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旧裏ポケカ シークレットメガバトル2020後編(オフレポ)

1.これまでのあらすじ

やめて!そんなにこっそりかみつくを使われたら、かなたさんのピチューが きぜつ しちゃう!

お願い、死なないでピチュー!あんたが今ここで倒れたら、かなたさんとの約束はどうなっちゃうの? サイドはまだ残ってる。ここを耐えれば、サイドを6枚引けるんだから!

次回、「ピチュー死す」。デュエルスタンバイ!

茶番はこれくらいにしてこれまでの対戦経緯は、下記の記事を参照願います。この記事では、総当たり戦の第5Rからの対戦結果と、総括を記載していきます。

https://note.com/d123monoris/n/nad010bc5934d

2.対戦結果(第5Rから)


〇R5 ほえらさん(鋼ラッキーゲンガー) 勝ち

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 後半戦最初の対戦相手は、3期予選をドンファンで優勝されているほえらさんです。本選では鋼ラッキーと(わるい)ゲンガーラインを組み合わせたデッキを使用されていました。ドンファン自体、相手の攻撃をシャットアウトする類のデッキですし、何よりフォレトス研究所のメンバーなので、順当なデッキ選択かなぁと思いました。(フォレトス研究所の内部抗争ブログを拝見しましたが、なんか兵糧攻めが横行している三国無双みたいなイメージありますね(?)

 内容としては、ラッキーに鋼エネルギーが2枚ついた段階でウソッキーですてみタックルをコピーして相打ち。サブ(メイン?)プランと思われるゲンガーラインもピクシーで全て潰すとかなり好調でした(ポルターガイスト、ひきずりだすをコピーしつつこちらは抵抗力あり)。相手はコラッタに貴重な鋼エネを張って延命したりとかなり苦しそうでしたが、エイパムに鋼エネを張って「もちさる」を使われたあたりから何か様子がおかしいことに気付きます。なんとトラッシュのラッキーを回収して2体目の鋼ラッキーが出てきました。旧裏ポケカを触っているプレイヤーなら、一度は目を通しているであろうスイカさんのブログ【ポケモンカード旧裏】旧裏環境カードランク最新版!目次(2020年3月28日最終更新)に下記のような記載があります。

スイカブログ引用

ラッキーと鋼エネルギーをすべて破壊した後に反撃しないでください(実際は鋼エネ1枚はデッキに戻ってましたが)。

想定外の反撃に驚きましたが、相手がラッキーを回収したようにこちらもウソッキーを回収しており、流石に鋼エネ1枚では苦しいこともありハピナスの「のしかかり」をコピーして勝利しました。ただ、夜の廃品回収でトラッシュのウソッキーを回収したのは何となくであり、2体目を鋼ラッキーを予想したわけではないので、デッキの残り枚数も少なく本当に危ない試合でした(そもそものしかかりをコピーしたコイントスで裏が出たら相当危なかった)。ほえらさんとはこの1戦が初めてでしたが、旧裏をやり始めたこの1年で戦ったプレイヤーの中でもかなり手強かったです。こういうことすんだよ、フォレトス研究所は。余談ですが。上記の「反撃しないでください」は当日に実際に本人に言ってみましたが「これがプレイングです」と普通に諭されました。

〇R6 うっどさん(ハガネールイノムー) 勝ち

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 6戦目は、仕事で東京に出向していた頃やSkype対戦でお世話になっていたうっどさんです。彼もフォレトス研究所のメンバーです。使用デッキはロケット団の特訓ジム+高耐久たねポケモン+闘タイプアタッカーとメンツは全然違いますがこちらとメタの張り方がやや被っています。わるいクロバット、ポケモンぎゃくしめい、鋼ラッキーを意識すると自ずとこの辺のカードになるので、SMB2020の環境予想の感性が多少似ていたのかな、と勝手に思いました。あと今ブログ執筆のためにデッキレシピ見てますがピン差しカードめちゃ多くてよく回しましたねこれ・・・

