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「一緒にメタバースをつくりましょう」──アバター制限解放にOculus Quest2対応、オリジナルアバター作成機能、乗り物機能など大規模アップデートの発表多数!『Clusterカンファレンス - メタバースを再定義する -』イベントレポート

2021年11月1日、国内最大級のメタバースプラットフォームを運営するクラスター株式会社は『Clusterカンファレンス - メタバースを再定義する -』を開催しました。

コロナ禍でリアルに集まる体験が制限される状況が続く中、仮想世界「メタバース」という概念が注目を集めています。その一方で、その定義や従来のインターネットサービスとの違いが曖昧なまま言葉だけが先行し、普及し始めている状況があります。

そこで、これまで仮想世界・VR業界を黎明期から牽引してきた国内最大級のメタバースプラットフォームである「cluster」が、改めて日本社会における「メタバース」の再定義を目指して、大規模アップデート発表を行いました!
本記事では、その内容をレポートします。

オリジナル会場とclusterの歩みを紹介するクリエイティブを新規に制作

今回はカンファレンスに合わせてオリジナル会場を制作。
多くの人が来場し、clusterへの注目度を改めて知る機会となりました。

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開場まではこれまでのclusterの歴史を知っていただくため、これまでcluserで行われたイベントの様子をまとめた動画を作成。
昔から知るユーザーは懐かしさを、新しいユーザーはこれまでの歩みを改めて知っていただく機会となりました。

また、これまでのClusterカンファレンスの歩みは昔からのclusterユーザーであるるーしっどさんがまとめてくださっているので、興味ある方はぜひこちらもご覧ください。


メタバースを再定義する

いよいよカンファレンスが開演。カウントダウン動画が流れ、来場したユーザーの期待も高まっていました。

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カウントダウンが終わると、プロペラ音がどこからともなく...
天井が崩れ、ヘリコプターが登場!

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そのままヘリコプターがステージに降り立つと、クラスター社CEOの加藤が登場!

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昨今世間を賑わす「メタバース」。ただ、それがどういうものなのか「メタバース」の定義については日々さまざまな場所で議論が行われています。

CEO加藤は、尊敬する物理学者リチャード・フィリップス・ファインマンの「私が自分でつくれないものは私が本当の意味で理解していないものだ」という言葉を引用し、

「メタバース」の定義はまだ誰にも分からないなら「僕らがメタバースを再定義すればいい」
「その時に重要なことは「僕ら」とはclusterにいるあらゆるユーザーのことです」

と語り、カンファレンスがスタートしました。

大規模アップデート──「一緒にメタバースをつくるために」

これまでのClusterカンファレンス同様、今回のカンファレンスではさまざまな大規模アップデートを発表。

2020年3月の「大加速祭」では「ソーシャル・ファースト」が掲げられ、コミュニケーションができるプラットフォームとしての加速を続けてきましたが、今回は「一緒にメタバースをつくりたい」と冒頭に加藤が語ったように、clusterにいるあらゆるユーザーがより楽しめるようになるためのアップデートが発表されました。

乗り物機能|11/1の週リリース予定

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clusterでは「Cluster Creator Kit」を使用して、自分だけのワールドをつくることができます。そのCreator Kitの新機能として「乗り物機能」が登場!
デモとして、会場にはバイクを乗り回すスワンマン(クラスター社員)が出現。

この「乗り物機能」はバイクや車などの文字通りの乗り物をつくることができますが、椅子やブランコなどもつくることができます
リアルでは当たり前にできる「座る」という動作、それがcluster内でもできるようになったことで、よりワールドの表現力も高まることが期待されます。
会場には椅子が出現し、その座り心地がユーザーにも早速体験されていました。

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「乗り物機能」についてはCluster Creators Kitのアップデートをもう少しお待ちください!

