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【オンラインショップ更新】特集 アンデルセン童話

こんにちは!
久しぶりのオンラインショップ更新です。
大きな催事が終わり少し落ち着いたので、毎週金曜日の更新を再開しようかと思っています。

お休みしている間もご注文をいただきありがとうございました◎
今回はアンデルセン童話を題材にした絵本を紹介します。

まずはスベン・オットー。デンマークの画家で、アンデルセンの挿絵を多数手がけたことで知られています。落ち着いた美しい画風は見覚えのある方も多いのではないでしょうか?

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次は人魚姫。有名なお話でこれまでに多くの絵本作家が絵をつけていますが、ラズロ・カルは優美で繊細な画風。詳細に描くため、原画はとても大きいのだそうです。
マーガレット・マローニーによる再話も絵本にしては少し長めでお話のディティールが省かれておらず、大人も楽しめるアンデルセン絵本だと思います。


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イメージの魔術師エロール・ル・カインが描いた雪の女王。
アンデルセン童話は若いころからたくさん読みましたが、個人的には雪の女王がいちばん好きかもしれません。
なかでもアメリカの児童文学作家ナオミ・ルイスとカインによるこの絵本は季節の描写がとても美しいです。


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シックでかわいらしい絵柄とおしゃれなデザインでファンの多いブレア・レントの絵本。
マッチ売りの少女はご存知の通り悲しいお話ですが、アンデルセン童話に共通する慈悲深さがいっそう色濃く感じられる作品でもあります。


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本のすずのスプーンから生まれた、おもちゃの兵隊のお話。
主人公は二十五人いる兄弟のうち一人だけ、足が一本しかありません。
モニカによる独創的な絵柄で、かわいらしいファンタジーの顔をした絵本ですが、ラストは思いがけなくて、絵本だからってあなどれないなあと思う作品でした。
ロマンチックだけれど感想をうまくいえないような、長編映画を観た後のような気分になります。


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続いてカラフルな作品をふたつ。
どちらもアンデルセンのなかでは日本であまり知られていない、というか、人魚姫やマッチ売りの少女など有名な作品とはテイストの面で一線を画している(とわたしは思っている)お話です。おもしろいですよ〜

ちなみに「おおきなおとしもの」はアンデルセンが三十歳の時(1836年!)週刊誌に掲載された詩を元にした創作絵本なのだそうです。


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最後は絶版(重版未定)の絵本。
挿絵を担当したイブ・スパング・オルセンはデンマークを代表するグラフィック・アーティストで、1972年の国際アンデルセン賞を受賞しています。
深みのある美しい画風が印象的で、邦訳されている絵本には重版未定の希少本も多く、わたしも読みたいけれどまだ出会えていない絵本がたくさんあります。

「小人のすむところ」は食料品屋に住み着いた小人と、詩を愛する貧乏な学生と、バターののっかったおかゆをめぐるファンタジー。へんに現実的で、数多のアンデルセン童話のなかでもとりわけ風変わりな作品だと思います。
(18世紀のデンマークに生まれ、若いころは大変な苦労をしたうえに極度の心配性で変わり者だったとされているアンデルセンがいつ頃書いた作品なのか気になって、調べたけれどわかりませんでした。詳しい方教えてください。)

ご注文はオンラインショップからどうぞ。
購入特典zine「なにかよむもの vol.2」配布しています。

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※阪神古書フェアは盛況のうちに終了しました!
たくさんのご来場ありがとうございました。

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どんな本でも査定しますので気になる方は是非一度ご相談ください。
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