ユルゲン・クロップが私に大好きなクラブを作ってくれた。

このnoteのお陰で私は自分の気持ちに正直になれた。

私はこの文章をほろ酔いの帰り道で見つけた。帰路に向かう足を止めて。止められてこの文章をあっという間に読んだ。そして家に帰って、眠る我が子の顔を眺めて、お風呂に入って、着替えて、帰りに買った一本のハイボール缶と共に今この文章を書いている。

このnoteを読んで私は一つのわだかまりがスッと消え去った。私はクロップ率いるリヴァプールが大好きだったんだと正直になれた。

ん?お前はペップのファンだろ?マンチェスター・シティのファンだろ?そんなお前がクロップ・リヴァプールのファンなのか?

と思われるかもしれないが、私は紛れもなくクロップが率いるリヴァプールが大好きなんだとこの文章を読んで確信となった。

そして私が人生の中で初めて、ここまで。こんなに。プロのカテゴリーで。ファンになったサッカーチーム。ファンになったサッカークラブを。作ってくれたのはクロップのリヴァプールだったと。同時に強く強く強く思わせてくれた。

23/24シーズン。チャンピオンズリーグ準々決勝2nd leg。マンチェスター・シティvsレアル・マドリードの一戦。結果は皆様ご存じの通り。

私はこの試合PK戦が終わるまで画面越しで、汚い表現になってしまい申し訳ないが、吐き気が終始止まらなかった。原因は恐らく緊張からくるもだった。

なぜ緊張したのか?それはどうしても勝ってほしい。画面越しではあったが。思いが、声援が届くかも分からない。遥々遠くの国で戦っているペップ・シティの選手に向けて。そんな思いがそんな緊張を私に招いたのかなと。

こんな緊張感を味わうということは、試合を見ているチームのファンということだろう。強い強い思い入れのあるチームの試合を見ているからこそ。

私がマンチェスター・シティのファンである証明の一つになりといことだ。

なぜ?私に生涯で初めてのサッカーファンクラブが出来たのか?

試合は今までもたくさん見てき。TV中継で。試合会場に足を運び。色んな試合を見てきた。しかし一つのチームを熱狂的に応援するファンまでは辿りつかなかった。

そんな私がなぜ?

そんな私を変えた要因がある。

それは近年色々なデバイスでよりサッカーを見れる環境が整ったことだ。そのタイミングで私はペップが率いるマンチェスター・シティをより深く観察するようになった(ペップ・バルサ、ペップ・バイエルンはDVDにダビングしてよく見ていましたが…)。人生の中で一番サッカーを見るようになった。

ペップが好きということでマンチェスター・シティを見るように。毎試合欠かすことなくペップ・シティの試合を見るようになった。

初めはサッカーの勉強。ペップが何を考えてフットボールを展開しているのか?という思いが強く試合を見ていた。

しかし気づくとただただマンチェスター・シティが勝ってほしいという気持ちにだんだんとシフトしていった。

なぜそういった思いに変わっていったのか?

それは同じリーグに最高で。最強で。最高の。ライバルがいたからだ。それがクロップ・リヴァプールです。

本当にペップ・シティvsクロップ・リヴァプールの90分は毎度毎度あっという間に終わってしまう。最高に面白く、勉強になる試合を展開してくれた。

かつての。あの時のクラシコを彷彿とさせるようなワクワク感を私に抱かせてくた。あの時の気持ちを思い返したくれるように。

この一戦だけは見逃さない。絶対にリアルタイムで観る。いや身体が勝手に起きてる。ワクワクで眠れない。どんなに朝が早くてもアラームなしで起こしてくれる。本当にスペクタルな試合を私に。世界中のサッカーファンに届けてくれた。そんな90分を本当に本当に。1試合たりとも期待を裏切らない試合を本当に見せてた。

そんなチームに負けたくない!最強で最高で最愛なクロップ・リヴァプールに勝ちたい!という思いから次第に私はペップ・シティが。マンチェスター・シティが好きになっていったのだと今振り返ると強く感る。

ペップがいたからマンチェスター・シティを見始め。そのチームを時にはコテンパンにしてしまうチームがあったお陰で私は生涯で初めてのファンチームが出来た。

この両チームの一戦を観てサッカーにのめり込む。サッカーが好きになる人は本当に多かったと思います。そんな一戦が見れなくなるのは本当にマジで寂しい。

しかし、私が大好きなユルゲン・クロップが選んだ道。彼の幸せを強く強く願っております。そしてまたこの両指揮官の試合を楽しみにしております!

ありがとうクロップ・リヴァプール。ありがとうユルゲン・クロップ。

P.S.

最高で。最強で。最愛のチームだからこそ勝ちたかった。だからこそ両チームに怪我人が多い状態での一戦は本当に残念だった。最強の状態のクロップ・リヴァプールに勝ちたかった思いが毎度ありましたね。

その反面。クロップ・リヴァプールに負けた日は。シティファンとしてはダメかもしれませんが、そこまで悔しさが芽生えなかったんですよね。そういう気持ちを抱いてしまうのはまだまだファンとは呼べないのかもしれませんが。

なぜだか分かりませんが、負けても清々しい気持ちになる。時には嬉しく感じてしまうことも正直ありました。負けたのに清々しい?馬鹿げているかもしれませんが、クロップ・リヴァプールに負けた試合だけは何回も見返すことが出来ました。

ペップ・シティが負けた試合で見返すことが出来ない試合はたくさんありました(昨季CL優勝した試合は嬉しすぎてなのかもしれませんが見返すことが出来ていません!笑そんな試合もあります)。そんな中、ペップ・シティとクロップ・リヴァプールの試合は何回も何試合も見返しました。

不思議ですよね。負けた時は特に。悔しいはずなのに。見返せちゃう。なぜだったのかは分かりません。一つ言えることはやっぱりこの両チームの両指揮官の試合は最高だったんですよ。最高のサッカーの教材だった。サッカーの醍醐味を。素晴らしさを。楽しさを教えてくれる試合を見せてくれたからです。

それほどこの2つのチームの数年の。数回の戦いは私の人生に大きな影響を与えてくれました。そしてフットボールの素晴らしさを改めて。より強く私に教えてくれました。

ただただ感謝の気持ちで一杯です。

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