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詐欺まがいに遭う祖母を、ボイレコ装備だけで戦った私。

GWに帰省しなかった代わりに、訳あって今週末に帰省している。端的に言うと、祖母とお留守番。言い方を選ばないのであれば、認知症のお子守りだ。母が遠くまで(県内だけど)ライブ参戦で家を空けるので、その代わりに私が召喚された。

まあ、同じことを繰り返し言い続けるとか、すぐ忘れるとか、わけわからん解釈をするとか、そんなことが、もはやどうでもよくなるくらいの事件だった。

あ、怪しい!やばい!

(進研ゼミでやったことあるやつ!)

SNSではよく見かける「屋根の修理を装う」詐欺まがいだった。確定なことは言い切れないけど、調べれば調べるほど手口に当てはまっていて、99%詐欺だと思う。

完全にこれ😇👇


いや〜、夕方に起きたことだけど、いまでも心臓がバクバクしていて、ザワザワした気持ちが拭えない。

なぜなら、「今日が初めて起きた日」なのかわからないから。昼間は一人暮らしに見える高齢女性。洗濯物を干す、畑作業をする、散歩に行く。いままでもどこかで見られていて、ターゲティングされていたのでは?と勘繰ってしまう。祖母本人が気づかないうちに目をつけられていた可能性と、仮に祖母に話しかけたとしてもそのできごとを記憶できていない可能性(めちゃくちゃ大)がある。ゆえに、誰にも相談ができない。忘れていることが都合のいいときもあるけど。

祖母曰く、「若い者に聞かないとわからないからごめんなさいね〜って断ってるから大丈夫だよ」と、そんなボケちゃいねえよと逆ギレされたけど、なんでお年寄り(クソデカ主語失礼)は、身内よりも親切風初対面の他人を信じるんだろうな!!!特に認知症奴!!!

詳細は後述するけど、結果的に名刺をもらっただけで済んだからいい。変な契約書にサインさせられてたり、実際に屋根に上らせてたり、そうじゃないからよかったけど。もし今日が初回接触なのだとしたら、今後もっと距離を詰めてきたり、親切風に話を展開していくんだろうなと思う。あと、高齢女性は若い男性に話しかけられてテンションが上がってしまうのも良くない。最悪のコンビネーションができあがってしまう。クソデカ主語三昧でほんとに申し訳ない。


※以下、ほぼ時系列描写

リビングから外を見渡せるのだけど、道沿いに工事業者っぽい車が止まっているのが気になった。止まってるのに誰も降りてこない。祖母が畑作業のために外に出た。そしたら、我が家のほうに向かってきた(玄関先まで少し距離がある)。畑のほうで話し始めたのに、気づいたら家を見上げる位置に誘導されてた。つまるところ、屋根を指差して話してる様子が丸見えで、声は聞こえなくても明らかに怪しかった。

業者は一度車に戻り、私はリビングの窓を開けて祖母に声をかける。なんの話?って聞いても、引っ込んでろ!みたいな素ぶりをされる。戻ってくる業者が手に紙を持っていて、目が合う。反射的にやばいと思って、スマホアプリのボイスメモを起動してから玄関のドアを開ける。実家あるあるダサ部屋着+すっぴん+ボサ髪で近づいて行ったら、名刺を受け取ったところだった。

会話内容は伏せるけど、ほんの1分がめちゃくちゃ長く感じたし、お腹の底からの震えが声に伝染して自分でも謎感情だった。怒り?恐怖?悲しさ?なんだろ、言葉にできない。

でも、私が話しかけに行ったら、業者の表情が明らかに変わったから、やっぱり勘は当たってたと思う。それらしいことペラペラと説明されたけど、手口構文のまんますぎて。


取り急ぎ、これからのやることとしては、警察に相談、監視カメラの設置、名刺に書いてある電話番号の拒否かなあ。あと、ボイスメモアプリをもっとすぐ使える位置に移動させとくとか?

いや〜、ぞっとした。心労がえげつない。仮に私がいなかったとして、仮に母がいたとしてもトイレに入ってるときだったとして、とか考えてもしかたないことばかり想像を巡らせてしまう。そういうターゲティングにされてる祖母にもなんか切なくなってしまう。

断片的でしたが、意図せず家族の話を書くことになりましたね〜。ライブの余韻に浸る母に今日のこの事件を話さなきゃいけないのが、ひたすらに心苦しいよ。

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