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君たちはどう「スキル」を使うか

先日、スタジオジブリの最新作「君たちはどう生きるか」を見てきましたので、その鑑賞メモを共有します。同名の吉野源三郎の名作を端緒にした、宮崎駿の自伝的作品だそうで、従来型のマーケティング活動を行わないことでも注目されています。(メモの内容は個人の感想です)

◇どんな映画なの?
・太平洋戦時下、小学生の「真人(まひと)」が、父と2人で疎開する。
・疎開先で継母が「神隠し」に遭い、「地獄」に救いに行くことになる。
・地獄で出会った「人」たちを信じて、協力し合うことで継母を救い出す。

◇原作の吉野のメッセージはどんなものだったの?
・世界を自分中心で考えず、自分を世界の一部として捉え直してみよう。
・家庭環境などは自分では選ぶことはできない。
・しかし、どんな環境に置かれていたとしても、今持っているあなたの「力」を自分以外の人のために使いなさい。

◇吉野のメッセージを宮崎はどう生かしたの?
・観客に主人公以外の視点で鑑賞させるため、「真人」の感情表現を抑えて描いた。(自分中心からの転換)
・戦争やそれによる家族の離別、疎開の苦労などは、当時の宮崎にとってもどうしようもないことだったことを描いた。
・そんな大変な状況であっても、この時期にジブリ映画に繋がるアイデアを考えていたことを「間接的」に描いた。(時代や家庭環境は選べないが人生は選べる)
→結果的にこの時期のアイデアが数多くの名作を生み、たくさんの人の心を豊かにしている(他者貢献)


#君たちはどう生きるか #宮崎駿 #スタジオジブリ

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