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映画秘宝編集部による、聴く映画秘宝「町山智浩のアメリカ特電」、単行本未収録傑作選、新作…

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映画秘宝編集部による、聴く映画秘宝「町山智浩のアメリカ特電」、単行本未収録傑作選、新作映画レビュー、オリジナル取材記事、ブックレビューなどをお送りします。

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映画秘宝公式noteのサイトマップになります。最初に有料記事、「聴く映画秘宝 町山智浩のアメリカ特電」「町山智浩単行本未収録傑作選1・2(6000字以上)、「映画秘宝秘史(100円)」のリストがあります。 続いて無料配信のリストになります。「町山智浩単行本見収録傑作選3(4000字)、『映画秘宝』レビュー傑作選、新作NEWS & RWEVIEW、映画祭&イベント・ルポ、『映画秘宝』インタビュー傑作選、BOOK REVIEWという構成になっております。お気軽に覗いてみてください

    • インディーズからシネコンへ! フィーバー真っ只中の話題作『侍タイムスリッパー』の魅力に迫る安田淳一監督インタビュー 前編

      8月17日からインディーズ映画の聖地・池袋シネマ・ロサで単館上映されるや否や、自主映画の枠を超えた完成度から、瞬く間に口コミで面白さが広がり、9月13日にはシネコンなどを中心に全国100館以上で拡大上映された『侍タイムスリッパー』。 映画でお馴染みのタイムスリップものでありながら、幕末の侍が現代の撮影所で斬られ役を務めるという、今までありそうでなかった斜め上を行くアプローチと、時代劇への愛に溢れた内容から、東映京都撮影所が撮影に協力。気を衒わず、登場人物の心の機微を真っ直ぐに

      • 1980年代のアクション映画黄金期を代表する数々のアメリカ映画でファイト・ソングを歌い続けるロックンローラー、スタン・ブッシュへのインタビュー 特別完全版

        取材・文:山﨑智之 スタン・ブッシュ、2024年に蘇った格闘トーナメント映画『The Last Kumite』で完全復活!『トランスフォーマー ザ・ムービー』(1986年)の「ザ・タッチ」、『ブラッドスポーツ』(1988年)の「ファイト・トゥ・サバイブ」、『キックボクサー』(1989年)の「ネバー・サレンダー」などは我々のファイティング・スピリットに火を付けてきた。新作『The Last Kumite』海外公開記念インタビューは映画秘宝2024年10月号に掲載されているが、

        • 映画祭開催中・速報中間レポート カナザワ映画祭2024が9月4日より開催中! 並行開催のタテマチ屋上映画祭では大坂健太監督『団地の怪 第一部』が上映され、驚天動地のカルト作に観客がどよめいた。カルトな邦洋インディーズ作品がそろった祭典に駆けつけるべし!

          タイトル写真 タテマチ屋上映画祭での『団地の怪 第一部』舞台挨拶 取材・文:後藤健児  9月4日(水)より、石川県金沢市の金沢21世紀美術館シアター21でカナザワ映画祭2024が絶賛開催中だ。2日目の9月5日(木)はドキュメンタリー映画特集となり、東ティモールの血で血を洗う闘鶏文化に密着したポルトガル映画『シカ・スバール』(ディオゴ・ペソア・デ・アンドラーデ監督)など、多くの日本人にとって未知の世界を覗ける映画がラインナップ。2日目の最終上映作品は、心に深い傷を負ったアメリ

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        • インディーズからシネコンへ! フィーバー真っ只中の話題作『侍タイムスリッパー』の魅力に迫る安田淳一監督インタビュー 前編

        • 1980年代のアクション映画黄金期を代表する数々のアメリカ映画でファイト・ソングを歌い続けるロックンローラー、スタン・ブッシュへのインタビュー 特別完全版

        • 映画祭開催中・速報中間レポート カナザワ映画祭2024が9月4日より開催中! 並行開催のタテマチ屋上映画祭では大坂健太監督『団地の怪 第一部』が上映され、驚天動地のカルト作に観客がどよめいた。カルトな邦洋インディーズ作品がそろった祭典に駆けつけるべし!

          【映画祭開催中! 速報現地レポート】カナザワ映画祭2024が9月4日より開幕! 日本ではココでしか観られない海外作品が多数集結。期待のインディーズ日本映画も厳選上映。石川県金沢市に集おう!

