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あそびましょ

この前の後楽園ホール大会(5/5)で私はトーナメント1回戦を戦い、負けました。
そんな私のもとに、新日本プロレスのエル・デスペラード選手通称デスペちゃんが現れました。
どうやら6月10日に後楽園ホールで行われる自主興行の招待状を私に届けに来たようです。

DESPE-invitacional(デスペ・インビタショナル)。

招待状を受け取った選手たちが集まって行われる大会。
出場選手は事前発表なし、そうなると当然対戦カードも事前発表なし。
そういう大会です。

どうやら大会のチケットは完売だそうです。
それなのにあえてデスペちゃんは招待状を私に手渡しで持ってきてくれた。
そして、気持ちをぶつけてくれた。
なぜ私なのか。
デスペちゃんが何を言ったのかの詳しくは↓の記事読んでください。



で、まずはその時の私の心の動きを記しましょうか。

デスペちゃんがリングに来ました。
私、しばらくは気づかなかったです。
セコンドの大石さんがなんか騒いでました。
それで、気づきました。

その後デスペちゃんがマイクで熱いフェロモンズ愛を語っていました。

正直に言いましょうか。

最初の時点では、断ろうと思いました。
なぜなら、フェロモンズはもう解散しているからです。
自分の興行でフェロモンズを復活させろって話だったら、申し訳ないけど期待には応えられない。

そう思ってた。
でも、そうじゃなかった。

ここで私の話をしますが、私は世の中に抗う気持ちでフェロモンズを始めました。
すぐに終わるだろうな、と思いながら始めたユニットです。
飯野“セクシー”雄貴が、自らのセクシーをもてあましている。
そう思って始めました。

世の中には大きな流れがあって、大雑把に言うといわゆる「賛否両論あるものは控えるべき」というものです。
理由としては「不快に感じる人がいるから」が最も多いでしょうか。

私としては、意味が解らないのです。
不快と感じたら「不快と感じる」と言えばいいんです。
その自由はありますし、言われる心の準備は出来てます。
なのに、なんで目に触れさせないようにするのでしょうか。

不快に思う人が多すぎて商売ができないのであれば、それは考えなおした方がいい。
それはわかる。

ただ、「不快に思う人がいる」一方で「勇気をもらえる人がいる」場合。
それでも隠されてしまう現状が世の中にはあります。
その現状と戦いたかったユニットがフェロモンズなんです。
不快に思う人は罵ってもいい、しかし「貫くこと」で応援してくれる人もいる。
辛いことがあっても、そんなことどうでもよくなる瞬間を届けてやる。
そういう思いでフェロモンズは続けてきました。

しかし、フェロモンズは会社との戦いに敗れ、解散させられてしまいました。
試合に負けたからという建付けではあるけれど、いずれにせよ時間の問題で解散という事になっていたと思います。

デスペ選手の話に戻ります。
デスペ選手は言いました。
「プロレス自体がイロモノとして扱われがちなこの世の中で、自分の好きな事をやるフェロモンズがカッコよかった」と。

つまり、「突き抜けること」のメッセージが正しく伝わってたんです。
同業者に。
しかも、業界最大手の選手に。

私ともあろう人間が、報われた気になってしまった。

でも、私はまだフェロモンズを諦めてません。
ユニットとしてではなく、理念として。
世の中に抗いたい。
嫌われることではなく、勇気を持ってもらうことに目を向けて。

勇気なんて大それたものでなくとも、
「くだらなかったな、明日も頑張ろ」って思ってもらえれば。
それを優先したい。
私のことは嫌いでもいい。その場合は嫌いと言ってくれて構わない。
ただ、貫きとおせ。

私は今でも、1人でもフェロモンズなんです。
フェロモンズというワードは自分ではまだ使わないけど。
勝手に思っています。

だから招待状、もらいました。

デスペちゃんはフェロモンズを招待したんじゃない。
フェロモンズが解散したことを知っていて、その上で私に持ってきた。
そんなもん、応えなきゃいけない。

なぜなら、私はひとりでもフェロモンズだからだ。
フェロモンズというユニットが好きだった人には申し訳ないけど。
フェロモンズの芯は私にまだ根付いている。

そして、デスペちゃんにはプロデューサーとして苦労をしてもらう。
私は、遠慮しない。
開催はデスペちゃんだとしても、母体というか興行主は新日本プロレスでしょ?

知らねえな。

ケツは拭いてもらう。
そうだろ?
ケツに火をつけたのはデスペちゃんだ。
私はデスペちゃんを尊敬しているが、それとは別だ。
やりたいようやらせてもらう。
その姿が見たいって、そういうオーダーだと認識してる。
もう二度と呼ばれなくてもかまわない。
私、DDTの人間なんで。
責任は偉い人が取ってくれるだろ。

期待してもいいよ。
でも、先に言っておこうか。真っ当に応える気はないよ。

私の手にはもう一枚、招待状がある。
どうやら私がパートナーを選んでいいらしい。
さあ、どうしようかね。

デスペちゃん、遊びましょ。
あんたが見たい景色、見せたい景色、見せてやるよ。

ええ、私は遊びますよ。
6月10日まで、存分にね。

あと、私はnoteやってますんでね。
あと一ヶ月、このネタでこすり倒して儲けてやる。

ひとまず、現時点でのパートナーについては以下有料部分で語りますよ。

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