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【3/30】明治学院大学 VS埼玉西武三軍【試合観戦記】

こんちゃ!本日は三軍戦の開幕ゲームを現地観戦に行ってきました。先日のインタビューによると今年は70試合程度の開催を見込んでいるそうですね。普段は「やれセイバーだ指標だ」冷たい野球観に支配されてる私ですがせっかく現地観戦したわけですから今回は個人の主観と感想を存分に盛り込んだnoteを作成したいと思います。それぞれ選手の写真も撮りましたが私の技術不足かつiPhoneクオリティで到底皆様にお見せできるレベルにないので今回は割愛させていただきます。

私の撮った写真の一例

スタメン

1番 LF 古川雄大
2番 RF モンテル
3番 3B 平沼翔太
4番 1B 村田怜音
5番 DH 鈴木将平
6番 C 野田海人
7番 SS 川野涼多
8番 2B 野村和輝
9番 CF ジョセフ
P 上間永遠


ベンチ入り野手(目測): 金子功児、谷口朝陽

二軍の仙台遠征に帯同していないはずの牧野翔矢の姿が今日はありませんでした。私の見落としかもしれませんが元々怪我がちの選手ですので気がかりですね。

試合結果

https://www.seibulions.jp/cmn/items/farm_third/2024score/pdf_240330_score.pdf

明治学院大学との対戦となった2024年最初の三軍戦。結果は4-2で初陣を勝利で飾りました。ここから先は出場した選手の所感などをつらつらと書いていこうと思います。

投手陣

上間永遠

5回90球2被安打8奪三振3四球1失点

今日の先発は一軍で先発投手経験もある上間。速球は常時143キロ前後でMAXは146キロ?程度だった。今日投げたカットボール、カーブ、シンカーはどのボールも精度が高く特にカットボールで空振り、ファールを多く奪った。今日投げた5人の投手の中では最も二軍昇格に近そう。2021年に受けたトミー・ジョン手術以降制球に苦しむシーンも多々見られたが今日は全体的にまとまっていました。

三浦大輝

1回15球1被安打1死球1失点

2番手でマウンドに上がったのは今季が2年目育成の三浦。先頭にいきなり死球を当ててその後も制球は暴れ気味。2アウト取ってから5番打者にセンターオーバーのタイムリーツーベースを打たれた。二軍昇格までは現状まだ遠いか。

シンクレア

1回15球0被安打1奪三振1四球無失点

3番手は徳島インディゴソックスから入団したシンクレア。実際に投球を見るのは今日が初めてです。常時140キロ前後の速球(ツーシーム?)とスライダーが投球の軸。チェンジアップ?系のボールも1球投じたように見えたがゾーンから大きく外れた。制球はアバウトですがゾーン内に適度に散らばる程度で四球を連発するようなことはなさそう。

伊藤翔

1回14球1被安打1奪三振0四球無失点

4番手の伊藤は無難な投球。速球が常時142キロ前後で手術前と比べて球速が落ちたか?

宮澤太成

1回13球0被安打1奪三振0四球無失点

最終回のマウンドに上がったのはシンクレアと徳島インディゴソックス、ライオンズでも同期になる宮澤。140キロ中盤の速球とフォークのほぼツーピッチ。オープン戦の登板機会ではボールが暴れたが今日はある程度ゾーン内に収まっていた。


野手陣

1番 レフト 古川雄大

四球 左ヒット 四球 中フライ中フライ

1安打、2四球でリードオフマンの仕事を完遂。二度の凡退も強い当たりのセンターフライで成長を確認。しかしランナーとして塁上飛び出しと牽制死で二度走塁死をしてしまったのは反省。

2番 ライト モンテル

死球 二フライ 右フライ 中ヒット

オープン戦では最終盤まで一軍に帯同していたモンテルが三軍戦に出場。初回に左肩付近に死球を受けた時は手当が長引いたがその直後に二盗をヘッドスライディングで成功させ不安を払拭させた。第4打席のヒットは上手く拾ったような形だった。