          タイトル写真 カナザワ映画祭2024上映会場(金沢21世紀美術館シアター21) 取材・文:後藤健児  9月4日(水)より、石川県金沢市の金沢21世紀美術館シアター21でカナザワ映画祭2024が開幕した。「一般社団法人 映画の会」の代表理事・小野寺生哉が主催している本映画祭も今年で18回目。近年のメイン企画は一般公募の映画作品上映で、昨年度より海外からの応募も受け付けており、今年は海外作品を強化。応募作品335本の中から選ばれた41本が「Choice of Kanazawa」

          【映画祭開催中! 速報現地レポート】カナザワ映画祭2024が9月4日より開幕! 日本ではココでしか観られない海外作品が多数集結。期待のインディーズ日本映画も厳選上映。石川県金沢市に集おう!

          8月31日より、新宿K's Cinemaで上映される『顔さんの仕事』は、台湾最高の看板描きの達人と映画を記録するドキュメンタリー

          タイトル写真:顔さんを囲んでの記念写真 取材・文◉三留まゆみ  顔さんの仕事はまるで魔法のようでした。パネルはいつも正位置にあるとは限りません。でも、それが横であろうと顔さんは正確なデッサンで絵を仕上げていきます。最後はタイトルの文字とクレジットでした。昭和の時代にあったような竹の定規で当たりを軽くつけ、いきなり文字を入れていきます。文字についてはいつも下描きはしないそう。もうなにもかもがプロの、ベテランの仕事でした。気負うことなく淡々と。私たちは顔さんの仕事を見ながら、こ

          8月31日より、新宿K's Cinemaで上映される『顔さんの仕事』は、台湾最高の看板描きの達人と映画を記録するドキュメンタリー

          最新ドキュメンタリー速報! いよいよ8月31日より、台湾の伝説の映画看板描きの仕事を追う『顔さんの仕事』が新宿K'sCinemaにて公開!

          タイトル写真:顔さんを囲んでの記念写真 取材・文◉三留まゆみ  顔さんの仕事はまるで魔法のようでした。パネルはいつも正位置にあるとは限りません。でも、それが横であろうと顔さんは正確なデッサンで絵を仕上げていきます。最後はタイトルの文字とクレジットでした。昭和の時代にあったような竹の定規で当たりを軽くつけ、いきなり文字を入れていきます。文字についてはいつも下描きはしないそう。もうなにもかもがプロの、ベテランの仕事でした。気負うことなく淡々と。私たちは顔さんの仕事を見ながら、こ

          最新ドキュメンタリー速報! いよいよ8月31日より、台湾の伝説の映画看板描きの仕事を追う『顔さんの仕事』が新宿K'sCinemaにて公開!

          「ふいにこの映画のことを思い出してもらえたら」。秋葉美希が亡き父への思いを込めて初メガホンを取ったロードムービー『ラストホール』が公開。共演した田中爽一郎と秋葉へのインタビューで喪失の物語にどう向き合ったのか聞いた

          タイトル写真 秋葉美希と田中爽一郎 取材・文:後藤健児  『退屈な日々にさようならを』や『少女邂逅』など、インディーズ映画界を席巻した話題作に出演してきた秋葉美希。昨年も猫目はち監督『赫くなれば其れ』での光る演技を覚えている人は多いだろう。9月に公開されるロードムービー『ラストホール』は秋葉の実体験を元に、約7年の月日を経て完成させた初長編監督作だ。先立って昨年に上映された、第17回田辺・弁慶映画祭では、キネマイスター賞を受賞した話題作。今回、監督・脚本・主演を務めた秋葉と

          「ふいにこの映画のことを思い出してもらえたら」。秋葉美希が亡き父への思いを込めて初メガホンを取ったロードムービー『ラストホール』が公開。共演した田中爽一郎と秋葉へのインタビューで喪失の物語にどう向き合ったのか聞いた

          『映画秘宝』10月号は8月21日発売。満を辞して『ベイビーわるきゅーれ』シリーズも登場

          『映画秘宝』10月号は8月21日に発売されます。 2021年、阪元裕吾監督による『ベイビーわるきゅーれ』が公開。その圧倒的な面白さで口コミが広がり、日本各地で上映が続き、その上映期間は9ヶ月に及ぶロングラン・ヒットとなった。このシリーズは若い観客層に大いに受け、遂には『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(9月27日公開)の3部作となった。今回の特集では映画の主演を務める髙石あかりと伊澤彩織、そして阪元裕吾監督へのインタビュー、シリーズ総括と射撃描写の妙を特集していく。

