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8月締め切りのオススメ補助金5選(その2)

当事務所では補助金申請サポートなどを主業務としており、行政書士の中でも数少ない認定支援機関として経済産業省から認定されている事務所となります。

前回に引き続き、「8月締め切りのオススメ補助金5選」と題して、23区・都・都内の市町村(23区外)の補助金を中心に紹介する記事を書かせていただきます。

前回は締め切りが8月8日(火)と、期日が迫っている補助金を1つ(中小企業・スタートアップ等の研究開発助成及び事業化支援)、取り急ぎ紹介させていただきました。
今回は、

という国の補助金を2つ紹介いたします!



第13次 小規模事業者持続化補助金(一般型)

現在募集中のものが第13次公募と、ロングランの補助事業のためご存知の方も多いかもしれませんが、改めて概要等を説明いたします。
こちらは経済産業省の補助金で、小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組を支援することを目的とした補助金となっております。
締め切りは2段階ありますので注意が必要です。

  • 第1段階:8月31日(木)

  • 第2段階:9月7日(木)

この2段階制というのがこの補助金の特徴でもありますし、注意が必要なポイントにもなっていますので説明させていただきます。
この補助金は、地域の商工会議所(または商工会)窓口に提出して「事業支援計画書」(様式4)の交付を受けることが申請条件の1つとなっています。
まぁ簡単に言えば、商工会議所(または商工会)のお墨付きを得た上で申請してね、という制度になっているということです。
そして、このお墨付きを得る締め切りが、上記の『第1段階』ということになります。
お墨付きを得た上で『第2段階』の期日までに申請する必要がある、という段取りとなりますのでご注意ください。

それでは改めて補助金の概要になります。

(1)補助金の概要
簡単に概要をまとめると下図の通りとなります。

公式サイトを基に当事務所にて作成

(2)特徴①:規模の大きい企業が入ってこない
対象者が「小規模事業者」に限られており、規模の大きい企業が入ってこない、すなわち、同じ土俵での勝負というのが1つの特徴となっています。

(3)特徴②:採択率が高い
直近の結果である第11回の採択率は約59%と6割を切りましたが、第10回の採択率は約63%、第9回の採択率は約64%となっており、補助金の中では採択率が高い補助金となっています。
※ちなみに、前回(第11回)でひと区切りとなっており、前回の第12回から新制度となっています。すなわち、6割を切る結果であった第11回がリニューアル前の最終回でした。

(4)特徴③:補助対象となる経費が多様
上図のとおり、認められる経費が①~⑪まで非常に幅が広く、かなりの事業費がこの補助金の対象となることが特徴となっています。

(5)総論
規模がそこまで大きくなく、かつ、初めて補助金を申請する方に向いている補助金となっています。
なお、繰り返しになりますが、申請締切日とは別に、商工会議所(場所によっては商工会)への締切期限が1週間早く設けられている点にご注意ください。
また、郵送でも電子申請でも申請は可能ですが、前回(第12回)から郵送の場合は減点調整が入ることとなりましたので注意してください。

(5)公式HPのURL
第13次 小規模事業者持続化補助金(一般型)の公式サイト


第2次 副業・兼業支援補助金

続いても国の補助金から
『第2次 副業・兼業支援補助金』を紹介いたします。
※『中小企業新事業創出促進対策事業費補助金(副業・兼業支援補助事業)』が正式名称なのですが、長いので、『副業・兼業支援補助金』と表記させていただきます。

この補助金はその名の通り、兼業・副業を後押しすることを目的とした補助金となっております。
ただし、注意点として、個人事業主自らが副業するための設備費が補助対象となっているのではなく、従業員を送り出す、もしくは、受け入れる場合に補助対象となります。
締め切りは8月17日(木)18時までとなっています。
23時59分までではない点に注意してください。

(1)補助金の概要
公式HP・公式資料が分かりやすいので活用いたします。

(2)特徴①:求人掲載料が対象
10回以上公募が続いている小規模事業者持続化補助金や事業再構築補助金など多くの補助金では求人のための費用は補助対象外となっております。
そのような中で、この補助金では求人掲載料が対象となっており、かなり珍しい補助金となっております。

(3)特徴②:締め切りから採択結果発表までが早い!
上の画像で、「公募締切:8月17日」、「採択結果発表:9月上旬」となっている点に着目された方はあまり多くないのではないでしょうか。
しかし、2週間~3週間で結果が出るというのはかなり早い部類に入ります。
例えば、度々比較対象に出してしまいますが、小規模事業者持続化補助金の最新の採択結果である第11回では、2月20日に申請締め切り、採択結果発表は4月27日と、約2か月要しています。
そのような中で、この補助金では約2~3週間で結果が出ており、早いことが分かるかと思います。
速く結果が出ればそれだけ事業を早く動かせることになりますから、事業者にとってはありがたい補助金と言えるのではないでしょうか。

(4)特徴③:申請は電子申請のみ!
だいぶ電子申請が浸透してきているとは言え、まだまだ郵送で受け付けている補助金も多い中、この補助金は電子申請のみとなっています。
すなわち、電子申請用ID(GビズID)が必要となりますが、GビズIDは発効までに1~2週間要しますので、計画を立てて、期日に余裕を持って申請手続きを行う点に注意が必要です。

(5)総論
少し前までは副業・兼業をしている人の方が珍しかったですが、いよいよ国が補助金を用意する時代になりました。
個人事業主自らが副業をする場合の支援制度ではありませんが、従業員の副業を後押しすることで補助金が得られますので、時代の流れに乗りつつ補助金を得て事業運営を安定させる、ということを検討してみる価値はあるのではないでしょうか。

(5)公式HPのURL
第2次 副業・兼業支援補助事業の公式サイト


補助金は『募集期間』があるため、「知った時にはもう終わってた、、」ということが起こりがちです。
ぜひ当事務所では補助金に関する情報発信を行っておりますので、定期的に覗きに来ていただければ幸いです。

もちろん、当事務所でもお手伝いさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
民間企業など行政書士以外が申請者に代わって書類を作成することは違法です。行政書士以外の書類作成代行の広報にはお気を付けください。

今回は以上になります。

ご相談やご不明点などございましたら当事務所までご連絡ください。
※新年度となり、各種支援制度が動き始めると当事務所の業務状況次第ではお受け出来ない事態となることも考えられます。
ご興味がありましたらお早めにご一報ください。

皆さまの持続的な事業運営を願っております。
それではまた☆

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