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巨人とベイスターズの差


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

個々の選手の力ではなく、選手層の差が巨人との差

牧、佐野、オースティン、宮崎と打撃のタイトルホルダーが並ぶベイスターズ打線、最多勝、新人王の東、2桁2度の大貫、250セーブ間近の山崎康晃がいる投手陣。このメンツを見て、「これだけのメンバーがいてなんで優勝できないんだ?」と監督や首脳陣、フロントのせいだという意見を見ます。今の巨人のメンバーを見ると丸、岡本、坂本以外は育成出身だったり、1,2年目の選手だったりが並んでいます。外国人選手もMLBでのすごいキャリアがいる選手はいません。そんなメンバーで圧倒的にベイスターズより強いのはなぜでしょうか?これは69人の支配下選手、37人の育成選手という100人体制の巨人の選手層がなせる業です。支配下選手のうち6人が育成からの移行です。ベイスターズは支配下選手が69人と巨人と同じですが、育成選手は16人です。育成から支配下への移行は2人のみです。育成から支配下への突き上げの差がベイスターズと巨人の差でしょう。

巨人流高卒選手の育て方を見習え

巨人は高卒2年目の浅野をレギュラーに固定し、高卒2年目から先発ローテに入った戸郷がエース格です。高卒2年目だろうと使える選手はどんどん使います。入団すぐにTJ手術した堀田投手も3年目には登板しています。高卒4年目の中山も内野のレギュラーを視野に入れています。ベテランになった坂本も高卒2年目にはショートで144試合出場しています。高卒選手はじっくり育てろとか、5年は全く活躍しなくても退団させるなとかいう甘い処遇がありません。コーチも選手も「高卒ならまだ結果が出なくていいや」という甘えを巨人は許さないのです。ここがベイスターズとの大きな差です。高卒選手は、体が成長過程なので、いきなり試合に出ることは怪我のリスクが付き纏います。でも、2,3年体つくりなんて言う「ゆとり時間」を巨人は許さないことでチームの選手層を厚くしています。

終盤に来てウィック離脱

残り8試合というところでウィックが戦列離脱しました。なんらかの故障でしょう。二軍が優勝間近ということもあり、二軍からバリバリの戦力を昇格しづらいかもしれませんが、一軍のAクラスもかかっていますので、三嶋や堀岡など二軍では結果を残している選手を一軍に上げて欲しいところです。

ドラフトでは体が強い選手を獲得しろ

ベイスターズは高卒選手がなかなか芽が出ない環境にあり、そこには「ゆとり時間」の問題があるように思います。体の成長についてわかりずらい高校生のドラフト指名をやめて、大卒以上で体が強い選手だけを獲得すれば、ベイスターズも選手層が厚くなります。今季は怪我人も多く、投手陣の層が薄くなりました。25年シーズンで一軍で投げることが難しそうな手術後や怪我リハビリ選手は全部育成選手にして、使える体の強い選手を支配下に揃えることが大事でしょう。


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