見出し画像

また10kg痩せなきゃ

別の記事で書いたが、心筋梗塞の既往歴がある。
その原因になったのが糖尿病なわけだが、倒れた時にはHbA1cが12あったそうだ(ドクターがたまげてた)。
ちなみに糖尿病と診断される基準値はHbA1cが6.5以上らしい。

現在でも2ヶ月に1回病院のお世話になっているのだが、6.2まで下がっていたHbA1cの値が先日の検査で6.8に上がっていた。
原因には心当たりがある。体重の増加だ。


実のところ、わたしは生きることにそれほど固執していない。
これはうつ病の経験があって、そのうえで得た死生観だから、他の人にわかってほしいとは思わないしわかってもらえるとも思っていない。

一般の人が持っている生きたいという権利を否定しないし大抵の人はそうだろうからそれでいいと思うが、それならわたしみたいな人間には生きなくていい権利をくれ、とも思う。

飼っているネコさん(今年で18歳になる)を看取るのが飼い主としての責任だから、そこまでは生きていたい。というか生きなければいけない。
でもその後は正直なところいつ死んでも構わんかなぁ程度に思っている。
それまで命を保たせるための病院通いだ。


話が逸れた。戻そう。


実は2年前の5月から減量を始めて、16週間で11.3kg体重を落とした。
それがこの2年間ですっかり元の体重80kgに戻っていたわけで、HbA1cが上がるのも当たり前といえば当たり前だったりする。

というわけで、また減量をしないといけなくなったわけだが、あまりおすすめはしないがどうやって減量したかをnoteでも公開しておこうと思う。

少なくとも時々ネットで話題にのぼる「健康なのにGLP-1受容体作動薬を痩せ薬として使う」という不健康極まりない(というか真面目に危ないし、この薬を必要としている糖尿病の人が超困るので止めてくれ)方法よりはマシだと思う。

動画で観たい人がいるかもしれないので、動画のリンクも貼っておく。




要は 消費カロリー >摂取カロリー になればいい

考え方の根本は、消費カロリーよりも摂取カロリーを少なくすれば確実に体重は落ちるということだ。
筋肉をつけて基礎代謝を上げ運動してカロリーを消費し、食べ過ぎなければいい、と色んなところで言われているが、これが真理だ。

かといって、それができれば世話はないわけで、そう簡単にできないのはわたしもよく知っている。伊達に最大時110kgを超えてたわけじゃない(笑)
しかも心筋梗塞をやっているからそうそう運動もできない(運動できるだけの体力も筋肉もない)。


接種したカロリーの把握

ダイエットや減量がうまくいかない人は、多分これができてないんじゃないかと思ったりする。上段に書いたが、体重を落とすには摂取カロリーが消費カロリー以下になればいいわけだ。

最近はスマホのアプリで摂取カロリーを計算してくれるものが多くあるから、使いやすそうなのをスマホに入れてみるのを強くお勧めする。
多分「え? こんなにカロリー摂ってたの!?」とびっくりするんじゃないかと思う。

そんなにきっちりきっちりじゃなくていい。
ある程度アバウトでも摂取カロリーを把握できれば「今日はコレは食べないでおこう」とか「今日は食べても大丈夫だな」なんてことができる。


ちなみに56歳男性の場合、基礎代謝は1580kカロリーだが、

朝:トースト1枚+スライスチーズ1枚
昼:白ご飯1膳+即席ラーメン
晩:白ご飯1膳+豚汁

で1500kカロリーくらいになる。思ったより食べられないものだ。


脂質制限と糖質制限

ダイエットや減量というと、最近では糖質制限を挙げる人が多い。糖質に変わりやすい炭水化物(お米など)を減らす方法で、ローカーボダイエットとか言ったりもするらしい。

過去に一度やってみたことがある。
見事に失敗した。
わたしの場合、お米(炭水化物)を食べない食事は無理だった。

それに身体にたっぷりついている脂肪を落としたいわけで、肉(タンパク質と脂質)をメインに食べていくローカーボダイエットではダメな気がする。

…実際ダメだったわけだが。


一昨年やったのは脂質制限だ。わたしはこれが成功した。

揚げ物炒め物は大好きだしファーストフードもジャンクフードも好きだからかなりしんどかった。
ご飯と味噌汁と漬物・3日に1回鶏むね肉の繰り返しで、正直飽き飽きした。
でも成功した。


