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蔵の街、餃子の街

2024年5月3日。
ゴールデンウィークだけど、まとまったお出掛けの予定もなく…かと言って、どこにも行かないのはつまらない。
空いてそうな所は無いだろうか?

タイトルに蔵の街…って書きましたけど、蔵の街「川越」なんて、絶対に混んでて無理無理!
白羽の矢をたてたのは「栃木」。
いつの頃からか「蔵の街」として観光で名前を聞くようになりました。
35年程前、仕事で担当していた頃はそんなイメージは全く無く、1度も観光した事が無かったんです。

そんな訳で、35年振りに栃木へと行ってみる事にしました。

東京駅で宇都宮線へ乗り換え。
いつも乗ってる京浜東北線を上から見下ろします。(いつもは見上げてます。)
赤羽、浦和、大宮…どんどんと人が乗って来ます。GWだから?どこ行くの?皆さん。

下車するのは小山。
え?みんな降りるの?ってくらい沢山降ります。
乗り換えは両毛線。

35年前、ドアの開け方を分からずに…車内に人がいるのにドアが閉まってて、しばらく電車の前でボーッと立ってました。

ボタン押すなんて知らんわ〜って感じ。
そして、いつもガラガラだった両毛線がこの日は満員!

多くの人のお目当ては「足利フラワーパーク」で、臨時電車も出る程でした。

車窓には長閑な景色。変わらんな〜と思いながら眺めていました。
2駅で「栃木駅」。
下車したのは数名。ここからも乗る人がたくさんでした。
「足利フラワーパーク」恐るべし!

駅近くの観光案内所で地図をもらい、出発します。

駅も駅前も全く変わっていて、本当にここ?な気分。
以前の駅舎は

栃木のHPより

旧駅舎ミュージアムという所に移設されているみたいです。
駅前のヨーカドーの中に担当していたお店があったのですが、ヨーカドーは跡形も無く…本当に初めての街に来たような感じ。
とりあえず、案内所で教えてもらった方へと行ってみます。

巴波川沿いを歩きます。

酒屋さんの古い看板が仙禽!栃木を代表するお酒です。

大きな公園、休みの午前はオッサン達の憩いの場のようです。

鯉のぼりに遊覧船。観光地っぽくなって来ました。

船頭さん、美声です。↓見てね。

黒壁の内側は「塚田歴史伝説館」。
こちらは旧材木問屋。

栃木は「日光例幣使道」の宿場町として、日光東照宮の造営のための荷揚げの場として発展したのだとか。

今は人の暮らしと共にある川という感じみたいですね。

こちらの床屋さんは古い木の看板が素敵でした…が、上手く撮れてないのが残念。

のんびりと歩いていたら、フジのカメラを持った方に声を掛けられました。
「35年振りに来たんです。」と話すと「この川はその頃はドブ川みたいだったんですよ。」との事。地元を散策して写真を撮られているようで、ずっと街を見て記録しているのは素敵だな〜と思いました。

