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詩「情熱」


人々の心に
情熱という名の川が流れている

ある人は
ありありと燃える炎の様だ
ある人は
ゆっくりと静かに
でも 着実に流れている
今は流れていない人も
ある日突然に泉の如く
湧き上がってくる

沢山の情熱が
このホシに輝きを与えている

ほら
私の心の中にも
一筋の情熱が…
まだ見た事もない世界を描き出そうとしている

私は
人々の体の端々に
一瞬の光をみる




惑星が燃えている
自らが光を発している訳ではない
このホシに生息していた
魂の光を纏っている

魂の輝きの半分は
情熱でできている

赤く燃えるもの
青く淡く映えるもの
白く薄っすらと見えるもの

ゆらゆらとした動きの中に かつての情熱の鼓動をみる

惑星の歴史の中の ごく僅かなとき
あらゆる生命の中に確かにあったのだ
情熱の煌めきが…

惑星は燃えている
魂の情熱を纏って
この宇宙の片隅に
熱い熱い生命は居た

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