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息子がひとつ成長するたびに、感動とさみしさが同時に来る。

昨日は父方の祖父の命日ということもあり、夕飯は実家で。

70歳で定年退職をした父は、なんとそれ以降の家事を母からバトンタッチで受け取り、毎日の食事作りも担当している。だから昨夜のごはんも父作。

これまでなら、わたしの自転車の後ろに乗るか、一緒に歩いて向かっていた息子だけど、なんと…とうとう…実家まで自分のチャリをこいで行ったーー!

「じいじとばあばのとこまでチャリで行く!」というのが彼の目標で、先月の終わりくらいに自転車に乗れるようになってからも、コツコツ練習を続けていた。

大阪=自転車の街というくらい、街中はチャリであふれている。チャリだけならまだしも、歩行者はいる、車も出てくる、そんなカオスな公道を走るには息子のヨチヨチな運転技術では心もとなくて…。

(わたしもここに引っ越してからかなり久しぶりに自転車に乗るようになったのだけど、最初はもう、この入り乱れた道をどう進めばいいんや!と困惑したもの。実家があった場所は山を切り開いた住宅地だったから、猛烈に急な坂だらけ。チャリで移動する人が皆無。みんな車かバスだった)

広場→ちょっとだけ公道を走ってみる→家まで帰ってみる…と徐々に距離を伸ばしていき、昨日ようやく達成!

その時の彼の笑顔ったら、本当に嬉しそうで。



去年はまだ「ストライダーの方がいい」と、3歳からずっと乗っているもう小さくなったストライダーでビュンビュン走ってたのに。



保育園に入りたての頃はこんな風に自転車の前にちんまりおさまっていた。どんどん大きくなって年少クラスから後ろの席に座らせて、卒園して、入学して2年生になって。とうとう自分で自転車に乗れちゃうのかぁ…

息子がひとつ成長するたびに、感動とさみしさが同時に来る。

もう実家に行く時は自分でこいで行くだろうし、えええもう終わり?自転車に一緒に乗るの、もう終わりかぁ…。あっという間すぎる!!正直、さみしくてたまらないーー!

こうしてひとつひとつ手が離れていって、気づけば大人になっているんだろうな。10年後にはもう18歳だもんな…成人やん。

正直、息子に怒ったり、嫌になったりもすることもたくさんある。でも、こういう節目が来ると、いかに儚くて短い貴重な経験をしているのかと気づかされる。

そんなセンチメンタルとともに生きている子育ての日々です。

我が家はひとりっ子だから、全てが初めてで、同時に最後。焼き付けておかねば。

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