思うに、ダイエットや減量の方法にも向き不向きがあるんだろうと思う。

世間一般でよく行われている糖質制限が向いている人もいれば、わたしのように脂質制限が向いている人もいる。
多分そういうことだろう。向いている方をやればいい。


一汁一菜

上に書いたように、基礎代謝以下の食生活にしようとすると、一汁一菜くらいでちょうど同じくらいになる。
ご飯+味噌汁+漬物・週に1,2回タンパク質といった感じだ。

つまり、おかずがない。

これはやってみると分かるが、すごいストレスを感じる。
食べることに幸せを見出すタイプのわたしのような人間には拷問に近い。
でもこれを続けて成功して、16週で11kg体重を落とした。

栄養のバランスなんて全然考えてないから、多分栄養士の人が聞いたら烈火の如く怒るだろう。実際、薬局でこの話をしたら本気で呆れられた。


でも、江戸時代中期くらいまでの日本人は、だいたいこんな感じの食生活だったらしい。
おかずが庶民に普及したのは江戸時代後期になってからのようだ。

江戸時代の人がこの食生活で生きてきたんなら、現代だからってできない理由がない…とわたしは思う。

ただ、この食生活を続けると、いわゆる江戸患い(脚気)になるらしいので、サプリメントでビタミンを補う必要があるんじゃないかとは思う。

実際わたしもビタミンサプリメントを摂っていた。


多分イライラがすごくなると思うので

正直なところ、減量2日目の今の段階でかなりイライラしているというか、気が立っている。

多分ある程度慣れるまでの1,2ヶ月くらいはこの状態が続くと思うので、できるだけ気に障るものには触れないようにしようと思うし、目に入れないようにしようと思う。


最近特に気に触って目障りに思うのがAIという言葉だったりする。
noteを開いた時に記事がズラズラっと列んでいるが、このAIという単語が目について仕方がないのだ。
多分これは理屈でどうこうって話じゃない、気分というか感じ方というか、そういうものだと思う。


ということで。
精神の平衡を保つために、しばらくはnoteを開く回数が激減すると思う。

仕方ないことなので、ご了承いただけると助かる。




蛇足:GLP-1受容体動作薬は副作用しんどかったぞ

最初の方で書いたGLP-1受容体動作薬だが、4ヶ月飲んだことがある。
もちろん、糖尿病の治療を目的として主治医が処方箋を書いて、だ。

健康な人がダイエット目的で服用する危険性についてはネットに色々と情報がでているので割愛するとして、どういう副作用があったかを書いておく。

もちろん個人差があるらしいが。


まず、飲んでいた4ヶ月間、常に胸焼けが続いた。
吐き気は時々。飲み初めの頃は結構酷かった。

下痢と便秘が交互に来た。2,3日置きくらい。
これも飲んでいた4ヶ月間ずっと続いた。


4ヶ月飲み続けて、ドクターに「少し成分を増やす」と言われた時に「いや、真面目にしんどいからもう勘弁してください」と言って止めてもらった。
ドクターは「しんどかったんならもっと早くに電話して止めても良かったのだが…」と言っていた。

そういうことは先に言っておいてくれ…。


もしダイエット目的でGLP-1受容体動作薬を考えている人がいたら。

こんな副作用があるから(もっと酷い副作用がでることもあるらしいが)、悪いことは言わんから止めとけ。

それに、治療でどうしても飲まないといけない人の薬が足りなくなるのは本当にマズイぞ。

患者からしたら傷害罪や殺人罪とあんまり変わらんからな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?