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【DeFimans Mondays#4】暗号資産を発行するってどういうこと?🔰教えて師匠!武田恭治さん

[DeFimans Mondays]は、月曜(不定期)夜20時より、web3コンサル会社DeFimansの業務の裏側やトレンド話、パートナーをゲストに加えて「web3あれやこれ」をお伝えすべく開催された、X Spaceのトークセッションです。

10月30日(月)に開催された第4回目では、「暗号資産を発行するってどういうこと?🔰教えて師匠!」というテーマで、暗号資産取引所の立ち上げに携わってきた弊社Managing Directorの武田をゲストとし、CMO谷口とMarketing Manager池田を交えトークセッションを行いました。

リアルタイムでは参加できなかった方は、上のポストかアーカイブを聴くことができますので、ぜひ聞いてみて下さい!


武田さん、自己紹介をお願いします!

池田:DeFimansメンバーからも、武田さんとのセッションが聞きたいというご要望がありまして、今回のセッションのセッティングをさせていただきました!「暗号資産を発行するってどういうこと?🔰教えて師匠!」というテーマということで、本日はよろしくお願いいたします!

谷口:武田さんは裏の方という印象なので、ぜひこの機会で深掘りさせていただければなと思っております!
それでは武田さん、まず初めに自己紹介をお願いできますでしょうか?

武田:御年36歳です。

池田:そこから言うんですね(笑)

武田:元々、大学・大学院の時、ちょうど『ヒーロー』っていうドラマが流行ってて、「俺もあんなオレンジ色のダウン着て、検察官なりたいな」と思って、法律家目指してたんですよ。
ロースクールで、司法試験受けてたんですけど、なかなか合格しないのと、結婚して、子供生まれたっていうこともあったので、働かなきゃっていうことになりまして、働き始めたのが、2015年くらいになります。
最初、1社目はシステム開発会社=独立系のシステム開発会社に就職して、社長のカバン持ちやってたんですよ。ベンチャー企業の。

谷口:聞いたことありますね。共同代表(小野)もカバン持ちしてたので(笑)

武田:偉い人のカバン持ちすると、自分も優秀になれると思ってました(笑)社長の考え、ずっと聞けるなら、俺も社長になれるじゃんと思ってました。待遇は1番良くなかったのですが、そこに入りました。
業務内容としては、社長の車の運転とか日程調整とか、あと営業にも同行して、そこで様々な偉い人にお会いできたってのはあります。その一人が現在SBIデジタルハブの、代表取締役の小川さんで。 僕は2016年ぐらいに、その会社の時に会っていまして、DeFimansに入って、掘り起こししてたら、え、めちゃくちゃ偉くなってるじゃん!みたいな感じでした。

谷口:すごい!!

武田:それで、たまたま縁があって、その人の、直接の部下の方にイベントでお会いして、 アポとらせてもらって、きっかけを作れたっていう形ですかね。その後は(DeFimans共同代表の)小野君と太思氏の実力だと思いますね。
なので、2016年ぐらいから僕は暗号通貨に関わっていました。

谷口:暗号通貨はどういう経路でお知りになったのですか?

武田:開発会社だったので、僕が何かやることはなくシステムプロジェクト入ったことないのに、システム売ってこいなんて言われても、売れるわけないので。

谷口:ではシステムエンジニアとかではなく、結構営業サイドという感じだったのですね!

武田:はい。でも、受託系のシステム開発って、やっぱり提案が大事で、ちゃんと知らないと全然売れないんですよ。
何かのプロジェクトに入れてくれという風に、会長のところに直談判しに行きました。そうしたら、新規事業開発室作ろうみたいな話になって、僕と会長の新規事業開発室みたいのができました。 で、「そこから何する?」みたいな話した時に、丁度Mt.GOXが破綻してちょっと経った後で、ビットコイン来てるなみたいな流れでした。まだまだビットコインが2万円とかだったかな。

谷口:では本当に安かった頃ですね。

武田:その時に、「もう、じゃあ取引所作りましょうよ」みたいな話になって、「いいねそれ!」という展開でした。そして子会社に、取引所を作ったっていう経緯です。

web3との出会い、DeFimansとの出会い

武田:まず、DEA(Degital Entertainment Asset社)ですね、そこで何か立ち上げやるって言う話があって、「あ、じゃあお手伝いします~」と副業で携わらせてもらったのが、DEAとの出会いでした。

池田:その頃からもう、アドバイザーという形で関わられてたのですね!

武田:で、一瞬(DEA社を)いなくなって、戻ってきたら、ちゃんとオフィスあるし、という状況でした。 最初はテコテックっていう会社のところでしたけどね。

谷口:そうですね、鶴崎さんのところの!