プライベート・パーティサーバー|11/1リリース

次の発表はプライベート・パーティサーバーです。
clusterのワールドのサーバーの種類が増えました。

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これまでのclusterはすべてのワールドがパブリック。リアルの世界で言えば「公共空間」しかない状況でした。

時には友達同士で遊びたい...、パブリックな場所しかないと、その日の気分に適したグラデーショナルなコミュニケーションも難しい。
今回のアップデートで登場したプライベート・パーティサーバーは、設定によって来れる人を限定できる機能です。

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新しいフレンドに出会える可能性が広がるパーティサーバー、招待した人とだけ気軽に過ごせるプライベートサーバーが登場して、clusterの楽しみ方が広がります!

こちらは11/1のリリースから使えるようになりました。

アバター制限突破|11月末リリース予定

今回の大規模アップデート発表の中でも、特に話題になった内容のひとつである「アバター制限突破」。
これまでclusterに来ていた人はこの画面を見たことあるかもしれません。

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clusterはスマホからも来れるメタバースですが、それを実現するためにclusterに来ることができるアバターへ制限をかけなければなりませんでした。

今回はその制限を取り外すことで、誰でもclusterに気軽に来れるようになる世界を目指していきます。

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これらのアバター制限については、2021年11月末~12月末に仕様を変更し制限を撤廃する予定です。また、付随して描画負荷のオプション等の機能を提供予定です。

AvatarMaker|11/1リリース

clusterに来る時に最も重要な要素のひとつとなるのが「アバター」です。
アバターの制限が解放されたとしても、アバターをつくることやアップロードすることはまだまだ高度な技術が必要となります。

そこで、cluster内(スマホ・PC・VR版)でオリジナルアバターをつくることができる新機能「AvatarMaker」をリリースしました。

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AvatarMakerは11/1のリリースから使えるようになっています。
clusterのホームワールドの鏡から起動できる機能で、ベースとなるアバターに対して服や髪型、顔などのパーツのカスタマイズを行うことができます。

今後はカスタマイズできるパーツを増やしていく予定です。

また、将来的にはユーザーがアバターの素体部分や服、アクセサリーを出品したりできるようにすることで、clusterの中だけでアバターのカスタマイズができる世界観を目指すことが加藤から語られました。

ワールドクラフト|12月下旬リリース予定

アバターと同じくらいメタバースに欠かせない要素が「ワールド」です。

clusterでは「AvatarMaker」と同じようにcluster内でワールドをつくることができる機能「ワールドクラフト」の開発も絶賛進行中です。
cluster内でフレンドと遊びながらワールドを創造できる体験、そこからどんなワールドが生まれてくるか今から楽しみですね。

Oculus Quest2対応|11/1の週リリース予定

数々の大規模アップデートがひと段落し、イベント終了と思いきや、CEO加藤から「みなさん、物足りないなと思っていませんか?」と。

突如、動画が流れ、そこには「ADDED SUPPORT FOR OCULUS QUEST2」の文字が。

clusterはPC、スマホとこれまでさまざまなプラットフォームに対応してきましたが、遂にOculus Quest2に対応する予定です!

Quest2でclusterに入れるのは今週末からの予定です。まずはOculus公式が提供しているストア外の配信システム「App Lab」からの提供となりますが、今後はストアへの掲載も目指しています。

VR版で入るためにPCが必要なくなり、より気軽にclusterに来れるようになったので、対応開始されたら、ぜひclusterに来てみてください。

Cluster Metaverse Lab設立

舞台展開がされ、最後は「Cluster Metaverse Lab」設立の発表!

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CEO加藤が目指す「人類を質量から解放し、潜在能力を最大限まで引き出す」という目標に向けて、「メタバース」が秘める可能性を探索し、真の価値創造を図るための取り組みです。

協力研究室を迎え、研究を進めていきます。
研究員募集も開始したので、興味のある方はぜひご応募ください!


発表は以上となります。
1時間あまりの短い時間でしたが、数々の大規模アップデートを発表できたとともに、ユーザーの皆さんから色々な声をいただき、貴重な時間となりました。

大規模アップデートで発表された機能の実装に向け、引き続き加速していきますので、今後ともclusterをどうぞよろしくお願いいたします!