3番 サード 平沼翔太

左フライ 中犠飛 遊エラー

キャンプ初日に脚を痛めた平沼が三軍戦で実戦復帰。いずれの打席もファーストストライクには手を出さないいつも通りの慎重なアプローチ。1、2打席はしっかり打球を外野まで運び、3打席目の遊エラーもライナー性の強い当たりでした。サード守備も無難にこなし今日のプレーを見る限り脚に不安なし。今後患部に異常がなければ二軍合流は早そう。

(6回表から)平沼 → ショート 金子功児

右線ツーベース

埼玉武蔵ヒートベアーズから加入の育成ルーキー。キャンプは故障班で過ごし今日が復帰戦にしてプロ対外試合です。6回の守備から登場し初仕事は7回一塁ランナーモンテルの場面でランエンドヒット。引っ張った打球はライト線に落ち打点付きのヒットでプロデビュー。守備でボールに触れる機会は一度だけでしたが8回に伊藤がグラブで弾いた打球に対する反応も良かったです。

4番 ファースト 村田怜音

三振 中フライ 右ヒット 三ゴロ

1安打も全体としてはあまり良いところを見られず。ストレートの平均球速が140キロに届かない地方リーグ出身なのでルーキーイヤーの今季は関東のレベルの高いアマチュア投手を相手に対戦経験を積む1年になるか。

5番 指名打者 鈴木将平

二ゴロ 死球 左ヒット 左越ツーベース

キャンプ前に肘の手術を受けた影響で平沼同様こちらも今季初実戦。凡退、死球で迎えた第3打席にサードの頭を越える「らしい」ヒットで出塁すると第4打席ではレフトの頭を越えるツーベース。格の違いを見せた。野手不足のベンチ内でもグラブは持っていなかったので本格的な復帰はまだ先になりそう。

6番 キャッチャー 野田海人

中ヒット 四球 右ヒット 中フライ

彼もまたキャンプから故障班スタートした1人で今日が今季初実戦。若手メンバーの中で個人的に最も印象に残った。ボール球を平然と見切り空振りもしない大変落ち着いたアプローチ。打球の質もライナー性で随所にセンスの高さを感じました。ブロッキングなど捕手能力も不安に感じる点はなく今後も注目したい選手です。

7番 ショート→(6回表から)セカンド 川野涼多

三振 中フライ 三振 左ヒット

育成契約に切り替わった高卒5年目の川野。同時に今季から右打席に専念しています。最初の3打席は内容も悪く心配しましたが4打席目でレフトに強い打球を飛ばしヒット。

8番 セカンド→(6回表から)サード 野村和輝

中フライ 遊ゴロ 三振 遊併殺

今日は結果を残せなかった今季2年目の野村。どの打席もやや強引に見えた。基本はサードが本職の選手だがセカンドの打球処理も無難にこなしていた。

9番 センター ジョセフ

四球 遊ゴロ 左フライ 右ヒット

今季が大卒4年目で平沼、鈴木の実績組を除くと今日の試合の野手最年長。第1打席四球を選ぶと続く古川のショート強襲のヒットで打球が転がる間に三塁に到達。過去3年の経験から来るアドバンテージもあってか他の若手野手陣よりも完成度は高い。腕の筋肉が逞しかった。

対戦相手の明治学院大学

高橋投手(右):常時140キロ前後、変化球は一通り投げる。
大西投手(左):常時140キロ前後でスライダーを多投。
上杉投手(右):常時130キロ後半でこちらも本格派といった印象。
家接投手(左):常時130キロ中盤。100キロ台のブレーキの効いたカーブが印象的。

首都大学リーグ二部に所属する明治学院大学野球部ですがNPBのファーム投手と比べて球速はどうしても劣る部分があるがどの投手も制球力は持ち合わせていてゾーン内で打ち損じを誘っていた。守備は全体的にハイレベルでエラーが記録された打球もやや厳しい判定。打線はやや迫力不足でここは埼玉西武投手陣に終始翻弄されていた。


今回のnoteは以上になります。三軍制の導入で二軍昇格に競争が生まれていますが突き上げには今日の試合に出ていた三軍選手たちの更なる躍進が必須です。また今日の試合は見られなかった杉山ら若手投手陣も気になりますね。三軍戦は映像化される機会がほとんどなく今日は彼らの現在地を把握する良い機会になりました。また現地行く機会があれば自分の日記を兼ねてnoteに残したいと思います。ほな、また。


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