 メタの張り方は似ていましたが、ウソッキーが相手の無色たねポケモンに刺さっていること、ルギアに闘抵抗があることからデッキ相性は有利でした。ウソッキーが「こどものおつかい」したり、ピクシーが「もうとっしん」したり割とやりたい放題でしたが、相手にルギアの処理ルートが少なかったのが一番大きく、全9戦の中で最もエレメンタルブラストを撃った試合でもあります。

 ただ、後から聞いたところ雷エネと炎エネに絞ってエネ破壊を狙っていたようで、自分のデッキ構成を見ていただいた方は、この的確さが分かるかと思います。これがフォレトス研究所です。それと、お互いにトレーナーロック+わるいクロバットを対策した結果、ウソッキーVSイワークみたいな平和な光景が広がったので、わるいクロバットという抑止力により今後は低速環境になるという冷戦構造の可能性を感じました。

〇R7 ぷーさん(ミニスカエンテイファイヤー) 負け

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 7戦目は、お邪魔トリオの1人、ぷーさんです。彼もフォレトス研究所メンバーですが、このブログではお邪魔トリオ枠で紹介させて頂きました。お邪魔トリオは3人が交代で対戦している非正規枠であるため、実は他の二名とはかなたは対戦していません。関西から遠征してきたようで、何気に東北VS関西の遠征バトルでもあります。

 内容としては、こちらはカツラのウインディやマグカルゴを意識して水タイプメインにしていたため圧倒的に有利でしたが、相手のホウオウをピクシーで処理するかルギアで処理するか有耶無耶にしてプレイしていたことから、ピクシーを腐らせてしまうミスを犯します(ピクシーはエンテイの技をコピーできない)。それでも当初はこの程度のミスでは揺るがない程に有利ではあったのですが、そこにルギアに張るエネルギーの色を揃えられない事故が重なります。エネルギーカード自体は豊潤に手札にあったため、ルギアを使うなら避けられないリスクかなぁと思いました。劣勢ながら諦めず勝ち筋を探していたぷーさんにここを突かれ、エンテイに次々とサイドを稼がれた上に、時間切れで逃げ切られてしまいました。彼もフォレトス研究所だったのだ・・・余談ですが、ミニスカエンテイファイヤーって名前がちょっと過激ですね。(錯乱ジム+エンテイ+ファイヤーが錯乱エンテイファイヤーなら、ミニスカート入りはミニスカエンテイファイヤーだよね?)

ミニスカート

〇R8 ジャストさん(コダックわるクロ) 勝ち

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 8戦目は、同じ東北勢であるジャストさんです。この時点でジャストさん(5-2)VSかなた(4-3)という暫定1位VS暫定2位のマッチングであり、「事実上の決勝戦だ!」と2人で勝手に盛り上がっていました。勘のいい人は、かなたのアイコン選択の理由がだんだん分かってきましたね?使っていたデッキはコダック(ずつう)+わるいクロバットのデッキであり、Skype練習でも一度見ている為想定はしていましたが、私が把握している彼のわるクロの中で一番大人しい(?)ものを握ってきたのは少し意外でした。自分がSMB直前環境で戦ったトレーナロック+わるクロの残虐性ランキングは(強さではなく残虐性)以下の順番になります。

バクフーンわるクロ(ジャスト)>マチスのラッタわるクロ(うっど)>コダックわるクロ(ジャスト)(emptyさんわるクロも直前にレシピが出回っていましたが研究する時間が無かった)

