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実は公務員を退職してました

退職にいたるまで

3月末での退職

 前のブログが1月頭ということで、かれこれ4ヶ月以上も間を空いてしまった。突然だが表題のとおり、地方公務員を退職した。2月下旬育休から復職して1ヶ月ほどたち、3月末での退職である。
 このブログでもずっと書いてきたが、ここ一年で精神的に疲弊しており、仕事以外のことが考えられなくなっていた。自分より若手が活躍している姿をみて、定年退職まで納得しながら働き続ける自信がなくなっていた。特にもともと対人関係、特に組織での仕事に苦手意識を感じていたので、であれば極力、自営業でできる仕事はないかと考えるようになっていた。

退職についての妻からの提案、というか説得

 しかし、とはいっても育休前はまさか自分が3月で退職するということは考えていなかった。さらにいえば、復職後に所属長に退職の意向を伝えるまで、実際に何月に辞めるかは直前まで決められなかった。
 退職については妻の後押しが大きかった。精神的に疲弊する僕を見ながら、「これ以上仕事を続けるのは君にとってためにならないし、自分(妻)も苦しい。いっそのこと辞めたほうがいい。」と説得を受けた。収入面では当面は妻がメインで賄うとし、今年度は僕は妻の扶養に入ることとなった。つくづく、妻には感謝しかない。
 育児休暇で精神的にほっとしていると、自分がどれだけ仕事のために心をすり減らしていたか、またそのためにたくさん時間を消費したかを痛感した。もちろん今後の仕事の不安はあったのだが、それ以上に今は自分を冷静に見つめ、やりたいと思ったことをやり、納得いく人生を歩みたいと思って決断した。

退職するまでの残りの一ヶ月

 退職までの残りの一ヶ月は気持ちが不安定だった。退職を公言した直後の休日は長年の重圧からの開放感でものすごく高いテンションだったが、退職した後の収入諸々の不安からか、日曜夜は全く眠れなかった。その後も寝れない日が何度か続いた。
 しかし、自分の未来についてやりたいことなどを整理しながら、できり限り情報収集していくことで除々に落ち着いていった。

仕事を辞めて一ヶ月経っての印象

今後の仕事に向けての準備期間

 退職して1ヶ月以上経つ。この間、自分が納得して働く方法を模索していた。もともと公務員時代にできなかった希望の働き方として、1 ものづくりができること 2 体を動かすことができる 3 極力自営業であること  
を目標にどんな働き方があるかを検討していた。今興味をもっているのは農業だ。4月は島根県の2つの自治体に行き、農業体験をおこなったり、農業生産者の話を聞いてきた。地元の周辺でも知り合いで農業を営んでいる人との接点を作り、除々に農業についての理解を深めようとしている。
 しかし、農業の実態を調べるうち、専業としての経営の厳しさを感じている。現在はもう一つ興味ある分野として在宅ワークを検討しており、手始めとしてWebライターのスクールに入会し、勉強を続けている。今後フリーランス一本でしぼるのか、もしくはどこかに雇用されるのかやり方は定めていないが、2つの仕事を軸にできるよう動いている。

この先の不安より眼の前の安堵感

 正直仕事を辞めた後の一ヶ月、自分はもっと焦っていると思っていた。通常転職先を見つけたうえで仕事は辞めるもので、キャリアを投げ捨てるのは大きなかけだ。しかし、自分は想像以上に落ち着いている。というよりも呑気に構えている。収入面では大きく不利になるような退職だが、改めて自分が今どのように生きたいか、余裕をもって考えられることに意義を感じている。昨年周囲には繰り返し不調を訴えていたこともあるのか、友人や親族も退職については驚かれず、むしろ応援を後押しする声が大きい。

子育て諸々

 自宅にいる時間が大きいため、子供といる時間が長いことも、精神的には大きい。正直育休中の妻と比べて、子育てそのものにかける時間は少ないのが現状だが、沐浴は主に僕が担当していたり、節目節目で子供の世話をして、成長を見届けられるのいが、今の僕にとって精神安定剤になっている。

今後の目標

農業&在宅ワーク

 当初は農業&在宅ワークを、時間配分として半々で検討していたが、生産者や役場職員の話を聞くうちに、どっちつかずになるのはよくないという意見を聞いた。また、農業には繁忙期、農閑期があり、継続案件の受注が必要な在宅ワークとのバランスがうまくいかないのではと懸念がある。当面の仕事の軸は在宅ワークにするために動くこととして、農業については1年〜2年どこかで研修&農業体験を受けながら、農地の確保策について検討していきたいと思っている。農地については一番ベストなのが農地付き物件を賃貸で借りることだが、もちろん都合よくいくわけではないので、市民農園を借りる等のことも検討したい。


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