Pixivで書いた桃子SSの紹介とか。

あとがきに近い雰囲気で、ネタバレにならない程度に紹介できたらいいなあとか。
去年の六月から隔月で投稿してた春夏秋冬の四作品と誕生日記念の合計五作品についてまとめています。


春のとまり

仮タイトル:永遠の花
表テーマは「高校生桃子」。
裏テーマは「『永遠の花』周防桃子ソロバージョンのMV」。

 元子役アイドルとしてブレイクした桃子は高校にテレビにお芝居に……と忙しい日々を過ごしていて、徐々に劇場から足が遠のいている。そんな中で思い出すのはアイドルとしてデビューしたばかりの小学生の頃のなんてことないある日の思い出。そんなお話。

 プロットが頭に浮かんでから、恐らく人生で初めて「書きたい」と思った二次創作。というか以前からアイマスの二次はもうやらんと決めてた(理由についてはまた今度)。
 現在(小学生)桃子と高校生桃子の物語が並行して進むのとかは書いてる最中に思いついたし、最初に考えてた流れからはがらっと雰囲気が変わったような気がする。
 女性視点で小説を書くの楽しい。
 タイトルは崇徳院の『花は根に鳥は古巣に帰るなり 春のとまりを知る人ぞなき』という和歌から。歌の解説は割愛。
 ニュアンスとしては、枝にとまった小鳥がいつ飛び立つか分からないように、いつ終わるともしれない晩春って感じかな。
 次の季節に移ろいゆく『アイドル周防桃子』という季節の物語。そんなイメージ。


真夏の悪夢はデートの合図に

仮タイトル:秘密のデート
表テーマ「子役時代の桃子」。
裏テーマは「日常のエアポケット」「風邪引いて学校休んだ日の背徳感」。

 嫌な夢を見てしまったある日の早朝、プロデューサーに間違い電話をしてしまったことから始まる小旅行。いつもとは少しだけ違う一日。そんな話。

 一本目が未来の話だったので今回は過去を、春だったから今回は夏を……と、大まかな流れだけ決めて自由に書いた。重たい話なので全体的に軽やかな雰囲気を重視してみた。が、書いてみると思った以上に重たかった。
 桃子の過去や家族についての自分なり考察があったり、とか。そういう感じの内容。
 タイトルに関して。ぱっと見Pドル(プロデューサーとアイドルが恋愛関係にあるタイプの二次創作)っぽい雰囲気があるのでタイトルとしてはイマイチな気がしている……(Pドル好きには読んでみるとPドル要素が無くてがっかりさせてしまい、Pドルが苦手な人には読んで貰いにくい)……が、恋愛関係にない男女がデートしている様子は傍から見ていると実に良いものなのだ。というか作中では誰もデートとは言ってないしね。
 ブックマーク数が100越えててめっちゃうれしい。


カタストロフと秋の空

仮タイトル:秋じぇりぽ
表テーマは「勘違い系コメディ」
裏テーマは「四人それぞれの視点で群像劇を描く」

 桃子が出演したお芝居の映像に端を発するJelly PoP Beansのお話。

 問題作。しかし、ここまで何も考えずに書いたことがあっただろうか。
『Jelly PoP Beans』で一本書いてみたかったのと……以前、他作品の二次創作で群像劇を書いていたときに出来なかった表現や場面のつなぎを思いついたのでやってみたかった。
 あと、意味のある物語を書きすぎているな、という気がしていたので反省の意味も込めてギャグに振ってみました。楽しかった。そして書き上がるのが早かった。


帰路

仮タイトル無し。
テーマは「135字」
春、夏、秋……ときて、冬の作品。冬の一字は作中に入れ込んでいます。

てなことで。
今は仕様が変わってるみたいで全文ツイッターで読めないのですが。


ためらいに揺れる

仮タイトル:揺れる藤袴
表テーマは「元子役女優の視野と子供の誠実さ」
裏テーマは「ありがとう」

 上の四季をテーマにした四作品から外れた、桃子の誕生日を祝いたくて書いたSS。
 ライブを通して「ありがとう」って言いあうことの良さを実感したので、そのことをなんとか織り込めないかと考えて書いた作品。
 たまには直球で自分の考えていることを書いてみよう……と思って筆をとってみたら、めちゃくちゃプロデューサーが説教臭くなって頭を抱えた。短めなわりに時間がかかってしまった思い出。
 11月6日の誕生花はフジバカマ。花言葉が『ためらい』なので、誕生日を軸にしつつ『ためらい』をテーマにした作品にしたかった。
 桃子のプロデューサーに対するつんけんした態度というか、「ちょっとお兄ちゃん」な感じのを書いてないな~と思って書いた……つもりでいたけど今読み返してみたら全然書けてなかった。


 本当は『春のとまり』『真夏の悪夢~』の二作品と書き下ろし二~三作品でまとめて一冊の本にしてコミケで頒布するつもりだったんだけど、そもそもコミケに落ちたり、Pixivで無償公開しようとか目論んでたらコミケ自体が無くなったりで立ち消えになってしまいまして。
 自粛期間中はとても原稿を書くようなテンションにならず、気づけば秋。
現在は個人的な原稿の締め切りに追われていて仕事と原稿で忙しく、個人的に少しアイマスから距離を置いてる状況なんですよね(油断してると四六時中考えちゃうので)。
 なのでたまにPixivを覗くと桃子SSのブクマいいね数がじわじわ伸びたりフォロワー数が増えていることに嬉しさを感じる反面、申し訳なさも感じていて。
 何か出来ないものかと思い、夏コミで書こうと思っていた後書きをネタバレにならないようにちょっと文章を変えたりしつつ、ついでの全部の作品を振り返ってみようと思い、今回筆を取らせて頂きました。

 まだ書けていない作品については、余裕があるときに少しずつ形にしていくつもりなので気長にお待ち頂ければ幸いです。
 いつもありがとうございます。

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