とは言え、当日のジャストさんは総当たり戦序盤で相手にサイドカードを取られていないという凄まじい戦績をたたき出していたため、警戒してはいました。内容としては、相手のコダックスタートに対してこちらはラプラス+ベロリンガと想定通りのスタートで、「ずつう連打」に対してこちらもひたすら「やさしいうた」と「まきつくベロ」を連打。状態異常にしても「ワープポイント」等で解除してしつこくずつうを継続してきた様子から序盤全勝のカラクリが分かり、6ターンくらい経過したあたりでわるいゴルダックに進化して攻撃してきました。ただ、6ターンずつう=デッキからカードを6枚ドローしていることから、実質オーキド博士を使った状態に近い為、相手のトレーナーロックのコンセプトはこの時点で上手くいっていませんでした。わるいゴルダック一匹でこちらのピクシー、ベロリンガを処理するのは流石に厳しそうで、退化スプレー連打が止まったあたりでピチューを出してパチパチ連打に入ります。この動きも想定通りです。ポイントとしては、わるいゴルバットは倒してもいいのですが、わるいクロバットは60ダメージを与えて放置して後はひたすらズバットとゴルバットを狙うのが理想です。この理由は2つあります。

1.わるいクロバットはトラッシュに送るよりは、退化できない状態で場に残した方が良いため。トラッシュに送った方が、廃品回収で再利用されやすいです。無理矢理退化スプレーを使うこともできますが、貴重なトレーナーカードを使って相手にサイドカードを引かせるため、非常に効率が悪くほとんど使わないと思います。「フジ老人」を使われるリスクはありますが、採用枚数もそこまで多くないですし、廃品回収のように「場にズバットが2枚いるからゴルバットを多めに戻す」という微調整もできないため、そのリスクは妥協して問題ないと判断しました。

2.トラッシュにあるクロバットラインの枚数はズラした方が良いため。ラインがまとめて奇麗に落ちていると1回の廃品回収で再展開されますが、ズバットゴルバットを集中して狙うことで、進化前を回収した後に、1枚もしくは2枚しか落ちていないクロバットを回収するためにもう一度廃品回収を使う羽目になります。

デッキの回りが良く上記のわるいクロバット対策がすべて実戦で成功した結果、ジャストさんは自主的にデッキを引き切って事実上の投了の形をとりました。デッキ的にも相当対策していましたが、序盤中盤終盤の立ち回りを自分もクロバットデッキを組んで練習していたのが大きかったと思います。

〇R9 あさりのみそしるさん(わるいオーダイルヨルノズク) 負け

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 というわけでなんと暫定1位になりました。最終戦は2018年から毎年開催しているシークレットメガバトルシリーズの主催であるあさりのみそしるさんです。あと一回勝てば優勝の状況で立ちはだかるイベント主催ってことでこのアイコン以外ありえないと思いましたね。お相手はわるいオーダイル。全く想定していなくて出てきたときはテキストを確認しました。

 わるいオーダイルは、特殊能力でベイビィポケモンの技を封じることができるため、ピチューを無効化してくるやや不利なマッチングでしたが、問題はそこではありませんでした。ピクシーがサイド落ちします。これは今オフレポを書いている段階で気付いたことなんですが、このデッキ、序盤にピクシーを出せないと怪しい場面がめちゃくちゃありますね?(人生あまくん、ほえらさんはピクシーで追い詰めたようなもんですし、うっど戦の鋼イノムーもピクシーで突破してる)ということで結論から言うと、3エネついたわるいオーダイルに何もできずそのまま負けました。(ピクシーがいれば、プラスパワー+はかいのいちげきコピーで一匹目のオーダイルは4ターン目に倒せた)他にも、あさりさんに指摘されたオーキド博士でウツギ博士を切ったプレイングミスや(ヨルノズクのハンデスを助長してしまった)、ルギアに超エネルギーリムーブを撃たれたこともキツかったですが、ここを上手く対処したとして、サイドカードを数枚とることはできても、勝敗をひっくり返すことができたかはとても疑問です。ピクシーがサイド落ちしたパターンは切っていたというより、30回ほど練習してピクシーが1度もサイド落ちしなかったのでその発想が抜けていました(ルギアが2枚落ちるはありました。あと何故かマンタインも結構サイド落ちした

それと余談ですが、あさりさんとはその後の夕飯もご一緒させて頂いたのですが、「かなた君をボコボコにしてやった」かなた君をわからせてやった」言い回しはよく覚えていませんがなんか3回くらい言われた気がしますね?まぁ聞かなかったことにしといてやるよ(来年も是非開催お願いします)

