。2階に寝室が3つあったので僕ら家族で1つとチームメイトの2名がそれぞれに分かれた。トイレとシャワーは1階に1つ,2階に2つあったので適度にプライベートを保ちつつも共用スペースで団欒できる素晴らしい場所だ。加えて窓からの眺めは大西洋を一望でき、一歩外に出るとゆったりとしたテラスがある。ここでの談笑とPC作業は贅沢であった。


天気のこと

朝晩は涼しいを通り越して肌寒く、日中は半袖でちょうど良いくらい。上着を常に持っておくと安心。連日10~25度あたりの過ごしやすい陽気であった。

島の天気は変わりやすく天気雨もしばしば降ったが、丸1日雨ということはなく天気には恵まれた方だと思う。

レースのコースでもあった山の上の方はさらに天気が変わりやすくしばしばしっかりと雨も降った。応援で待っていてくれた家族はそんな中良くぞ待っていてくれたと思う。

雨が降るといってもその後には決まって綺麗に虹が出た。この島では今までの人生の何年ぶん?というくらいに何度も何度も虹を眺めることができた。

カメラを向けると決まってタローマンか何かになりきる息子と虹


Funchal(フンシャル)

Mercado dos Lavradores(ラブラドーレス市場)

ファーマーズマーケットとも。隣接する激坂かつ劇的な狭さの地下駐車場に停めて散策。無論、運転は僕ではない。野菜に果物、鮮魚にお土産と色々なお店が並ぶ。そして吹き抜けになった2階からは1階の広場が見渡せる。そこにはギターを抱えた青年がBGMさながらに音楽を奏で続けていた。

目に留まった1つは果物。色とりどりで新鮮な果物はどれも目を引くものばかり。バナナパイナップル(だったかな)などいくつかを味見させてもらったが、結局子どものリクエストで普通のバナナに落ち着く。侮るなかれ普通のバナナ、どうやら恐ろしく美味しかったらしく、あっという間に子どもたちが平らげてしまった。

Forum Madeira(フォーラム・マデイラ)

多分、この島で一番大きなショッピングモール。マーケットから西へ車で10分くらいだろうか。駐車場が見当たらなかったのでしばらく進んで路上のパーキングに駐車。レースのテクニカルミーティングを控えていたため、駆け足でスーパーで買い物する時間しかなかったが、色々見てみたかった気もする。そういえば、この旅は食材とお土産くらいしか買い物をしなかったな。

 大好きなブロッコリが山ほどあって嬉しくて選ぶのに悩んでいた子ども達

食べ物のこと

Bolo de caco(ボーロ・デ・カコ)

マデイラではお馴染みのパンで、いろいろな具材を挟んだバージョンがある。たまたまフンシャル旧市街近くで入ったお店はワインでじっくりと煮込んだ豚肉をメインにしたものがイチオシ。写真のサイズを見てわかるように結構大きい。前菜らしいのだけどこれだけで十二分にお腹いっぱいになります。

これで4~5€!
こちらはお祭りにて

ちなみに本来はガーリックトーストのような味付けでこれが定番なのだそう。確かにPonta do Pargoのお祭りで売っていたものはそのような味付けであった。しかし、そのシンプルな味付けがクセになるのだ。娘は気に入ってひたすらおかわりをしていたし、やや好き嫌いの好みが多い息子もこれはとても気に入っていた。


Pastel de Nata(パスタル・デ・ナタ)

小さなカスタードクリーム入りタルト。これがまた美味い。
小さなスーパーでも手軽に買えるのだが、空港の中にあるお店で食べたものが特段に美味しかった。外はパイ生地でサクサク。中から柔らかなカスタードクリームが溢れてきてクセになる。そりゃあここで売っていたらお土産にするよな。と感心してしまった。というわけでお土産おすすめランキング1位です。あ、でも日持ちはしないかも…。そこを差し引いてもこれはオススメ。

黒太刀魚(エスパーダ)

写真の真ん中の黒いやつ。一見してなかなかにグロテスクなのだけど、これが人気で皆買っていた。我がチームの料理長ことなるなるがどうにか調理できそうだったので注文をすると料理しやすいサイズにおろしてくれた。これがほっこりしててクセが無く食べやすいのなんの。見た目とは裏腹に食べてよかった。


駆け足の紹介だけど、少しでもマデイラのことを知ってもらえたら嬉しいです!
レースのことなどはまた改めて書きます。



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(受付中)
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11/11(土)秋の収穫祭コンサート&マルシェ(受付中)

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