          『映画秘宝』10月号は8月21日発売。満を辞して『ベイビーわるきゅーれ』シリーズも登場

          緊急報告。26年間に及ぶ、歪んだ“家族愛”の物語! 和歌山毒カレー事件の真相に迫った『マミー』二村真弘監督インタビュー

          取材・文=長野辰次  具体的な物証は見つからず、動機も解明されず、本人の自供すらないまま、4人の子どもを持つ母親に死刑判決が下された。それが1998年(平成10年)7月25日に起きた「和歌山毒カレー事件」だ。夏祭りで配られたカレーライスを食べた和歌山市園部地区の住民67人がヒ素中毒となり、そのうち4人が亡くなった。カレー鍋にヒ素を混入したとされる林眞須美死刑囚は、マスメディアによって「平成の毒婦」と名付けられた。林眞須美死刑囚は冤罪を主張し、弁護団が再審請求をこれまで3度行

          緊急報告。26年間に及ぶ、歪んだ“家族愛”の物語! 和歌山毒カレー事件の真相に迫った『マミー』二村真弘監督インタビュー

          「『HOUSE ハウス』で夫婦の絆が深まったんです!」 無反省炎上系配信者が地獄の家で悪霊と壮絶な死闘を繰り広げる『デッドストリーム』が公開間近。ヴァネッサ&ジョゼフ・ウィンター監督がホラー愛を語り、ティーチインで若者たちに導きを与えた

          タイトル写真 『デッドストリーム』より 取材・文:後藤健児   近年、『女神の継承』など再び盛り上がりを見せるPOVホラー。最近は動画配信者を主人公にしたものも増えており、8月16日より公開される『デッドストリーム』もその一本。炎上系配信者が幽霊屋敷で過ごす阿鼻叫喚の一夜を描く、80年代特殊メイクホラー愛にあふれた楽しい映画だ。今回、日本公開を記念し、監督とプロデューサーが、映像制作を学ぶ若者たちとオンラインティーチインを行うイベントが企画され、8月7日に東京・代々木のBR

          「『HOUSE ハウス』で夫婦の絆が深まったんです!」 無反省炎上系配信者が地獄の家で悪霊と壮絶な死闘を繰り広げる『デッドストリーム』が公開間近。ヴァネッサ&ジョゼフ・ウィンター監督がホラー愛を語り、ティーチインで若者たちに導きを与えた

          【真夏のホラー最新作・監督インタビュー】「すべてをCGではなく、実写でやってますよ!」世界中で大ヒットを飛ばした、血まみれプーさん映画がゴア度を増してカムバック! 『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』リース・フレイク=ウォーターフィールド監督が愛情たっぷり血まみれの自信作を大いに語った!

          タイトル写真 『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』より 取材・文:後藤健児  プー IS BACK! 2023年6月に日本公開された『プー あくまのくまさん』は原作「Winnie-the-Pooh」(1926 年発表)がパブリックドメイン化したことにより実現した、心は温まらないが血沸き肉躍るゴアホラーの快作だった。製作費10万ドル規模ながら、全世界で500万ドル以上の成績を記録し、日本でもスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが寄せたコメント「こんなプーさん、

          【真夏のホラー最新作・監督インタビュー】「すべてをCGではなく、実写でやってますよ!」世界中で大ヒットを飛ばした、血まみれプーさん映画がゴア度を増してカムバック! 『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』リース・フレイク=ウォーターフィールド監督が愛情たっぷり血まみれの自信作を大いに語った!

