見出し画像

【児童虐待】熊本県の慈恵病院に【こうのとりのゆりかご】(通称・赤ちゃんポスト)の視察に行ってきました。〜前編〜

こんにちは。日本維新の会・板橋区議会議員の大森大です。

熊本県にある慈恵病院に【こうのとりのゆりかご】(通称・赤ちゃんポスト)の視察に行ってきました。

キリスト教系の病院ですのでマリア像もありました。10年くらい前に増築されたようでとても綺麗な建物でした。

昔【こうのとりのゆりかご】があった場所は今こうなっています。

ちょうど傘立ての所です。

子どもを抱えてくる親御さんの気持ちを落ち着けるために、もっと綺麗でスロープになっている場所に移動されたそうです。

それがこちら・・

この門を入っていくとスロープになっています。
出産したばかりで体力の無くなっている方もいるのでそうした作りにしているそうです。

入るとまずは相談を促す看板が出てきます。

後で述べますが、預ける前に相談をしてもらえるのが最善の方法になります。

そして、奥に行くとあるのが【こうのとりのゆりかご】です。

子どもの名前などを記載出来る用紙が置いてあります。

そして、扉を開けると親御さんへの手紙が置いてあります。内容は今後の相談など促すものだそうです。
その手紙を取ると二つ目の扉が開けられるようになっています。

開けると、このようにベッドが置いてあります。

一度閉じると開かない作りになっていまして、この部屋の2階が24時間看護師のいる新生児室となっています。なので、扉が開かれると新生児室にあるランプが点滅して、1分以内に駆けつける形になります。

裏側から見るとこんな感じです。

扉が閉じてから、その場で泣き崩れる親御さんも多くいるそうで、看護師が話しかけてこちらの部屋で話を聞くことも多いそうです。

ちなみに【こうのとりのゆりかご】に預けられた赤ちゃんは児童相談所に連絡して保護しなければならないそうです。

ですので、先ほど述べましたように預ける前にインターホンで相談をしてもらえると、児童相談所などが介入せずに対応などを考えることが可能です。

ちなみに15年の運営で今まで170名ほどの赤ちゃんが預けられたそうです。そして、去年は9名とのこと。

慈恵病院内も案内していただきました。

2階の新生児室です。

私、子どもがいませんから新生児室は私が子どもの頃に親戚の子どもが生まれた時以来です。

生まれたての赤ちゃんて可愛いですね😀😊

病室も見学させていただきました。

こちらは6000円の追加料金のかかる特別室で旦那さんも一緒に泊まることが出来ます。

バルコニーまでありました。

和洋中の料理人が4人もいらして、食事もとても美味しそうでした😋

困窮妊婦保護施設(エンゼルルーム)もあります。

困っている方はこちらで手ぶらで入院することが出来ます。

とにかく、妊娠や出産のことで悩んでいる場合は匿名出産も可能で秘密は絶対守られるので相談してほしいとのことでした。

最後にこちらの応接室で院長先生からお話を聞きました。

院長先生からお聞きした話は後編にまとめます。

私の中でも整理出来ていない部分もありまして、いろいろと考えさせられる内容でした。

【こうのとりのゆりかご】は先代の院長先生(現在の院長のお父上)が設立されましたが、設立当初は脅迫電話なども数多くあったそうです。

相当な熱量を持って使命感でやらないととてもやれることではないですね😓

後編に続く・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?