時間がない日もちゃんとウマい!幸せ米レシピ満載の『お米の食べ方大全』で時短栄養ランチ
フリーランスの自宅メシにぴったりなレシピ本を発掘する不定期連載、始めます。
記念すべき第1回目に取り上げるのは『JA全農が炊いた!「日本一うまいお米の食べ方」大全』(主婦の友社)です。JA全農米穀部、お米のプロ集団が監修するレシピ本とあって、お米リスペクトに溢れた1冊です。とはいえ、そのレシピはなんというかイイ感じに肩の力が抜けていて、……というか、ときには全身脱力くらいのゆるさで、気力も体力も根こそぎ持ってかれた腹ペコフリーランスにも優しいのが最高。レシピの一部をご紹介します。
お米への信頼がいや増す!
日本人の主食といえばお米。日本全国47都道府県で作られていて、国内で最も収穫量の多い作物なんだそう。
丹精込めて育てられたお米は、どうやったってうまいに決まっています。どんな食材とも手を取り合う包容力で、合わせる食材・調味料を選ばないのもお米のエライところ。そのうえ頭を働かせるための糖質の供給源であるうえ、タンパク質源としても優秀だというから驚きです。最近の研究では、お米には食物繊維のような働きをする難消化性でんぷんが含まれ、腸内環境をととのえてくれることもわかっていると言います。
『「日本一うまいお米の食べ方」大全』には、198ものお米レシピに加え、お米の驚くべきスペックからおいしい炊き方と保存法などのお米情報が満載。47都道府県それぞれの自慢のお米を食味マトリックスにまとめたマップなども必見です。
魔性のウインナポテサラ丼
本をパラパラとめくるなかで、まず目を引いたのがこちらの1品。
気になる……。
早速作ってみようではありませんか。
確かに、まろやかなポテサラとごはんって合う! クリームシチューとごはんの組み合わせにも近い、甘みとコクのハーモニー。そこにガツンとパンチを効かせる焼き肉のタレとソーセージ。適当なようでいて(失礼!)、計算された旨みバランスを感じるレシピです。
卵焼き用の小さなフライパンでソーセージを転がしつつ焼いたら、準備完了。これなら、どんなに締め切りに追われていようとも作れそうです。
エリンギのミニマリスト塩おこわ
さらにパラパラとめくっていると、「レンジでおこわ革命」というフレーズが目に飛び込んできました。電子レンジで……おこわが作れるだと……?
本当に土鍋も炊飯器も使わず、おこわができました。火を使わないばかりか、エリンギを手で裂けば、もはや包丁もいらない。なんてこった……!
このほか、パックごはんに具材をのっけて加熱する「パック丼」や、時間がないときの王道飯・TKGアレンジに、チャーハン、炊き込みご飯、おにぎり、すし、おかゆ、米粉のおやつまで、バラエティ豊かなレシピがそろっています。
帯には「お米は、ごちそう。」「お米がうまけりゃ、人生幸せ!!」と書かれていますが、まさにその言葉を実感する1冊でした。
料理スキルに自信がない人も、ときには手抜きをしたいという料理上手にもおすすめです。ごちそうさまでした!
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