池田:そこが、現DeFimansメンバーとの出会いになるんですか?

武田:そうです!

谷口:それこそ、小野さんはもう師匠として武田さんを慕っていますよね!

武田:ありがたいですよね。偶々といいますか、戻ってきたら、「ブロックチェーンを知ってる人1人もいないじゃん」みたいな状況だったんですよ。
でもまあ、せっせと教えてたら、今やみんな僕より知ってるっていう(笑)

池田:今回の事前アンケートで私の方でも聞いている通りでして、「武田さんといえば」という質問に対して他のメンバーからのコメントは、やっぱり皆さん、「武田さんは師匠!」とほんとに日常的に呼んでいるっていうのと、「web3プロジェクトのスペシャリストだから、わからないことは武田さんに聞こう」という存在ですね。

武田:もういじりでしょ(笑)

池田:いや、そんな存在ですよね?

谷口:DeFimansのお父さん的な存在ですね!

池田:あとは色々できすぎてミステリアスですっていうコメントを実はもらっています!

武田:いやいやいや、もうだいぶ荒手のいじりですよね(笑)

DeFimansでの取り組み

池田:DeFimansとの出会いを教えていただきましたけれども、次に現在はDeFimansではどんなことをされてるか、教えていただけたりしますか?

武田:今はクライアントとのプロジェクトをやっていまして、そこの、PMみたいなことやってますね。プロジェクトのデリバリー部分を担わせていただいてます!

谷口:社内では、結構、DAOだったり、自治体の専門家っていうイメージが強いんですが、実際どうなんでしょう?

武田:DAOは別に、専門家でもなんでもないですね。

谷口:そうなのですね。なんで自治体プロジェクトされていたという印象があるんでしょうね。。

武田:自治体のプロジェクトに関しては、もう本当に共同代表の太思氏と暢思氏に凄く感謝ですね。「自治体のプロジェクトをやっていいから、DeFimansで一緒に(仕事を)やりませんか?」っていう風に言っていただいたので、 今もなお別で、自治体のプロジェクトは、やらせていただいてます。

谷口:というと武田さんは、そちらにビジョンを持たれていたのですか?

武田:自分の中の仕事のポートフォリオとして、やりたいことと・社会のためになること・お金稼げることっていう、主にこの3つに分けています。で、暗号通貨やweb3は、まさにやりたいことに分類されて、「やっぱこういう世界観あったらいいよね」というスタンスです。
自治体案件は、どちらかと言うと、やりたいと言えばやりたいんですけど、「社会のためになること」かなと思っています。

谷口:確かに可視化されやすいと思います。

武田:そうですね!あと、いずれweb3と地方自治っていうのが、通貨で繋がるんじゃないかなとは思ってるんですね。なので、両方ちょっとやらしてもらっています。ちょうど国策としてもこの二つは押さえられてますしね。やっていて損はないかなと思っています。

池田:武田さんというと【自治体】というイメージだったのですが、自治体のプロジェクトに関わり出したのは割と直近なのですか?

武田:同じ自治体で、もう3年目ですね。DX推進計画書の作成が1年目で、推進ってのが2年目、3年目っていう形でやっています。でも自治体ってやはり動きが遅いので、本年度ようやくっていう感じで、(動き出すのは)来年度かそれ以降になるかなという状況です。

谷口:自治体プロジェクトって、どのくらいタイムスパンで見ておいたらいいのでしょうか?

武田:まずセールスは2年。で、入ってしまえば長いっていう感じになりますね。

自治体で活動や地域通貨について教えて下さい!

池田:今までのお話し自治体プロジェクトでは、先ほどお話に上がりましたDX推進などがメインということだと思いますが、自治体関連でもweb3や暗号通貨の取り組みをやられてたりするのですか?

武田:今はまだ全くやっていませんが、DX推進というか、しっかりとデジタルトランスフォームできれば、ようやくweb3の、侵入する土壌ができるかなと思っています。今はまだ市民のニーズも何にも把握できてないんですよね。
役所って、リアクション待ちの業務なんですよね。そこにプッシュ型で、「いや、こういうサービス必要でしょ」とか「欲しいでしょ」とか、個別最適なサービス提供をできるようになれば、 市民全体を把握できるようになって、その自治体の経済圏も把握できるようになる。そこに地域通貨をポンッと突っ込んで、「みんなでこのトークンの価値上げてこうよ」ということはできると思います。
そしてそれを、1800の自治体全部が全部進めて、円とペグしてない、ちゃんとした価格変動のある通貨を発行できれば、1800の自治体がトークンの価値でランキング化されて、且つ外貨を稼ぐ意識持つようになって、税金に頼らない自治体運営ができるんじゃないかと思っています。

池田:ありがとうございます。初心者向けの質問ではありますが、例えば、自治体側でもなんとなく「web3と繋がらないと!」とか、「そういった経済作らないと!」という需要がある方がもしいるとしたら、その方向けにどんなメリットが生まれるかや、どういう世界が生まれるか?みたいな構想みたいなものは、見えていたりしますか?

