知らないとヤバい⁉相談する相手選びが重要になる3つのポイント
退職代行のニュースから見えてくること
退職代行のニュースが各時間帯でヘビーローテーションされている。
退職代行を使う人は、新卒や第二新卒が多いといわれているが、最近では40代、50代も利用が増えてきている。
毎年40万人ぐらいの学生が新卒として入社をする。
3年間で120万人ぐらいになる。
120万人のうち3割が転職をしていく。
36万人が3年以内に転職をしている。
退職代行を使うのは、そのうちの数パーセント。
36万人の3%となると約1万人ぐらいである。
これは50年間変わっていない少子高齢化が進んだことにより、労働者不足が慢性的に起きている。
そして、日経平均株価が8000円から3万5千円になったこともあり、30年横ばいだった賃金が5~7%アップしたことによって買い手市場から売り手市場に変化している。
タイミングによって給与の逆転現象が起きているのも事実である。
ジョブ型への移行などもあり、企業が新卒採用に力を入れて集めることになっている。
売り手市場になったこともあり、福利厚生で複業、副業の推進があったり、美容代補助、書籍代補助、ランチ代補助などいろいろなオプションがついて、会社の独自性を出すことに必死になっている。
いい意味で会社を利用する時代へ
毎年3月1日になると新卒採用について選考解禁される。
就職活動をする学生さんの9割はほぼ会社のブランドで選んでしまっている。
人手不足ということもあり、人材の青田買いをする企業が増えてきており、解禁日で約4割の学生が内定を獲得している状況というのも異常です。
よりより内定先を探しているのは事実であり、その答えに対して不安があるから、内定を獲得後も就職活動を続けている。
新卒入社というゴールデンカードを最大限に使いたいという学生もいれば、もてるため、社会的ステータスを得るために就職活動をしている学生もいる。
内定をもらったからゴールではなく、内定をもらったことで大海原でのレースについての出場権を得ただけである。
大海原に出たら理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームに巻き込まれることになり、才能をつぶされたり、梯子を外されたり、容赦ない攻撃をしかけてくる。
転職をすることが当たり前になったとはいえ、他者評価と自己評価が乖離していると転職先でも苦労をしますし、社内に残るにしても働かないおっさんになってしまうことになるでしょう。
就職した会社で転職をすることなく、定年を迎えることはほとんどありません。
転職をすることが当たり前になるのですが、スキルのリセットになる転職とそうでない転職では雲泥の差になってしまう時代です。
中長期的なキャリアからの逆算が必要
転職をする人がいっている転職理由については、人間関係、給与水準の安さ、長時間労働の3つの理由に注目をあびる形になってしまうのですが、中長期的なキャリアから逆算して経験を積む、実績を積むというのはあまり考えられていません。
自分の時間と労力を投資するわけですから、自分が成長できる環境を求めていくことになります。
成功体験が通用する時代ではなく、少しずつ変化をしながら長く細く生きていく時代になっています。
そのためには、30歳、40歳、50歳というように10年周期でキャリアについて考えて、この時代にはこういう仕事をしていたいというイメージをすることが必要になります。
そのイメージができたら、5年、3年、1年、6か月と目標を細かく設定をしていくことが必要になります。
よく、やりたいことをやろう!という風潮になっていますが、年齢を言い訳にして、自分自身にブレーキをかける人については、本業でコツコツと安い給料で頑張ってくださいとしか言えない。
やりたいことがあるから、今こういうことをやっていますと発信をして、自分の周りにいる半径5メートルの人たちを幸せにして、幸福度を上げることができるようになれば、点から線になりかけている。
そのためには中長期的なキャリアから逆算をして、今やらなきゃいけないことを洗い出して、そのことに対して一生懸命にやっている結果につながってくる。
副業解禁=低年収、長時間労働、歪な人間関係
岸田内閣が発足したときには、令和版所得倍増計画をぶち上げていましたが、今度の選挙が近づくと、タンス預金といわれている100兆円に対して、投資をすることで所得倍増計画に変更をされた。
ここから考えられる仮説は、経団連や企業の組織票が自民党に流れるためには、敵に回すことができないからだ。
賃金アップをして、ボーナスを増やすことについては、企業の内部留保がコロナショックでなくなってしまった企業からは、猛反対をされることが見えている。
労働人口の減少と少子高齢化が進んで、沈む日本ともいわれている。
平均賃金が30年間横ばいになり、実質賃金は年々目減りをしており、物価高などが重なり、日本は一億総中流社会から一億総下流社会へと変貌し始めている。
企業としては副業を解禁することによって、賃金アップを抑えることができるようになり、内部留保をためるチャンスにもなっていく。
メリットとしては稼ぐことでビジネス全体を理解することができるようになり、本業に還元をしてもらうということも言われているけど、本当の理由については触れられていないから不思議である。
会社についても代謝制度が出来上がっている会社にとっては、ある程度の新陳代謝が行われて、機能改善もできるようになっている。
離職率が低い会社については、出世待ちが大手企業並みに大きくなり、いつまでたっても平社員でいる可能性も高い。
ウエットな人間関係によって、疲弊をしてしまうかもしれません。
ボーナスについてはここ数年はゼロ回答が当たり前になりますが、企業の収益が改善して、内部留保がたまってきたら、ボーナス還元もあるだろう。
これからの時代は平時の時に自己マーケティング
キャリアをイメージする時にいつもの話をしていることがあります。
就職、転職をする会社で誰とどういう仕事をしていくのか?ということです。
会社の規模や年収などに目が行きがちですが、実はどんな仕事をして、どんな経験をしてきて、今後どうなりたいのかを考えてほしい。
過去、現在、未来をつないだ時に、あなたのやりたいこと、できること、やらなきゃいけないことがどんどん出てきます。
電車やバスなど公共交通機関にも行先があり、始発や終点があるように、キャリアについても目的地が決まっているから最短距離で向かうことができるようになります。
モヤキャリでは目的地を決めて、最短距離で向かうことはもちろんですが、それがのちのあなたのキャリアとしてプラスされることになるでしょう。
モヤキャリで不測の時代に備えてほしい
転職しようがしまいが、自分がどの看板を背負うのか?
