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アート思考

「アート思考」について、「デザイン思考」や「ロジカル思考」との違いを含めて解説いたします


アート思考とは、既成概念にとらわれない自由な思考法のことです。

企業がとりいれることで、独自性のあるサービスを生み出せるメリットがあります。

自由な発想は、イノベーションを起こしたいときにも重要とされています。

アート思考とは何か、デザイン思考やロジカル思考の違いや活用方法を解説いたします。


〈目次〉
1.アート思考とは?
(1)デザイン思考との違い
(2)ロジカル思考との違い
2.ビジネスでアート思考が求められる背景
(1)AIにない発想が生まれる人間の思考法
(2)価値観が多様化している
3.ビジネスでアート思考を活用するメリット
(1)独自性のあるサービスを生み出せる
(2)柔軟に課題解決の方法を探れる


1.アート思考とは?

アート思考とは、既成概念にとらわれない自由な思考法のことです。

アートには「芸術」「美術」という意味があります。

芸術家は、作品を生み出す過程で、独自の思考や感情をベースに作品を作ります。

アート思考は、芸術家の発想力を応用できるフレームワークとして、ビジネスの現場で注目が集まっています。


(1)デザイン思考との違い

デザイン思考(デザインシンキング)とは、デザイナーなどのクリエイティブな仕事をおこなう人の思考プロセスをビジネスに活用し、ユーザー視点で課題を発見して解決をはかる思考法です。

具体的には、共感や問題提起アイデアを出しながら、顧客視点に寄り添った解決策をみつけていく流れです。

アート思考は「自分軸」からアイデアを生み出す方法、デザイン思考は「他人軸」からアイデアを生み出す方法という違いがあります。

(2)ロジカル思考との違い
ロジカル思考とは、根拠と結論を明確にしながら、道筋を立てて論理的に思考する方法です。

課題が発生する原因を特定しやすくなり、解消に向けた行動を論理的に実行できます。

アート思考は「合理的でない、自由な発想で考える」方法、ロジカル思考は「合理的かつ論理的に考える」方法という違いがあります。

2.ビジネスでアート思考が求められる背景
(1)AIにない発想が生まれる人間の思考法
人間の思考法には、AIにない独自性が備わっています。


AIはロジカル思考に優れていますが、ビジネスの課題解消には、アート思考のような柔軟な発想力が必要です。

技術革新が進んでいる一方で、人間のニーズや感情を理解して、新しい発想を生み出す部分においては人間の想像力が求められるでしょう。

アート思考で発想力を磨くことで、技術革新に加えて自由な発想をとりいれたビジネス案を思いつくきっかけにできます。


(2)価値観が多様化している

時代の流れに合わせて、人々が求めるニーズや価値観は多様化している傾向にあります。

企業が提供するサービスにおいても、競合他社と同じような商品開発を進めるのではなく、価値観の多様化に合わせて、独自の価値を提供することが重要です。

また、企業がイノベーションを起こすには、従来の発想にとらわれない思考が求められます。
アート思考を使うことで、自由な発想力を養えるため、独自の商品開発を進める上で役立つでしょう。


3.ビジネスでアート思考を活用するメリット
(1)独自性のあるサービスを生み出せる

企業の事業活動における強みを活かしながらも、新しい発想と組み合わせることで、独自性のあるサービスを展開しやすくなります。

競合他社にはない価値を提供できるので、サービスの差別化を図ることが可能です。

人気の商品になると、市場でのシェアを獲得できるきっかけになるでしょう。


(2)柔軟に課題解決の方法を探れる
独自の発想力を大切にすることで、社員から自由なアイデアを引き出しやすくなります。

今まで思いつかなかったアイデアが出てくるなど、柔軟に事業の課題を解決する方法を探れるでしょう。

課題を放置せずに解消することで、事業活動を継続するための土台づくりができます。


参照元: 「Chatwork」ホームページ

以上

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