          下劣な行為ですべてを台なしにした元戦隊ヒーローの男が贖罪の旅に出る『ひどくくすんだ赤』が公開中。田中聡監督が『うまれる』に続いて、本作でも血にまみれて咆哮する魂を描いた

          タイトル写真 『ひどくくすんだ赤』より 取材・文:後藤健児  昨年、公開された田中聡監督の短編映画『うまれる』は、いじめで娘を失った母親が、我が子への追憶に溺れる中、奪ったものたちへの憎悪に燃え上がる壮絶な物語だった。顔じゅうを血で濡らし、うつろな表情で前を見据える母親のポスタービジュアルが鮮烈な印象を与えた『うまれる』と同様、46分の新作短編『ひどくくすんだ赤』もまた、はちきれんばかりに毛細血管が浮き出る赤ら顔をした男のアップが強烈だ。  国内外の映画祭で賛否両論を巻き起

          下劣な行為ですべてを台なしにした元戦隊ヒーローの男が贖罪の旅に出る『ひどくくすんだ赤』が公開中。田中聡監督が『うまれる』に続いて、本作でも血にまみれて咆哮する魂を描いた

          【公開目前・監督インタビュー】禍々しくも美しいフォークホラー『ナイトサイレン/呪縛』が8月2日より公開。スロバキア社会の変遷を見続けてきたテレザ・ヌヴォトヴァ監督が現代のヨーロッパに残る魔女信仰や洗脳の恐怖について語った

          タイトル写真:『ナイトサイレン/呪縛』より 取材・文 後藤健児  中欧から現代の魔女狩り映画がやってきた。ドキュメンタリー作家として、キリスト教カルトに迫った『Take it Jeazy!(原題)』(2008)や、スロバキアの首相ウラジミール・メチカルによる権威主義的な社会の恐ろしさを記録した『THE LUST FOR POWER(原題)』(2017)など、特殊な社会状況下での人心の変容を見つめてきた、(当時の)チェコスロバキア出身監督テレザ・ヌヴォトヴァ。『Filthy(

          【公開目前・監督インタビュー】禍々しくも美しいフォークホラー『ナイトサイレン/呪縛』が8月2日より公開。スロバキア社会の変遷を見続けてきたテレザ・ヌヴォトヴァ監督が現代のヨーロッパに残る魔女信仰や洗脳の恐怖について語った

          【期待の最新作、舞台挨拶レポ】鳴瀬聖人監督が逆転の発想で勝負をかけた、家系ホラー最新作『日本で一番恐くない間取り』が公開中。霊能者や殺し屋まで入り乱れるハチャメチャ怪談映画に笑って怖がり、そして泣こう!

          タイトル写真 『日本で一番恐くない間取り』より。呪いのエール 取材・文:後藤健児  事故物件ものが続く昨今、まったく逆のアプローチで仕掛けた映画が誕生。その名も『日本で一番恐くない間取り』だ。とはいえ、タイトルの出オチで終わらず、練り上げた脚本と、キャラを立たせながらも行動や動機に違和感のない人物造型など、丁寧に作り込まれた怪談映画だ。  7月5日より公開開始されている本作。翌6日には東京・シネマート新宿で舞台挨拶が行われ、主演の大坂健太、共演の森羅万象と、この日の司会も兼

          【期待の最新作、舞台挨拶レポ】鳴瀬聖人監督が逆転の発想で勝負をかけた、家系ホラー最新作『日本で一番恐くない間取り』が公開中。霊能者や殺し屋まで入り乱れるハチャメチャ怪談映画に笑って怖がり、そして泣こう!

          『新・三茶のポルターガイスト』公開目前インタビュー!「どうしようもなく否定できない禍々しい何かが映っちゃってる」。百戦錬磨の豊島圭介監督も打ちのめされた最恐心霊スポットの全貌をうかがい、さらには幼少時に観てしまった恐怖映像の原体験まで聞いた!

          タイトル写真:豊島圭介監督 取材・文 後藤健児  アメリカの幽霊屋敷ウェインチェスターハウスや、中世の死霊うごめくインドのバーンガル砦など、世界には名だたる心霊スポットがある。そして、日本にもそれらに比肩するオソレゾーンが存在する。東京は三軒茶屋、猥雑な歓楽街に建つ雑居ビルに居を構える俳優養成事務所ヨコザワ・プロダクションだ。ポルターガイスト現象や水が噴き出す鏡などの怪異が平然と起こり、極めつけは謎の白い手が異空間から現出する。テレビ番組では放送不可能とされた映像の解明に挑

          『新・三茶のポルターガイスト』公開目前インタビュー!「どうしようもなく否定できない禍々しい何かが映っちゃってる」。百戦錬磨の豊島圭介監督も打ちのめされた最恐心霊スポットの全貌をうかがい、さらには幼少時に観てしまった恐怖映像の原体験まで聞いた!