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オンラインサロン「作曲研究室」を始めた理由

はじめまして、作曲家の吉田卓矢です。

今はフリーランスの作曲家として楽曲提供をしたり、キーボード演奏の仕事をしたり、小学校の音楽家講師をしたりしています。そして、ちょうど3年前からオンラインサロン「作曲研究室」を運営しています。

当時はオンラインサロンというのが何となく怪しいものだと認識されていたように思います(もしかしたら今もそうかもしれません)が、2018年の3月ごろ、DMM.comでオンラインサロンの開設募集をしていたので勢いで開設してしまいました。

打ち合わせのためにDMM本社に呼ばれたのですが、六本木の高層ビルに入り、QRコードみたいなやつをゲートにかざし、エレベーターでは耳抜きをして、ディズニーのアトラクション前にあるような通路を通って会議室に行った時はかなりソワソワしていたと思います。待っている間に出してもらったオレンジジュースは美味しかったです。

閑話休題、その当時僕は25歳で大学院を出て2年目、フリーランスとしての華々しい生活が待っているかと思いきや、仕事を思うように見つけられず無限にも思える支払い地獄に巻き込まれていました。その時から今の港区の家に引っ越していたので、家賃もかなりの負担でした。

生きるのに必死で、曲なんか作っている余裕はありませんでした。経験も人脈もない中「どうやったらお金を作れるか」ということばかり考えていました。そんなことを悟られないように昼間は3日だけ小学校で授業をしていましたが、改めて、我ながらよく乗り切ったなと思います。

金銭的な面でもそうでしたが、単に音楽について話す機会も減ってしまいました。大学の時は周りで楽器をやっている人ばかりでしたが、社会人になるとそういう訳にもいきません。仕事のストレスや理不尽に耐えて平日を乗り越えても、土日は寝て終わって楽器を触る気力さえない、ということもあると思います。

歳を重ねるにつれて(音楽で食べていくのは厳しいという世間の言葉も相まって)音楽から離れる人が増えるのも納得出来ました。音楽関係に進もうと思っていた僕でも、大学の時に所属していた軽音サークルOB・OGライブくらいしか当時はやっていなかったと思います。

「きっと周りにも似た境遇で音楽から離れてしまう人がいるのではないか、せめて日常的に音楽の話だけでもできる環境を作れたら」と思って作ったのが、この「作曲研究室」です。

作曲と銘打ったものの、必ずしも作曲だけをする方に入ってほしいとは思っていません。楽器を演奏する方、楽譜を出版している方、音楽評論をしている方など、音楽に関わる方々と広い視点で交流ができたらと思っています。参加されている方同士で、自然発生的に新しい企画が立ち上がったらサロンも盛り上がるだろうな、とも思います。

もちろん、そういう環境を覗いてみたいというだけでも大丈夫なので、ぜひ無料体験期間をご利用いただけたらと思います。

→オンラインサロン「作曲研究室」の紹介ページへ


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