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脱皮直後は目立つ ヨコヅナサシガメ 成虫になる
4月26日、いつも昆虫写真を撮っている公園に出かけた。何かと忙しく,久しぶり。気温が高く、昆虫たちも元気。
ヨコヅナサシガメが集団越冬している樹木のくぼみを見てみる。真っ赤な個体を発見。とにかくよく目立つ。脱皮した直後の成虫だ。幼虫にはない白黒の翅がある。これが横綱のまわしを思わせる。時間とともに胸部も黒くなるはずだ。全体が黒光りしてきて、色は地味だが迫力のある姿になる。
周りにはまだ終令幼虫が10個体程度いるが、時間とともに脱皮していくのだろう。成虫になればいよいよ単独で獲物を狙うようになる。
脱皮直後は、体も柔らかく天敵に狙われてやすいと思う。なぜ、目立つ鮮紅色になるのだろうか。警告色?つまり天敵に警告を発している。「食べたらまずいよ!」「食べようとすると刺すよ!」という警告なのだろうか。
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ヨコヅナサシガメは、6、7月ごろに樹洞などに産卵し、20~30日で孵化。孵化した幼虫は、捕食活動を行い、12月までに5令幼虫に成長し、集団越冬する。12月末に樹木の名札の下で集団になって越冬した様子を、以前投稿している
侵入経路は不明であるが、九州では1930年代にすでに記録されており、関東には1990年代から目立つようになってきた。新潟、栃木、茨城県が分布の北限。(国立環境研究所 侵入生物データベースによる)
樹木につく、チョウやガの幼虫の体液を吸う。一時、この公園で増えたが、今はあまり見られない。餌がなくなればそれほど増えないということか。
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