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オーナーの専門分野と苦手なこと

こんにちは、作曲家の吉田卓矢です。

オンラインサロン「作曲研究室」のオーナーとして動いて早三年、これまでに色々なサロンメンバーと交流してきました。その中でたまに「吉田さんはこれまでどんなことを学んできたんですか?」と聞かれることがあったのですが、広く浅く勉強してきた(=飽きっぽい)せいで簡単に説明することができず、何となく濁してきていました。せっかくの機会なので一旦noteにまとめておこうと思います。


よく説明するのは「大学と大学院で電子音響音楽の研究をしていた」ということです。検索すると難しい内容が多く出てくると思いますが、この分野は「クラシック音楽の延長線上にある前衛的な電子音楽」くらいのイメージで良いと思います。実際、現代音楽とも時代的にぶつかるので、過激な響きを使った作品なども多くあります。電子音響音楽の記念碑的な作品をいくつか紹介しておきたいと思います。

・録音素材を切り貼りして作るミュジーク・コンクレートの作品

・電子音を使う電子音楽作品

Maxなどのソフトウェアを用いたインタラクティブな音楽

僕は楽器の音を録音して加工して曲を組み立てたり、その音源と合わせて楽器の演奏をしたり、ということをしていました。ただ同じようなことを研究している人が周りにあまり居なかったので、国立音楽大学のコンピューター音楽研究室にお邪魔させてもらっていた時期もあります。

電子音響音楽の研究こそしていましたが、好んで複雑な響きの曲を聴くことは多くなく、むしろ落ち着いたアンビエント系の曲を聴くことが多かったです。せっかくなので、かつて作った僕の最高傑作を貼っておきます。


大学では他にもクラシックの勉強をしていました。ただ、バッハやベートーヴェンのような厳格で硬い響きの音楽よりも、近代フランス音楽の色彩的で柔らかい響きの曲を好んで分析したり演奏したりしていました。

フランス音楽でよく使われる2度・4度・6度の響きが好きすぎるあまりに、それだけで曲を作ったことがあります。自作自演の動画を貼っておきます。


また専門というほどではないですが、軽音サークルでバンド活動をしていました。キーボードが無い曲の演奏を任されることが多かったので適当にオルガンとかストリングスで入ったり、たまにオリジナルの曲を作るバンドにも入ったりしていました。コピーするなら最初からキーボードパートがある東京事変が好きです。


苦手なことも書いておきますが、実は吹奏楽器の経験は全くありません。吹奏楽用に編曲をしたり指導をするのは無理ではないですが、あまり機会に恵まれなかった感はあります。また、DTMもあまり得意ではありません。大学ではクラシック音楽の授業しかなかったので、友達に教わりながら探り探り勉強してきた感じです。

オンラインサロンは自分の専門分野のプレゼンをしてもらうのはもちろんで、苦手な部分を補い合えるような環境になれば良いとも思っています。他分野の方が入ってくるとサロンも盛り上がりますので、ぜひ無料期間をご利用して中を覗いてもらえたらと思っています。

→オンラインサロン「作曲研究室」の紹介ページへ

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