どの看板を背負ったほうが自分のやりたいことができるのか?
ここを真摯に考えるべきです。
考える問いはシンプルなんです。
『自分は今、やりたいことができているか?』
この問いに対してYESといえるならば素晴らしいことです。
そのまま行きましょう。
NOならば、これはすぐに準備に入らなくちゃいけない。
今の仕事が順調でも関係ない。
その順調さは自分が「強く、賢いもの」だから生まれているだけであって、変化に対応できているとは到底言えない。
やりたいことは言葉に定義しなくちゃいけない。
その言葉は、力強く、人を巻き込むパワーがある。
だからパンチが効いてて、切れ味があり、ワンフレーズで覚えられる聞きやすさがあるもの。
だから人々の注目を集め、期待値が高まる。
自分のやりたいことを明確にできる人はいつの時代も、どんな変化が起きても大丈夫です。
だって、その言葉に人々が注目し、リソースが集まってくるから。
これが一番変化に対応しやすい形です。
環境がどんなに変化しても自分のやりたいことが明確であれば、変化に対応できると思っています。
『自分は今、やりたいことができているか?』
これを言葉にできているか。
つかみになっているか?
構想を話しただけで「面白そう」って言われているか?
お金を払ってもらえるものになっているか?
キャリア相談は平穏無事な時にやっておこう!
キャリア相談って転職の時に考えるものじゃなくて日常なんですよね。
相談する相手選びが重要!
相談する際の「相手選び」はめっちゃ大切。本気のアドバイスを求めるなら「その領域のプロ」や「有識者」に相談するのが一番。
なんちゃってコンサルタントがいたり、なんちゃってアドバイザーが多い。
HPやGoogle先生で調べればわかるような、 薄っぺらいことをいう人たちが増えている。
蛇の道は蛇とか、餅は餅屋っていう言葉があるように、 いろいろと細かいことまで知っている。
メリット、デメリットはもちろん、業界の成長性もわかる。
どんなにすごい人でも、どれだけ尊敬している人でも、 その道に精通していなければ、有益なアドバイスはできない。
だから「本当に相談すべき相手」はちゃんと見極めよう。
無料だから、有料だからといってもなんちゃってプロは存在しています。
30万円の高額商品もあれば、数千円程度の商品まで幅広く、いろいろなプラットフォームにあがっています。
プラットフォームに並んでいるものを見ていくと、価格帯が安いものであったり、ちょっとした評価で買ってしまう傾向がある。
自分自身の選択というより、他人の意見に流されているのが特徴である。
自分自身で決めることができるようにならないといけない。
100人いれば100通りのキャリアがある
SNSを見ると退職エントリーであったり、フリーランスになっている人の記事を見ていると、「自分も転職しなきゃ」という気持ちになって、10月の転職市場がざわついてくる季節です。
価値観が多様化する現代、昔と比べて私たちの働き方も随分と変わってきました。
「ワークライフバランス」という言葉が世に出て久しいですが、自由に生き生きと暮らすために、あたらしい働き方を模索する人も増えています。
自分らしい働き方はなんなのか、自分が働く意味はなんなのか、と自問自答していくことになります。
そうすると隣の芝生は青く見えるではありませんが、転職をしようかなぁ、という人も最近では多くなりました。
時代と共に働き方も変われば考え方も変わってきますが、ほとんどの人はアップデートできずに自分の価値観を押し付けてしまう人もいます。
柔軟な発想と謙虚さが必要な時代になっています。
幸せの価値観は人によって異なるものですし、自分が正解だと感じた道を進むことが必要です。
40歳過ぎて出世レースから脱落したとき、独立をしようとしても遅いかもしれません。
定年を迎えてから、シニア起業をして成功をする保証はどこにもありません。
常に自分のキャリアを考えながら、いつまでに何をするのか、どうなるのかということを考えていく時代へシフトチェンジしています。
lifeShiftからlifedesignの時代へ突入をしているのです。
過去の常識が今の非常識になっていることも多くあるので、常にアップデートをしていないと置いてけぼりになってしまう。
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