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偉人の名言、自分の夢との向き合い方 うる星やつらノットビューティフルドリーマー

偉人の名言ってありますよね?

例えば野球選手の野村克也は「努力できる人はどんな天才にも勝る」と努力の大切さを説いています。

相田みつをは「めしを喰って静かに息をついていたら いつの間にか日が暮れて 気がついた時は墓場の中」と人生の時間の有限性について説いています。メメントモリというやつですね。


こーゆー名言って、なんだか心を打たれますよね。人生の色々な場面で励みになりますし、ハッとさせられる名言も多いです。


ただ、こういう名言ってある程度、一定の距離感を持って接することも大事だと思うんですよね。

私は夢追い人だった時期があり、名言に励まされることが多かったんです。何かを成し遂げた人の言う言葉だから信頼できるだろうと…


ただ、偉人の言葉を信頼しすぎて、ただ盲目的に自分のやりたいことをやり続けるのは違うと思うんです…


天才たちって私たちとは違うんですよ、例えば天才は発達障害の人が多いです。スタンリーキューブリックや庵野秀明のこだわりは、どう見ても視覚優位のasdですよね
何十年も努力し続けられるのはasdの特性ゆえにできることです。

環境やその時の時代、周りの人、その人の遺伝子(知能、センス) 周りの人 いわゆる偉人の成功というものは、本人の努力以外の様々な因子が複雑に絡み合って成功に至っています。

それなのに本人たちはそれを意識することなく、やれ努力だのやれ明日死ぬかもしれない今を生きろと話します。


それって、夢を諦めそうになった時には励みになりますが、同時に思考停止を促しますよね

(夢追い人が主人公の映画)


夢を追うのは結構ですが、現実的なラインというものがありますし、夢が破れることも踏まえた人生プランが必要です。
なぜなら努力すれば夢が叶うという保証を偉人たちはとってくれないからです。

一番危険なのは夢だけを追い続けて現実を見ようとしない、バックアッププランを考えない、これはハイリスクな状態です。

夢を追うあまりに就職しない、となったらもし自分の力じゃ叶わない夢だと気づいたとき、どうすればいいか サンクコストと割り切って撤退できないですよね
就職して、同時進行で夢を追うべきです。

何が言いたいかというと、バランスが大事だということです。夢を追い続けるあまり、何も考えずに家族を犠牲にしても仕事をやめるといったことをしてはいけないのです。
人生の時間は有限だ!チャレンジしないのは損!と高層ビルの間を綱渡りするのは違うと思うんです。


人は努力して勝利した物語、美談に心を動かされます。
貧乏だったジョージルーカスが努力してスターウォーズを創り出し、世の中に影響を与えた成功物語は誰もが憧れるところです。

(地獄の撮影を乗り切ってきた、スターウォーズのルーカスと、地獄の黙示録のコッポラ)


このような物語、偉人の名言、ちょっとした短文に、多くの人は人生の本質が詰まっていると思い込むのです。
ただ人生はもっと複雑で、夢を追うだけではない、努力するだけではない、逆に家族のために自分の人生があるわけでもない、金、名誉、やりたいこと、自由、ダラダラすること、努力すること、何か一つが人生じゃなくそのどれもが人生なんです。

ララランドは間違っています!

フェイブルマンズは鋭いテーマです!

自分の人生を客観的に、戦略的に、よく考えて生きましょう。


とはいっても、この話は100人中50人は納得できないところがあると思いますが


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