上司に期待されていない方が良いかも?     

アメリカの大学では、約370人の一般的なビジネスパーソンを対象に、上司や同僚から期待されているかを質問した。

同時に、参加者の上司に、彼らが仕事でどれくらい成果を出しているのかを質問した。

つまり、本人が感じている周りからの期待感と、実際に仕事で出している成果がどれくらい違っているのかを調べた。

普通に考えると、上司から期待されている方がモチベーションが高くなり、成果が上がっているはず。

ところが実際には、自分はそれほど期待されていないだろうとか、自分が成功するなんて誰も考えていないだろうというように、周りからの期待感を低く捉えてた人達の方が、上司から高く評価されていた。

周りから期待されているかどうかに関わらず、成功するためのモチベーションについて、本人が意識して考えていることが左右するということもある。

ただ、その部分を考慮しても、やはり、期待されていないと感じている人の方が、なぜか仕事のパフォーマンスは高かった。

現実の世界では、期待されていない人の方が成果を出せる。

有能な人に期待された場合には、モチベーションは上がる。

尊敬できる有能な人と一緒に働き、期待されることで、モチベーションが上がり、自分のパフォーマンも高くなる。

反面、有能な人に期待されていないことが分かると、人は不安になり、モチベーションが下がる。

一方、評価する側が無能だった場合は、どうだろうか。

無能な人に期待されていない状況、例えばろくでもない上司がいて、自分の方が頑張っているのに全く評価されていない上に、無能な社員に期待している状況になると、負けず嫌いが発動し、見返してやろうというモチベーションにつながることもある。

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