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大学(新入)生が読むべき本(リストあり)

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。

皆さんは意外に思われるかもしれませんが、大学教員の夏休みは、採点、執筆、研究費獲得のための申請書の作成、卒論を含む学生指導など、結構忙しいのです(もちろんかなり個人差はありますが)。
やっと一息ついたので、ずっと書き残しておきたかったことを書こうと思います。以前、このような記事を書いたのですが、その続きです。

わたしは学生と話す機会があると、今どんな本を読んでいますか?とよく聞きます。いろいろと話を聞くよりも、本の名前を挙げてもらった方がその人のことをよくわかるからです。
そのようなノリで、以前に下記のようなツイートをしたところ、ありがたいことに、たくさん反応がありました。感謝。

読んでない本で興味深い本がたくさんあったので、ここに備忘録として書いておきたいと思います。わかる範囲で大まかにジャンルごとにまとまりを作ってみましたが、適当なので間違いがあったら教えてください。ちなみに〇は私が読んだことある本です。

意外だったのは、「闇金ウシジマくん」という回答が多かったことです(笑)。確かにああいう世界のことは誰も教えてくれませんもんね。


社会契約論(〇)
君主論
方法序説(〇)
1984
利己的な遺伝子(〇)
幸福論(ラッセル)(〇)
カラマーゾフの兄弟
ツァラトゥストラはこう語った(〇)
ツァラトゥストラかく語りき(〇)
老人と海
坂の上の雲(〇)
日本の思想(〇)

進歩の終焉
歴史学の思考法
文系と理系はなぜ分かれたのか
暇と退屈の倫理学(〇)
ファクトフルネス(〇)
教養の書
シンニホン(〇)
勉強の哲学(〇)
不純なる教養
私の個人主義
ベルクソン思想の現在(〇)
わかりあえないことから(〇)
岐路の前にいる君たちに
誰が原子を見たか

知の技法(〇)
知的複眼思考法(〇)
科学の方法(〇)
思考の整理学(〇)
本を読む本(〇)
知的生産の技術(〇)
シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術
情報生産者になる(〇)

牧師、精神病院に入る
アルケミスト
エデュケーション
ご冗談でしょう、ファインマンさん(〇)
アルジャーノンに花束を(〇)
闇金ウシジマくん(〇)
二十歳の原点
おおきな木
発達障害サバイバルガイド


前回の記事もそうでしたが、自戒の念も込めて今回もこの本からの引用で締めたいと思います。(著者が母校の高校生に講演した時のフレーズです)

「僕は先輩としてお願いするが、受験勉強の最中でも、どんなに面白いことをやってても、本だけは読んでください。なぜかというと、本を読んでないと人間はどんどん馬鹿になる。確実に馬鹿になります。映像から享受するものは、映像が用意してくれるものに過ぎないんだな。だから考えなくてもいいの。(中略)活字を読む限り、人間は常にモノを考えなければならない。この習慣を持つか持たざるかによって、頭脳だけじゃない、人格の形成が左右されます」。


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