3.まとめ

 というわけで、総合成績は5勝4敗の準優勝でした。惜しくも優勝は逃しましたが、1位のジャストさんと3位のほえらさんに直接対決で勝利し、獲得サイドカード枚数も1位ということで、結果は十分すぎると思っています。前回のキングドラのデッキもそうですが、neoシリーズのイラストが結構綺麗なものが多く気に入っていたので、ルギアをメインにしたデッキでここまで勝てたのは嬉しかったです。景品も、主催のあさりのみそしるさんや、現行レギュでも実力者であるB3さんから提供頂きまして(なんと公式のワールドチャンピオンシップス限定スリーブ!!)、本当にありがとうございました。

SMB2020順位

景品

・・・さて、本編はこれで終了なので、後は登場人物紹介で後で語りますといっていた諸々について、解説したいと思います。

〇敗者復活枠をGR団アイコンにした理由

 上記の総合成績は、実は当日の対戦結果を歪めたものになります。というのも、当日は参加資格が無いお邪魔トリオもきちんと勝敗集計の計算に入れていたのです。嘘偽りのない、真のSMB2020の総合成績をご覧ください。

SMB2020順位(真)

 お邪魔トリオが優勝していました。

 彼らは予選を勝ち抜いていないし、交代で参加していたため(当然プレイヤーが変わるとデッキも変わる)SMB2020の運営ブログでも除外扱いされていますが、それはそれとして当日になんとも言えない敗北感を感じたのは事実です。優勝されたジャストさんのブログにも「最強と名乗っていいものか迷う」とビミョーな禍根を参加者全員に刻むことに成功しています。私なんか準優勝と聞くと最強一歩手前って感じするけど、3位まで落ちるとなんか全然優勝に遠い感じしちゃいますね。ヒールとして大会を引っ掻き回して、ある意味では勝ち逃げしたともいえる彼らは、物語序盤のGR団さながらだったと思います。

〇かなたさんのアイコンの理由

 多分説明しなくても皆さん気付いていると思いますが、優勝されたジャストさんを目指せカード!!マスターの主人公の南井健太くんに例えて、なら準優勝の自分はライバルの岡部翔くんかなーって思ってそうしました(東北勢がワンツーフィニッシュ!伊達政宗や戊辰戦争の旧幕府軍のご先祖様が嫉妬しないか心配です)。ルギアピクシーのデッキ紹介記事で南井健太が優勝したシーンの画像を使ったところ「先に使われてしまった」旨のコメントを頂いたので、ジャストさんに華を持たせたつもりだったんですが、なんか使ってみたら岡部翔が結構美少年だったので自意識過剰のやべー老害になってしまったとは少し思っています。(一応言っておきますけど、私は成人しています)

っていうか、物語序盤の翔くんと最終章の翔くん、ビジュアル変わってませんか???

岡部翔(比較)

 これ、当初は「大人びた知的な小学生」キャラにして、作画が難しかったんじゃないのかなって思います。主人公の健太くんは最初から最後まで作画が安定しているのに、ハワイ編で30歳くらいに見えるコマありますし・・・実際、「クールな美少年キャラ」に定着したと思われるワールドチャレンジ編からは、年相応の見た目で安定しているように思えます。(もしくはワールドチャレンジ編で妹の由宇ちゃんが登場したので、妹に寄せて若干中性的にしたのかな?とも。妹に寄せられる兄貴とは

 しかし改めて読んでみましたが、全部で9話しかない物語で3回も敗北描写があるのに全く格が落ちず強敵であり続けた翔くんは本当にかっこいいですね。持論ですが、勝てたり調子が良い時に回りにちやほやされるのはある意味当然だと思っていて、自分が落ち目の時に、傍にいてくれる人がどれだけいるかで、その人の品格が出ると思っています(仕事、遊び問わず)


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