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知らず知らずにエフェっていた私

私がパソコンも使えかった主婦からデザイナーになったと話すと、そりゃエフェクチュエーションですよ!と言われたので、え?そうだったの?と思い、改めてこれまでの経緯を振り返ってみました。


長くなるけど、よかったら私のストーリーを聞いてください。

49歳でデザイナーとして独立しましたが、最初から独立することを目標にしていたわけではありません。言ってみれば「なりゆき」です。その時その時で、自分にできそうな方法を選んで、繰り返してきただけで何の野心もなく、いつの間にかここに辿り着いていたのでした。

36歳の時、二人の子供たちは小学校1年生と幼稚園の年少さんでしたが、夫は病気で休職(そのあと退職し、しばらく無職)その上、義両親の介護も始まっていました。さぁどうする?いますぐ働かなければならないという状況になりました。

でも、嫌な事はやりたくない。以前、事務の仕事をして、「ここじゃない感」がすごくありました。私の手中の鳥は「デザインの学校で勉強をしたこと」。実家は貧しかったけど、親はお金を工面して浪人させて短大まで出してくれました。これを元に動くしかない。せっかく子供を夜まで預けて働くのだから、自分の学んできたこと、得意なことを生かせる仕事をしたい。しかも自分の身に付く、将来財産になる仕事がしたい。

そう思ってこのたった1つの手中の鳥を生かせる仕事を探しました。

まずはパソコンの技術習得だ、と職業訓練校に通いました。私がデザインを学んでいた頃はまだパソコンが出始めの頃で、デザイン学習はアナログだったのです。とにかくパソコンでADOBEのIllustratorやPhotoshopを使えるようになって、ようやくもう一羽の鳥を手に入れました。

そこからがようやくスタートです。生活するため、いろんな場所でいろんな仕事をしてきました。1つだけ、仕事を選ぶ時には必ず「デザインに関わることをする」と決めていました。

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