こちらは「横山郷土館」。
麻問屋「横山家」の資料館となってるそうです。
店舗兼住宅という形態で両脇に石蔵が重厚な雰囲気で建っていました。

鯉のぼりはここまで。

横道に入って

史跡の県庁堀。

石蔵、石の教会。石造りの建物も多く見かけます。
栃木県では大谷石、深岩石、岩舟石などの石材の産出が有名。そんな石を使って造られているんだそうです。

こんな何も無い景色は何故か落ち着きます。

おばあちゃんがお孫さんの子守りをしていました。

蔵の街を代表する「嘉右衛門町伝統的建物保存地区」へとやって来ました。

「見世蔵」土蔵造りで店舗を兼ねた建物。
火災に強いために多く用いられたそうです。
表通りは「見世蔵」が多くみられ

通りを入ると様々な蔵が点在。
観光化しつつも静かでゆったりとした街でした。

ここで小休止。

江戸時代に油屋として創業、幕末からは味噌作りを続けている「油伝味噌」で

伝兵餅(五平餅)とクラフトビールをいただきました。

ここからは栃木駅へとは戻らずに新栃木駅を目指します。

行かなかったエリアにも見どころがあるようなので気になる方は↓見て下さい。

駅に行く前にちょっと寄り道。

少し歩いた所にある

星宮神社へ。
見上げるとそこには

「鯉のぼり」ではなくて「鰻のぼり」。
由緒より御祭神の使いとして「鰻」を大切にしている事から「運気が鰻のぼりに上がる」と参拝する人も多いとか。

「撫で鰻」をしっかり撫で撫でし

「鰻の掴み取り御籤」も授かって来ました。
巨木ファンとしては素敵な「天狗ヒバ」にも出会えて

寄り道、正解でした。
私は御朱印は集めていませんが、季節ごとに替わる花の御朱印の他に鰻の御朱印もあるようです。

HPより

次を目指すために

新栃木駅から東武線に乗ります。

スペーシアXがいた!

ユラユラと電車に揺られ

東武宇都宮へやって来ました。

すごく広いアーケード

「やよい」発見!(内輪ネタ)

カレーとヨーグルト?
看板に「東京 渋谷 カレーハウス ボルツ」とあるのですが、既に渋谷は閉店。
今は神田とここともう1店舗しかないみたい。
いやいや、カレーを食べに来た訳じゃない!

静かな道から角を曲がり、少し行くと目指すお店。
え?行列が凄い!
(写真無し)

栃木に向かう電車の中で、もしかしたら宇都宮にも行くかも…と宇都宮(餃子)情報を以前ヨシュアさんから「美味しいお店を知ってるよ。」と聞いていたので、再度店名を教えもらいました。
候補は3店。
ネットでそれぞれの餃子を見たところ、「香蘭」というお店が美味しそう…と訪ねてみました。

道路のこちら側に長い列。
テイクアウトは並ばなくてOKなのですが、どうせならお店で食べたい!
はい、並びます。
(12時50分)
正直、暑い!あまり進まない!
30分並ぶと後には引けない。

結局、並ぶこと2時間!

14時52分。席に着けました。

まずはビールと焼き餃子。
酢醤油に自家製のラー油で

水餃子は先にスープを少し飲んでから、醤油とラー油を加えて

揚げ餃子は岩塩でいただきました。
元々は焼きと水の2種類を食べようと思っていたのですが、後ろに並んでたグループの女の子が「ここは揚げ餃子がめちゃ美味しいんだよ〜」と話していたんです。
しかも、揚げ餃子は数量限定。
食べるしかないっしょ…という事で18個の餃子がお腹へと消えました。

お腹パンパン〜!でも、美味しかったので並んででも食べて良かった!

さて、JRまで歩きます。

アーケードに少しレトロなビル。好きな景色の1つです。

大きな鳥居…と思ったら二荒山神社。
日光二荒山神社には子供の頃から良く行っていたのですが、こちらは初めて。
ちょっと参拝して行きます。


立派な門をくぐり

本殿にお参りした後は

苺の御籤

お稲荷さんは初辰さん。
大阪の初辰さんは猫だったけど、こちらは狐さん。

本殿脇の末社は

愛嬌のある狛犬さんでした。

緑が気持ち良くて立派な神社でした。

さてさて、帰らなきゃ。

10円パン!!!

ダンダン見つけた。宇都宮でダンダン食べる人っているの?
お店いっぱいあるのに。

駅に着きました!大きい駅!

謎の餃子の石像を撮って、ゆっくりのんびりと帰る事にします。
という訳で宇都宮線(上野東京ライン)に乗りました。品川まで約2時間…のはずが、田町駅付近で人立ち入りのため安全確認が取れるまで停車します〜って。
30分位多くかかりましたが、無事帰宅。

ゴールデンウィークのプチひとり旅でした。

おしまい。

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