武田:そうですね、自治体とDAOは結構シナジーがあるなとは思っています。なぜかと言うと、職員が何をしているかというと、彼らは協議してるんですよ。もう日々、市の職員の方々は協議してるんですよ。何をするにしても、みんなで合議取るんですね。
でも、職員の考え方は公務員なんですよ。かと言って、じゃあ市民の声聞くかと言うと、さきほど申しましたように、聞く術がないのと、 言ってくれる人って結局プロ市民みたいな方のみで、言いに来る時点でクレームになってるんですよね。

谷口:そうですよね。もうその時点でバイアスはかかってそうですね。

武田:ニーズって顕在化するとクレームになるんですよ。だからこそ、潜在的な状態で、 これだよねっていうものを提供してあげることが、サービスにおいては大事なんです。なので、あまり(市民の意見を)聞けないという点と、知見が広がらないという点もあるので、色んな国や色んな地域の人などと姉妹都市みたいなものを作らずとも、緩く自治体の横の繋がりを作るには、DAOとかNFTとかトークンなどと言ったものは非常に使いやすいのではないかと考えています。

谷口:そういった類のものに対して、自治体のお偉いさん方とか、市長の皆様とかって、 聞く耳を持って下さるのでしょうか?

武田:いや、これはもう本当に人によりますね。その人が政治家なのか政治屋さんなのかにもよりますし、 本当にその街のことを考えてるような市長であれば、聞く耳は持ってくれます。

トークノミクスの考え方

池田:ここまで色々とありがとうございます!最後に、web3プロジェクトをこれから始める方向けに、トークのミクスについてのお話をお伺いできればと思います。
自治体というフィールドでも、そもそもトークノミクスってどう捉えればいいの?という点と、何をメリットと考えて取り入れていけばいいの?という点について、教えていただければと思います!

武田:はい!トークノミクスとはというと、(意味は)広いんですけど、貨幣の歴史からまず調べて行くと、 「なんで必要だったんだっけ?」と。あくまでも手段なので、「トークンで何をしたいか」というのが大事になってくると思うんですね。
言い方は違えど、日本円だってトークノミクスですし、楽天経済圏だってそうですし、その辺に経済圏って、沢山あるんですよ。

谷口:そうですよね、カードも沢山持たれてますもんね。

武田:クレジットカードも1つのトークノミクスだと思いますね。楽天から学ぶところもあるだろうし、1番はやはり日銀の事業計画とか、どういう時に通貨発行してるのか、などそういった機関も、やはり勉強にはなるかなと思っています。
でも、あれすごいですよね!日本には自国の通貨発行権があるのに、国債発行して「借金が~」などと言って、国民1人当たり1000万(の借金)とか言ってるんですよ。発行して国民に渡せば借金なんてなくなるじゃないですか。で、そういうところも見極めながら、 しっかりと勉強していけば、良い経済圏が作れるのではないでしょうか。

谷口:今私達はweb3での経済圏を事業としてやっていますけれど、そもそも「自分たちが今触れてる経済圏ってどうあったらいいんだっけ?」みたいなところは、もう一度考え直してもいいかもしれないですね。

武田:そうですよね。特に日々みんな円を使っているので、「日銀って何やってるのかな?その国の政府って何やってるのかな?内閣は何やってるのかな?」と、要するに内閣の仕事と財政政策ですよね。それと日銀の仕事、これが金融政策なんですが、この2つをバランス良くしっかりとやることがweb3プロジェクトだと思っています。

谷口:だから金融のスペシャリストや経済のスペシャリストがweb3界隈にいるのですね。

武田:そうですし、(一方で)GameFiみたいなところでは、ゲームディレクターのようなクリエイティブ系の人たちが必要になるんですね。
だからこそDeFimansで、代表の小野くんと太思氏が出会うということも、必然的なことなのですよ。金融のプロとエンタメのプロが合わさるのですから。

池田:その状況を改めて、すごいメンバーですね!

武田:あの2人、本当にすごいと思いますよ。この業界でしか2つの業界が交わらないですからね。


いかがでしたでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました!

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